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@IT > 生産性向上のカギは 進化し続けるインターフェイスとユーザビリティ |
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オープニングは、株式会社インサイトテクノロジー 代表取締役社長 石井洋一氏の「御礼」から始まった。
これまでのインサイトテクノロジーの歩みを紹介するとともに、同社データベース監査ツール「PISO」が、「日本版SOX法」及び情報漏えい対策ツールとして業界をリードする製品であり、現在170社、700ライセンスの販売実績を持っていること、同じく同社Oracleデータベース向けパフォーマンス管理ツール「Performance Insight(以下、PIと略記)」が販売以来、800社、6000ライセンス超の販売実績を誇ることについての「御礼」だ。これらの実績を見てわかるとおり、同社製品はそれぞれの領域においてトップレベルのシェアを誇っている。 この講演で石井氏は、今後のロードマップとして、4月2日にPISOの最新版であるバージョン4.0、およびAudit Report Option 4.0(ARO 4.0)がリリースされることを発表した。PISO 4.0では、200項目以上の機能を強化ないし追加している。とくに「日本版SOX法」対応や内部統制強化に伴い重要になってきた特権ユーザーの監査機能を大幅に強化した。また、ARO 4.0では監査機能を大幅に強化し、監査レポート作成に必要なテンプレートを30種類提供予定だ。 加えて、同製品出荷と同時にコンサルティングメニューである「特権ユーザー監査対応パック」の提供も開始する。これは、約1か月という短期間で各監査法人などに対応した監査レポート基盤を構築するサービスだ。
基調講演に登壇した同社取締役製品開発本部長 石川雅也氏は、「シェア1位の理由と未来構想」と題して、同社PISO、PIを題材に、同社製品の「エクスペリエンス」に対するポリシーを紹介した。 エクスペリエンスとは「これまで妥協してきたものを打ち破る」ことである、という鈴木貴博氏の定義を引用しつつ、石川氏は「今までにない発想やテクノロジーでそれを行う」というポイントも重要であるとする。 ■DMMT(“Don't Make Me Think”)コンセプトに則った操作性 前述の鈴木氏の定義を受けて、石川氏が考える「ユーザーエクスペリエンスを作るためのステップ」とは、次の3つの工程だ。
こうした考えは、同社製品インターフェイスに共通する「DMMT(“Don't Make Me Think”)」コンセプトとして具現化されている。もともとは、WebサイトのユーザビリティについてSteve Krug氏が提起したものだが、同社製品のインターフェイスは、このDMMTコンセプトに則った設計を行うことで、劇的な作業効率化を実現している。 操作習得などのコストをほとんどかけずに、問題解決にのみリソースを割り当てられ、結果的に、導入企業は生産性向上などのメリットを得られるのだ。
PIは、Oracleデータベースを対象に、下記の3つのコンポーネントを提供する同社主力製品の1つだ。 PIの実力を知るには、その導入実績を知るだけで十分だろう。PIは1995年の販売開始以来、今日までに800社、6000以上ものライセンスを販売している。PIがユーザーの支持を得る理由の1つには、すべて国内で開発されており、柔軟かつ迅速なサポートを受けられるという点が挙げられるだろう。しかしそれだけでなく、PIが提供する機能の優秀さが、ユーザーのニーズに合致していることが最も大きな要素となっていると考えるべきだ。 PIの基本コンポーネントは以下の3つに分けられる。
それぞれの機能の詳細を見てみよう。 ■診断レポート――問題解決のためのレポートとアドバイス 問題解決には、データベース、OS、ストレージ、アプリケーションなどそれぞれに対して、深い知識を持つ「職人」的な熟練エンジニアのノウハウが必須となるケースが多い。クリティカルな場面で利用されるシステムなどでは、いかに迅速に問題を洗い出し、対策するかが重要だ。だが、実際には、コストや時間、さまざまな要因から、すべてのプロジェクトに熟練エンジニアを配置することは難しい。
PIは、そうした悩みを抱えたプロジェクトに、熟練エンジニアと同様の視点でパフォーマンス診断のレポートを提供し、情報収集、整理、解析などの作業を自動化する(Hint Report)。これにより、開発者、DBA、ITマネージャーそれぞれの負担が軽減するだけでなく、同社コンサルタントの豊富な経験を元とした解決方法も提示されるので(Knowledge Center)、対策も容易となる。 利用者は、示された解決方法を確認し、適宜、対処を行うだけで済む。逐一マニュアルをひも解いたり、職人エンジニアのもとに問い合わせたりといった労力を必要とせずに、チューニングを短期化することができるのだ。 ■障害監視――障害予兆を検知 1000台超規模のシステムを一元管理し、障害に発展する可能性のあるポイントが自動検出される。このため、通常管理者は管理コンソールで画面をチェックするだけで済む。また、監視内容については、監視対象システムごとにしきい値を自動で調整できるため、より無駄のない監視が可能だ。 このほか、カレンダーをもとに、監視方法を細かく設定することもできる。たとえば、深夜や週末に必要なレポートと、処理が集中する日/時間帯に必要な監視方法は自ずと異なるものだが、PIでは、それぞれに警告手段やしきい値のレベルをあらかじめ設定しておくことができる。 ■SQLチューニング――高負荷クエリの自動検出
PIでは、どのクエリがどれくらいシステムに負荷を与えているかが、一覧で確認できるようになっている(SQL Minder)。このため、クエリに起因する障害の場合には、より迅速に対処できるようになる。この機能は、運用フェーズだけでなく、開発フェーズでも大きな威力を発揮することが期待できる。
同社はPIの試用版に診断レポートの無料解説サービスを付けたトライアル・キャンペーンを2008年6月30日まで実施する。キャンペーン期間中にトライアル申し込みを行った方のうち、希望に応じて先着100人を対象に診断レポートに関する無料解説を行う(関東地方限定)。通常の試用版の利用可能期間は2週間だが、キャンペーン期間中は4週間利用可能なため、ぜひ応募いただきたい。 また、同社WebページではPIのデモンストレーション動画も公開されているので、実際に触れて確認してみてはいかがだろうか。まずは、みなさんの目で直接PIの実力を評価していただきたい。
提供:株式会社インサイトテクノロジー 企画:アイティメディア 営業局 制作:@IT 編集部 掲載内容有効期限:2008年3月30日 |
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