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 @IT > Oracle Technology [HTML DB、KeySQLで開発するOfficeソリューションの実力]
 
@IT[FYI] 企画:アットマーク・アイティ 営業企画局
制作:アットマーク・アイティ 編集局

掲載内容有効期限:2004年5月31日

 
HTML DB、KeySQLで開発する
Officeソリューションの実力
Oracle 10gのHTML DB、KeySQLを使うことで情報システム部門はデータベースのパワーをユーザー部門に簡単に提供できる



   多忙な情報システム部門がユーザーのニーズにこたえるには

 情報システム部門で働く技術者にとって悩ましいのは、忙し過ぎて時間がないということだ。企業の将来ビジョンに沿ったIT基盤の立案が求められる一方で、日常業務を効率化を目指したシステム化要求が社内ユーザー部門のありとあらゆるところから寄せられる。たぶんそうしたニーズの中で最も多いのは情報共有の仕組みだろう。
 
 よくあるのは全社規模のデータベースから特定のデータを切り出して、部門で加工/分析するといったケース。とにかく手をかけずにということなら、スプレッドシートに表の形でデータを取り出し、部員で回覧するという方法がある。しかし、人に依存した共有は保存性も検索性も悪い。人から人へと渡るうちにデータの中身が変わってしまい、「あのデータ、もう1回くれないかな?」などと手戻りが発生したりする。
 
 さりとて本格的な情報共有アプリケーションを構築するには、人手も時間も予算も足りない。そういうときは、Oracle Database 10gに標準機能としてついてくる「Oracle HTML DB」を試してみるといいだろう。

   情報共有のWebアプリケーションをHTML DBで構築する

 Oracle HTML DBは、スプレッドシートの表データを簡単にWebアプリケーションとして展開できる部門向けデータベースソフトウェアだ。データのリポジトリとしてOracleデータベースを利用するから情報資源の一元化が図れ、Webアプリケーションであるがゆえに情報共有が容易。ユーザーに対して権限を設定することにより、データの整合性やセキュリティを守ることもできる。

データベースを基にWebブラウザベースのWebアプリケーションを開発できる「Oracle HTML DB」。Oracle Database 10gに標準で搭載される機能だ(クリックで拡大します)

 Oracle HTML DBの内部構造は、データおよびアプリケーション(PL/SQL)、アプリケーションロジックが格納するデータベースとアプリケーションを実行するOracle HTML DB Engineが一体となっていて、そこにOracle HTTP Serverが付属している。だから別立てでWebサーバを用意する必要はない。

Oracle HTML DBの内部構造。アプリケーションの配信は付属するOracle HTTP Serverが行う。Webサーバを別に立てる必要はない (クリックで拡大します。提供:日本オラクル)

 ありがたいのは、コーディングやHTMLの記述が一切要らないこと。スプレッドシートの表をコピー&ペーストでOracle HTML DB上のフィールドに取り込めば、この製品がデータベースの表形式に変換、Oracleデータベースに格納してくれる。Webアプリケーションとしてのユーザー・インターフェイスも、ウィザード形式で作りこんでいけるため、検索機能やグラフ表示機能を持ったデータベース・アプリケーションを半日もかけずに完成させることができる。

   KeySQLはMicrosoft Excelと連携しデータベースを参照
 
 「うちはスプレッドシートがデータ参照のプラットフォームになっている」といった会社には、KeySQLの方が向いているかもしれない。KeySQLはスプレッドシート上からOracleデータベースの参照や更新が行える部門コンピューティング環境。Oracle HTML DBと違ってKeySQLは無償ではないが、エンドユーザーが気軽にOracleデータベースにアクセスできる専用のアプリケーションを構築できる点でメリットがある。

 KeySQLの特長は、Microsoft Excelとの連携が強力なことである。KeySQLがインストールされると、Excel上にKeySQLの起動ボタンが組み込まれ、ボタン1つで立ち上がる。KeySQLの画面では、Oracleデータベースに格納されている表がInternet ExplorerライクなGUIで表示される。検索したい表をマウス操作で直感的に選択でき、検索ボタンを押せば検索結果が自動的にExcelへと貼り付けられる。定型処理のためのマクロを、KeySQLで自動生成させることもできる。こちらもプログラミングは不要だ。
 
 新版のKeySQL 5.0では、クロス集計対応が実現されている。男性、女性、全体など複数の属性を扱って相互の関係を一覧化したいなどというケースは、業務の現場では結構あるので便利に使えることだろう。製品には、データベースのエントリも行えるパワーユーザー向けの検索・更新版と、操作ミスによるデータ喪失の恐れがない一般ユーザー向け検索版の2種類がある。

   「共有情報をデータベースで一元管理するための道具」

 日本オラクル マーケティング本部 システム製品マネジメントグループ 担当シニアマネジャー 坂本英樹氏は、2つの製品の位置づけを次のように語る。「情報共有の環境をデスクトップ・アプリケーションだけに頼ると、情報が断片化したり、大勢で似たような資料を作成したりして生産性が低下してしまう。共有したい情報はすべてデータベースで一元管理すれば、データの整合性の問題も、業務効率化の問題もうまく解決できる。Oracle HTML DBも、KeySQLも、そのための道具」
 
 エンドユーザーからデータを共有したいと相談されたら、うるさく思わず、時間をかけず、こんな形でささっと仕組みを作ってあげて、喜ばれながら本業に戻るというのはどうだろう。

(次回は3月9日に「Oracle 10gデータウェアハウス・ソリューション」を公開予定です)
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