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 @IT > 読者のお悩みにお答え! ペディアくん、あきこちゃんの「x86サーバ なるほど相談室」(前編)
 
@IT Special

 

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――@ITではx86サーバについての読者調査を昨年12月に実施しました。多数のご協力ありがとうございます。今回はその読者調査に寄せられたユーザーからの質問にお答えします。

あきこちゃん (ドタドタドタ)ペディアくーん、大変ですよ! 12月の読者調査でこんなにたくさんの質問が届きましたよ。多くの読者がx86サーバに関心を持っていることが分かりました!

ペディアくん これはすごいね、あきこちゃん。たくさんの質問からは、切実なお悩みや、身近に潜んでいる意外なお悩みがあることが伺えそうだ。ではこれから、1つ1つのお悩みを見ていくとともに、これまであきこちゃんが僕と一緒に学んでくれた事も、この機会に復習しよう!

【お悩み-1】

 ● サーバの数、アプリケーションの数、管理系ソフトの数がどんどん増えていく(ユーザー企業、SE様)

 ● 複数台あるので管理が大変(ユーザー企業、技術担当様)

 ● 結構な台数のサーバにさまざまなものが乗っており、把握状況も断片化してきている(ユーザー企業、情報システム部マネジャー様)

 ● やはり、ぱっと見て、状態が分かるものがほしいという気持ちがある(IT企業、経営者様)

あきこちゃん  アンケートを集計して分かったのですが、x86サーバについてのお悩みで最も多かったのが、複数台のサーバの管理についてです。業務の拡大によって増えるサーバをどう効率的に管理するか。サーバに合わせてアプリケーションも増えてきて、情報システム部門では管理しきれないという方が多いみたいですね。

ペディアくん サーバは増えるのに、担当者数は増やすことができない。これは多くのユーザーに共通したお悩みだね。必要なのは複数のサーバをシンプルに、カンタンに管理できるソリューション。これがあれば、サーバが増えても手間は最小限に抑えられる。

 日本ヒューレット・パッカード(HP)が提供している「HP Systems Insight Manager」(HP SIM)は、「HP ProLiant」「HP BladeSystem」「HP Integrity」「HP 9000」などのサーバ製品や、「HP StorageWorks」などのストレージ製品を1つのコンソールで管理できる、標準添付の統合管理ソフトウェア。Windows、Linux、HP-UXのどのOSにも対応しているし、僕たちが普段よく使うWebブラウザソフトがあれば操作可能だから、とても取り入れやすいね!

サーバのヘルス情報が分かるHP SIM

 HP SIMが取得できるのはサーバのヘルス情報のほか、構成、パフォーマンス情報など。また、さらにサーバの管理性を高めるソフトウェア「HP Insight Control」や「HP ProLiant Essentials」のベースになっていて、ニーズに合わせて必要な機能を追加することもできるんだ。これならサーバ台数が増えても効率的な管理ができるよ。

より詳しい情報は
2007/04/23 公開 Essentials ソフトウェア」が使えるから選ぶHP ProLiant【前編】

【お悩み-2】

 ● 遠隔地のサーバも存在し、リモートで操作することがあるが、サーバの不具合で現地対応することが多々ある(ユーザー企業、情報システム部スタッフ様)

あきこちゃん 私が勤める会社も、本社とは別にデータセンターにサーバを置いているんですよ。本社内でのサーバトラブルでも面倒なのに、外部のデータセンターにおもむいてトラブルに対応するなんて……、考えるだけでも大変だわ。

ペディアくん そうだね。データセンターにサーバを置く場合もあるし、地方の支社・支店のサーバを本社で管理することもある。トラブルのたびにサーバが置いてある場所まで行っていたら効率が悪いし、そもそも障害の復旧に時間がかかってしまう。こんな場合はHP ProLiantの「HP Integrated Lights-Out 2」(iLO2)を使おう。iLO2はネットワーク経由で遠隔地のサーバを自由自在にコントロールすることができる、リモート管理機能なんだ。例えばオフィスにある自分のPCから、HP SIMを利用してサーバの状態を見たり、実際に操作することができる。「HP ProLiant 300/500シリーズ」と「HP BladeSystem」に標準装備されていて、すぐに使い始められるのも便利だね!

