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@IT > 対話型レポーティングの実現により帳票ソリューションを次のステージへ |
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WebReportCafe 2006は、高性能な帳票生成エンジン(PDF、プリンタ、画像)と、柔軟で生産性の高い開発環境を提供する。あらゆるシステムへの組み込みが可能で、ダイナミックな帳票出力を実現する。プラットフォームは、Javaと.NET両方に対応し、次世代のWebシステム案件にも対応が可能だ。また、PDF/画像(JPEG、PNGなど)形式のデータによる帳票出力およびプリンタへのダイレクト印刷を実現している。 そして、同バージョンからの特筆すべき新機能はPDFフォームおよび画像出力機能だ。画像出力機能は、非常に高速に動作するため、Ajaxで活用できる。また、PDFフォームにより、対話型レポーティングを実現できる。 ■WebReportCafeの製品構成 このような機能を実現する帳票ソリューションは4つの製品によって構成されている。帳票アプリケーション設計ツールであるWebReportCafe Designer。帳票生成コアライブラリであるWebReportCafe Engine。プログラミングレスで運用可能な帳票アプリケーションサーバであるWebReportCafe Server。そして、クライアント環境からプリンタへ直接印刷を行うライブラリWebReportCafe Print Client。
WebReportCafe Designerでは、帳票設計を簡単に行え、豊富な機能を搭載している。中心に帳票を設計・プレビューするイメージビューを置き、左ペインには帳票のオブジェクト構造を表示するツリービュー、各オブジェクトのプロパティを設定するプロパティエディタがある。 ■誰でも複雑な帳票を容易に設計可能 紙の帳票をOCRで読み取りWebReportCafe Designer上の帳票設計情報に自動的にコンバートする機能が用意されている。OCRの読み取り機能は国内最高水準を誇り、旧資産からの移行においては、抜群の生産性を実現する。 また、BMPファイルを下絵としながら帳票を設計できる「下絵機能」、1ミリの狂いもない帳票の設計を支援するグリッド線機能などが提供される。ツール内に帳票生成エンジンを内蔵するため、常にプレビューを行って実際の帳票イメージを確認しながら作業を進めることができる。
■帳票へのSQL文の埋め込みも簡単 帳票へのSQL文の埋め込みも容易だ。WebReportCafe Designerに用意されたVisual SQL Builderは、Microsoft Accessのクエリー作成と同様、ビジュアルにSQL文を設計でき、かつ、本格的な業務実装に対応した複雑なクエリーの設計が可能だ。例えばテーブルを複数ジョインし、さらにそこからサブクエリーを呼び出すような複雑な構造のSQL文も簡単にビジュアルで設計できる。設計されたSQL文はその場でジェネレートし確認することも可能にしている。 ■帳票の設計データはXMLで管理 帳票の設計情報はXMLデータで管理されている。XMLをデータとして管理することにより、オープンなアーキテクチャでの管理を可能にするとともに、XMLデータを直接編集することによりレイアウトの微調整も可能だ。
Web環境における帳票は運用面における柔軟性が求められる。単にWebブラウザ上で帳票を閲覧/印刷できるだけではなく、多種多様なシステムが要求されるだろう。その点、WebReportCafeは、さまざまな利用シーンでの帳票出力を実現する。 ■Java、.NET両方のプラットフォームをサポートする帳票生成コアライブラリ WebReportCafe Engine 帳票コアライブラリであるWebReportCafe Engineは、Webアプリケーションなどに組み込んで利用でき、PDF生成、ダイレクト印刷、画像出力、PDFフォームをサポートする。豊富な機能の中から、いくつかの機能を紹介しよう。 ・PDF/画像出力 ・セキュアな帳票出力 ・多国語での利用に対応 ・データマッピングの自動化でコーディング負荷を軽減 ■プログラミングレスで運用可能な帳票アプリケーションサーバ WebReportCafe Server WebReportCafe Serverは、メール配信、PDFなど開発工数を必要とする運用管理機能をプログラミングレスで提供し、リッチクライアントとの連携や、再利用性の高い帳票運用環境を短期間で構築する。
■Webクライアントへのダイレクト印刷を実現するWebReportCafe Print Client WebReportCafe Print Clientは、J2EE/Webアプリケーションサーバとクライアント(Webブラウザ)の連携によるローカルプリンタへの直接印刷を可能にする。いままでのPDFによるWebシステムでは実現が難しかったC/Sシステム並みの印刷環境を提供することにより、請求書や出荷伝票など、クライアントから“すぐそこのプリンタへ”スピーディーに印刷したいという要求にWebReportCafe Print Clientは、対応可能だ。
最新バージョンのWebReportCafeの大きな特長の1つに、対話型レポーティング・ソリューションの実現がある。まず、PDFフォームを利用することで、入力可能な対話型のPDF文書を作成できる。そのため、入力された値をサーバと送受信するようなリッチクライアントを実現することも可能だ。さらに、もう1つの新機能である画像出力機能を利用する事により、Ajaxを活用したアプリケーションの構築も可能だ。 企業の多くのシステムがオープン化/Webシステムに移行するなか、申請書、経費精算書、見積書といった社内で頻繁に利用される帳票は、紙やOfficeソフトを利用するケースが多い。そこで、PDFフォーム機能を利用することで、これらの帳票をPDFで作成することが可能だ。クライアントには、高機能なOfficeソフトは必要なく無償で利用できるAdobe Readerでオープンなシステムを構築することが可能になる。さらにPDFフォームを利用することで、入力データをサーバに送受信することが可能になり、入力データを管理することが可能だ。また、PDFに対して入力を行うため、美しいレイアウトのまま印刷ができ、各種申請書、ワークフロー、アンケートなどさまざまなシーンで活用できる。
■画像出力機能を利用したAjaxアプリケーション
画像による帳票は、クライアントのAdobe Readerを利用したくないケース、あるいは携帯電話などのモバイルデバイス上で帳票を実現したい場合にも有効だ。HTMLでは表現しにくい繊細な帳票イメージ(けい線が多いなど)を画像にすることにより、高速で出力することも可能になる。
販売後5年が経ちさまざまな実績・改良を重ね進化したWebReportCafe。ここまで主要な機能や特長を紹介してきたが、最後に、細かい機能ではあるが、かゆい所に手が届く利便性の高い機能を紹介しよう。
いまオープン系の開発においてはより短納期、低コストがユーザーから求められる時代だ。ここまでご紹介した機能をオールインワンで提供するWebReportCafeは、開発者にとっては開発効率向上、エンドユーザーにとっては要件への柔軟な対応と大幅なコストの削減を提供する、時代のニーズに応える帳票ソリューションだといえる。サイオステクノロジー自身が多くの開発案件の中でさまざまな課題に遭遇し、ユーザーの求める要件に応える中で培ってきたノウハウが同製品に生かされている。 WebReportCafeにはデモサイトが用意されている。実際に帳票の設計と出力を試したい方には評価版も用意されている。本稿に触れていただいた機会に、ぜひ評価して欲しい。
提供:サイオステクノロジー株式会社 企画:アットマーク・アイティ 営業企画局 制作:アットマーク・アイティ 編集局 掲載内容有効期限:2006年3月15日 |
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