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 ブレードサーバでITは「守り」から「攻め」に転じる

 昨今、ブレードサーバの話題はよく耳にするようになったものの、実際に「わが社は既にブレードサーバを導入している」という企業のIT担当者の方はまだ少ないのではないでしょうか。各サーバベンダーもさまざまな新製品を投入し、なにかと話題のブレードサーバですが、いったいブレードサーバの何が良いのでしょうか。

 ブレードサーバの良さを説明する前に、そもそも昨今の企業が抱えるITシステムの課題について考えてみたいと思います。というのも、ITシステムの課題をブレードサーバが解決してくれるからこそ、今まさに、ブレードサーバに注目が集まっているのです。

 企業のIT部門が直面している課題には、守りのコストを削減し、ビジネスを成長させる、いわゆる「攻め」の体制へと変化していく必要があるという背景があります。現状は、システムインフラやその上で動くOS・アプリケーションの障害発生時の対応や安定稼働の維持といった「守り」に多くのコストが費やされています。このコストを少なからず下げられれば、その従来コストだった分をさらなるビジネスの成長につながる新たな投資に充てることができます。

 では、「守り」から「攻め」に転じるために、ブレードサーバはどのように役立つのでしょうか。

 人間のミスを減らせば守りのコストを削減できる

 守りのコストを削減するには、中長期的に影響の大きいシステム管理の「手間」を削減することが重要です。そしてその「手間」が増えれば増えるほど引き起こされる可能性が高くなるのが、実は人的な「ミス」。

 人はそもそもミスを犯すものです。管理作業に人手が介在すればするほど、トラブルが発生する可能性も高まります。コスト削減には、この人手とミスをいかに減らせるかが重要となるのです。

 では「ミス」を減らすにはどうしたらよいのでしょうか? その第一歩は、管理対象となる要素を減らすこと。例えば、サーバに接続されるケーブルの数を減らすだけでも、人的ミスの発生を減らすには大きな効果があります。ラックに16台のラックマウントサーバが搭載されているとします。冗長化を施していると、電源ケーブルが各サーバに対し2本、そしてネットワークケーブルも、SANスイッチ経由でストレージと接続するケーブルも2本ずつ必要になります。1台に6本のケーブルが接続されるので、ラック全体では16台分×6本=96本ものケーブルが必要となります。

 この状態でサーバに障害が発生したら、対象となるサーバのケーブルを確実により分けて慎重にケーブルを抜き差ししなければなりません。もし間違って正常稼働しているサーバのケーブルを抜いてしまったら、また新たなトラブルが発生してしまいます。実はこのケーブルの洪水問題は、実際に作業を行っている管理担当者には切実な問題なのです。

 ところがHPのブレードサーバ「HP BladeSystem c-Class」では、16台のサーバを搭載しても、わずか10本のケーブル(SANスイッチに2本、ネットワークも2本、電源ケーブル6本)しか必要ありません。しかも、仮にサーバに障害が発生した場合にも、ケーブルの抜き差しは必要ありません。オンラインのまま、対象ブレードをエンクロージャから片手で簡単に抜き差しすればいいのです。

動画1 各モジュールを片手で簡単に取り外しできる様子。

 このように人的なミスを減らすことができることはもちろん、例えば16台のサーバを5年間運用した場合、従来型のサーバでは人件費が297万7591円かかるのに対し、HP BladeSystemの場合は35万5016円と、約260万円の削減が可能となるという結果も出ています
※HP社内による試算

 トラブルを素早く発見しスマートに対応する

 もう1つ重要なのが、トラブルをなるべく未然に防ぐことです。現在、トラブルの度に呼び出され、サーバルームに駆けつけて対応……といった状況に毎日に追われている管理者の方も少なくないのではないでしょうか。しかし、システムが停止してから慌てるようでは、その対応には時間も手間もかかってしまいますし、当然ながらIT担当者としての信用を失ってしまいます。

 仮にトラブルが発生しても、遠隔地から簡単に状況を把握でき、リモート操作で管理が行えれば「手間」は大きく削減できます。

 HP BladeSystem c-Classには、最大16台のサーバブレードを格納するエンクロージャの前面に、「Insight Display」という小さな液晶ディスプレイが搭載されています。この小さなディスプレイも、実は管理の手間の削減に大いに貢献するものなのです。

動画2 エラーになると画面の色が赤くなり、トラブルが発生した箇所を具体的に表示してくれる

 例えば、ラックにサーバが10台も搭載されているという状況では、障害が発生した際にいち早くサーバルームに駆けつけたとしても、「どのサーバに」「どのような問題が発生しているか」を瞬時に把握するのは難しいものです。従来型のサーバでは、障害が発生した場合、フロントパネルに点滅しているLEDのパターンを読み取って、どのサーバにどのような障害が発生しているかを判断しなければなりません。あるいは、もし同様のディスプレイが付いていたとしても、そこには素っ気ないエラーコードだけが表示されているだけで、表示されているコード番号からどのような障害が発生しているかを調べなければならないということがほとんどでしょう。

 HPのInsight Displayには、HPがプリンタの開発で培ってきたノウハウが凝縮され、活かされています。小さくても情報量の多い、効果の高いディスプレイなのです。システムの構成レイアウトと同じ図が表示され、どのサーバにどのような障害が発生しているかを瞬時に把握することができます。さらにInsight Displayは、単にシステムの異常を知らせてくれるだけではありません。異常が発生したことを確実に知らせるのはもちろんのこと、どこにどんな障害が発生しているか、そしてその障害に対する対処方法もアニメーションで分かりやすく教えてくれるのです。