HP Integrated Lights-Out 2(iLO2)

 iLO2は、HP ProLiantに搭載している専用の管理用チップを使っているから、たとえOSがダウンしてブルースクリーン状態になってもサーバをコントロールできるのが特徴なんだ。サーバ電源のオン/オフ、再起動、BIOSへのアクセスなど、ほとんどの作業がサーバの前まで行かなくてもできるよ。さらに有償の「iLO Advanced Pack」を使用すれば、OSのインストールだって手元のPCにあるCDドライブを使ってできてしまうんだ。

より詳しい情報は
2007/06/22 公開 Flashデモで解説:15分でわかるサーバ管理のコツ

【お悩み-3】

 ● ラックマウントは部品発注から手元に届くまで時間がかかるため、クリティカルな状態が長くなる。全サーバのログ確認とその対処が大変(ユーザー企業、運用管理担当様)

あきこちゃん 稼働中のサーバに障害が起きたときには、そもそもどこに障害があるかが分からないし、このお悩みのように、交換するパーツが届くまでに時間がかかったりして、トラブルから復旧までに長い時間を要してしまいますよね。

ペディアくん そう、トラブル時の対応では、実際の障害対応よりも障害個所を見つけることに時間がかかるケースが多いというね。障害個所が一目で分かればいいのに……。そんな声に応えてHPが提供するのが「HP通報サービス」だ。専用ツールをダウンロードすれば、サーバのプロセッサー、メモリ、ハードディスクドライブなど、実に10以上のパーツの状態を監視。障害の兆候を見つけたらアラートを発して、HPに自動通知するんだ。

 HPはその内容に応じてお客様に連絡する。HPが通知を受けた段階で障害内容が分かるから、保守要員を派遣する場合でも1回で障害を解決できる確率も高くなる。それによって復旧時間も早くなるというメリットもあるんだよ。「HP通報サービス」は、世界中のユーザーから高い評価を得ている無償のサービスだよ。

より詳しい情報は
2007/12/11 公開 あきこちゃんのサーバ導入記: 今やブレードも東京生産!なるほどメリット!「MADE IN TOKYO」

【お悩み-4】

 ● サーバハードウェア老朽化に伴う更新費用にコストと手間がかかりすぎる(ユーザー企業、研究開発担当様)

あきこちゃん サーバを新しくすることのメリットは分かっても、更新するための手間や影響、コストを考えるとしり込みするという声はたくさん聞きますよね。多くの企業に共通するお悩みだと思うのですが、解決策はありますか?

ペディアくん  その答えはずばり仮想化! サーバ上に仮想的なレイヤを構築して、古いサーバ環境をそのまま載せることができる。古い環境を変えないので、システム更新に関する影響を小さくできるんだ。古いシステムを更新しようとすると社内のほかのシステムへの影響やアプリケーションの互換性、テスト、エンドユーザーへのトレーニングなど手間とコストが膨大にかかるけど、仮想化技術はこれらの問題を解決する。

 さらに仮想化技術を使うことで、運用管理が簡単になるというメリットもあるよ。仮想化によってこれまで物理的に分散していたサーバを1カ所に統合できる。HPは物理サーバと仮想化サーバを自在に移行させられるソフトウェア「HP Server Migration Pack」(SMP)を提供していて、短時間で簡単に&安全に環境移行ができるんだ。さらに「HP ProLiant Essentials」ソフトウェアの1つ、「Virtual Machine Management Pack」(VMM)を使えば、数多くの物理マシンや仮想サーバを統合的に管理できて、メンテナンスの効率が大きく向上するよ。

仮想化を実現した後の有効活用例

あきこちゃん 仮想化を取り入れるとどんなメリットがあるの? という疑問が前からあったんですけど、従来の環境を引き継ぎできて、効率的な統合や運用管理ができるんなら、検討しない手はないですね!

より詳しい情報は
2006/07/12 公開 仮想化技術が変えるこれからのITインフラ

【お悩み-5】

 ● タワー型のため、設置スペースが必要となっている。ケーブル類の管理がうまく行えていない。コンソール管理が面倒。頻度は高くないが、必要になるとケーブル探しをしたりスペースを確保したりが面倒(IT企業、SE様)

あきこちゃん 運用に関する課題は、本当に多くの声を聞きます。例えばユーザー数が増えてサーバ台数が増えれば増えるほど、ケーブルが煩雑になったり、設置スペースに困ったりしますよね。ペディアくん、このお悩みはどう解決すればいいのかしら。

ペディアくん タワー型サーバは手軽に導入できるけど、そのうち置き場所が足りなくなるケースは多いね。スペースだけでなく、ケーブルが床を這い回るようになるからつまずいて抜けちゃったりといった、運用管理のミスの可能性が高くなる。

c3000のタワー型ブレードサーバ

 「スペースはあまりないけど、高性能なサーバを使いたい」という人にはなんといってもブレード型サーバがお勧め。特に<コンパクト第3世代ブレード>と銘打つ、「HP BladeSystem c3000」は、ラック搭載タイプの筐体と、業界初のタワー型の筐体が選択可能だ。例えばタワー型なら高さ54cm、幅34cm、奥行き87cmで、衣服を収納する衣装ケースサイズと近いサイズだ。わずか0.3平方メートルの設置面積なんだけど、「HP ProLiant BL460c」などのサーバブレードを最大8台搭載できるんだ。

 つまり、タワー型サーバでいえば「HP ProLiant ML350」8台が1台に収まってしまうってこと。タワー型サーバ8台と比べて設置面積は73%の減少。それにHP BladeSystem c3000は,オフィスのAC100V電源をそのまま使えて、最新のクアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー搭載のサーバブレードをフル搭載(1エンクロージャに最大16CPU/64コア!)することができる。電源完備の専用サーバルームを用意しなくても、オフィス内で気軽に使うことができるからお勧めだよ。

より詳しい情報は
2007/09/25 公開 あきこちゃんのサーバ導入記: とてもコンパクトな「HP BladeSystem c3000」の魅力を探る

2007/10/18 公開 あきこちゃんのサーバ導入記: タワー型サーバよりラク!?「HP BladeSystem c3000」の管理性とは?

【お悩み-6】

 ● 管理者のスキルに依存している部分が大きいので、全体的なスキルアップが必要です(ユーザー企業様)

あきこちゃん 耳の痛いお声です……。正確で効率的な運用管理をしていくには、私もスキルアップが必要だと思っているんですけど、なかなか時間が取れなくて。毎日の作業だけでとても忙しいんです。ペディアくん! 教えて。

ペディアくん 日々の仕事だけで手一杯になってしまうというのは、多くの人に共通する悩みだね。世の中には、何日もの時間をかけて勉強する講習会などもあるけれど、HPではブレードや、仮想化などについてのお悩み、疑問にお答えする「Bladeと仮想化はじめてセミナー」を毎週開催しているよ。知りたい! と日ごろ思っていたことが、約2時間半で学べるんだ。

 それから、HPには「教育サービス」というものもあって、そのコースは200以上! HP-UXやLinux、WindowsといったOSから、各種データベース、運用管理、アプリケーション開発、インターネットなどなど幅広いテーマで、目的やスキルに合わせて自由に選択し、受講することが可能だよ。1人1台のサーバ環境で実際に操作しながら学べるコースや、1日で概要を学べるコースなどもあるから、多忙なシステム管理者の方にはお勧め!

あきこちゃん 200もコースがあるの!? よし! それなら私も時間を作って、認定資格を取得するためのコースを探そうかな!

より詳しい情報は
HPイベント・セミナー情報

――x86サーバの運用管理についてのお悩みに答えたペディアくん。次回の【後編】では注目のパフォーマンス、仮想化についてお答えします。


■ アンケートのお願い ■
『ペディアくんと学ぶx86サーバ』がホワイトペーパーになりました!

当特集にて好評連載中の『ペディアくんと学ぶx86サーバ』を特別編集し、ホワイトペーパーにしました。アンケート(全5問)にご協力頂いた方に、ダウンロードサイトをご案内いたします。x86サーバの利用状況や、当特集にて取り上げて欲しいテーマなど、皆様の声をお聞かせください。



提供:日本ヒューレット・パッカード
企画:アイティメディア 営業局
制作:@IT編集部
掲載内容有効期限:2008年2月29日
 
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