ペディアくんの 「これも注目!」

遠隔管理機能でさらにラクラク

 ブレードサーバの状況が一目でわかるInsight Displayですが、このInsight Displayの画面は、Webブラウザ経由で遠隔地でも まったく同じ画面を確認できます(Onboard Administrator機能)。 また、前回紹介したiLOを利用することで、遠隔地からでもブレードサーバの管理・操作が可能です。 リモートからサーバの状況を確認できることで、管理者は慌ててサーバルームに駆け込む必要がなくなるのです。
  Onboard AdministratorとiLOのおかげで、リモートサイトとサーバルームで同じ情報を共有でき、仮に現地のオペレーション担当者に管理作業を依頼する際でも、 正確な情報伝達が行え、オペレータもミスなく作業することが可能になります。

※HPのすべてのブレードサーバ(HP BladeSystem)にはiLOが標準搭載されています。

 
 エネルギー削減でエコロジーにコスト削減

 このように人間のミス、そして管理の手間の削減で守りのコストを大きく削減できますが、さらに最近、注目を集めているのがITシステムの消費エネルギーの削減です。消費するエネルギーが削減されれば、当然ながら守りのコストがさらに減らせることになります。

 サーバの消費電力の半分以上は、実はプロセッサやメモリ、ハードディスクなどが消費しています。低消費電力のプロセッサを採用したりすることで、この部分の消費電力は削減できますが、同じプロセッサ、同じメモリなどを採用している場合には、どのサーバでも消費電力は基本的に同じです。サーバによる消費電力の差は、これら以外の電力消費を抑える機能の差になります。HP BladeSystemは、この「その他の部分の消費電力」を抑えることができるのです。

 その他の部分とは、具体的にはパワーサプライの変換ロス、冷却ファンの効率性などが対象となります。これに対してHPでは、まずは冷却ファンの効率化を実現しました。自社開発の新たなファンは、細部にわたり1つ1つの高性能化を実現したことにより、ブレードのエンクロージャに搭載するファンの数自体を減らすことができました。

 例えば、HPの1Uのラックマウント型サーバ HP ProLiant DL360 G5には、1台に9個の冷却ファンが搭載されていますが、これを仮に16台用意すると実に1ラックあたり144個のファンが稼働することになります。これに対しHP BladeSystem c-Classであれば、同じ16台のサーバを搭載しても、ファンの数はエンクロージャあたり10個だけです。単純にファンの数が減れば、それだけ電力消費を減らすことができます。

動画3 新開発のファンを取り付けると、箱の中の煙がみるみるうちに排気されていく

 さらにc-Classは、エンクロージャ内を各“ゾーン”ごとに分割して冷却するので、熱くなったところだけファンの回転数を上げるといった冷却コントロールをすることができます。ここでも消費電力を削減することが可能なのです。

 また、パワーサプライにも消費電力を削減する工夫が施されています。エンクロージャには6台のパワーサプライが搭載できますが、これだけで冗長性を確保しつつ16台分のサーバブレードを稼働させる十分な電力が供給できます。パワーサプライそのものの変換効率が上がっていることはもちろんですが、CPUの利用率が低いときには稼働するパワーサプライを減らしてしまうのです。

 サーバは稼働しているからといって、常に最大限の電力を必要としているわけではありません。一般にパワーサプライは最大出力に近い方が変換効率は高くなります。常にパワーサプライが高い変換効率を発揮できるように、CPUの使用率に応じて動かすパワーサプライの数をダイナミックに調整することで、消費電力の大幅な削減が可能となります。

 とはいえ、ブレードサーバは初期導入費用が高いのでは?

 「守り」のコスト削減にブレードサーバが大きく貢献するということは、ご理解いただけたでしょうか。とはいえ、ブレードサーバは高価な買い物なのでは? と思っている方もまだまだ多いことでしょう。もちろん、サーバ以外に最初にエンクロージャを買う必要があります。しかし、このエンクロージャ分の費用を加味しても、従来型のサーバの4台分の導入費とブレードサーバの4台分の導入費を比較すると、実はほぼ同額の費用になるのです。

 つまり、新たに4台以上のサーバの導入計画があるというならば、初期費用だけ見てもブレードサーバの検討をする価値があるのです。当然、一度エンクロージャを購入してしまえば、16台までサーバ増設においては、これまでにご説明した通り、大幅に「手間」が省かれること実感することができます。将来的な拡張の計画があるという場合にも、当然ながらブレードを検討するといいでしょう。

 ブレードサーバを導入するだけで、ITは「守り」から「攻め」に転じることが可能です。これまでのIT担当者の負荷を劇的に軽くさせ、ひいては生産性も高まることで、新たなビジネスを生み出す環境を構築することができるのです。ぜひ今こそ、ブレードサーバの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

【今回のポイント川柳】

●障害を やさしく伝える 液晶パネル

●サーバルーム こんなところも エコロジー

●ブレードで 「守り」から「攻め」に転じる 情報システム

   
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企画:アイティメディア 営業局
制作:@IT編集部
掲載内容有効期限:2007年8月30日
 
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