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@IT[FYI] 企画:アットマーク・アイティ 営業企画局
制作:アットマーク・アイティ 編集局
掲載内容有効期限:2004年2月5日

 
 
  業務に必要な“使いやすさ”から考える
「帳票リッチクライアント」
  翼システム「Visual Comform(ビジュアル・コムフォーム)」

 帳票ベンダとして確固たる地位を業界に築いている翼システムが唱えるのが、「帳票リッチクライアント」だ。エンドユーザーにとって使いやすく、業務を進める上で不可欠な使用環境を提供するためのクライアント・インターフェイスとして、帳票を位置付ける。同社の谷口功氏にエンドユーザーの帳票へのニーズを聞いた。

●現場で本当に求められている“使いやすさ”を考える

 人間にとって見やすい、分かりやすいという面で、(紙の時代からある)帳票には歴史があり、いろいろなノウハウが詰まっています。その使い勝手はエンドユーザーにとってみれば、業務を行う上で非常に重要なのものです。

 しかし、システム開発者にとっては「リッチな帳票画面」の開発は非常に手間が掛かります。それに対するソリューションとして、われわれは情報システム部門やSIerの方々の生産性向上のツールとして、Visual Comform(ビジュアル・コムフォーム)を提供しています。

 「2007年問題」などが言われていますが、今後メインフレームのオープン化はますます進展するでしょう。そのオープン化として現在進められているのは、本格的なマイグレーション──ホストの撤廃ばかりではありません。実際のオープン化の施策としては何が行われているかというと、主なものは2つあります。1つは、クライアント画面のWebブラウザ化です。端末をWebベースのものにしていこうというもの。もう1つは、基幹系(ホスト系)と情報系(オープン系)をバッチでつなげるというものです。

図1 基幹システムオープン化実現内容(2003年6月 @IT読者アンケートより)

 メインフレーム・システムをWeb化するというのは、作り手からするととても新しいことですが、使い手からするととても不便なものなのです。

 例えば、帳票入力のオペレータはそれまでのシステムでは画面やキーボードなどはすべてを覚えていて、画面など見なくてもバンバン入力できていました。それがWebになった途端、マウス操作になってしまう。それをTabキーやファンクションキーに置き換えるソリューションもありますが、まだまだ浸透していません。

 また、VBアプリだった業務アプリケーションがWebアプリに置き換わるとどうなるか。伝票を印刷する場合を考えるとVBアプリでは「印刷」ボタンを一度押すだけだったものが、Webアプリだと画面上の「印刷」ボタンを押すとシステムがPDFファイルを出力して、Adobe Readerが起動し、その印刷ダイアログで「OK」ボタンを押すというように、作業手順が増えてしまいます。さらに、入力画面でHTMLフォームを使っている場合は、データを更新した際、必ず更新ボタンを押さないと内容を確認できなかったりします。

 こうした使い勝手は、使う側にとっては実は大問題で、現場業務の生産性に重大は影響を及ぼします。

「帳票リッチクライアント」とは?

翼システム株式会社 情報企画事業部 マーケティング部 マーケティング課マネージャー 谷口功氏
 こうした単純なHTMLフォームやWebブラウザの弱点を補完して、使いやすくするのが「リッチクライアント」だとするならば、弊社はその中の一部として帳票イメージのまま、入力/出力するソリューションを、「帳票リッチクライアント」と位置付けたいと思っています。

 しかし、紙のフォームと同じような込み入ったデザインをHTMLで書こうとすると、大変な労力が必要になります。システムそのものはエンジニアが作るわけですが、こうしたデザインされたWeb画面はHTMLデザイナが作ることになります。こうした分業でまた余計に工数がかかったりもします。

 弊社のVisual Comformを使えばデザイナが枠組みだけ作り、あとはエンジニアがそのまま開発作業に入れます。デザインもゼロから作ることも可能ですが、紙ベースでもっている帳票をスキャナで取り込み、罫線から文字まで自動的に読み取ることで、作業を簡便に行うことも可能です。ExcelやWordでフォームが作ってある場合も同様にファイルを取り込んで、HTML/PDFフォームを作成できます。

 また従来、入力用のWeb画面、出力用の帳票デザインと2つ作る場合もあったかもしれ ませんが、Visual Comformであれば同じソースからHTMLとPDFフォームの両方を作成できます。

 Visual Comformは単にデザインレイアウトの道具というだけではなく、関数や計算式、条件式などを組み込めるため、アプリケーション側での処理なしで自由な帳票開発が行えます。作成したフォーム上にDBから取り込んだデータでグラフを自動的に作成するといったことも可能になります。

 作成するのは画面フォームだけですので、バックエンドのシステムはどのベンダのどの製品であっても問題ありません。ERPでも、ワークフローでも、電子帳票でも好きなシステムと組み合わせて使えます。そんなシステム開発者のためのツールなのです。

使えるソリューションとして

 ビジネスで利用されるツールですから、何より信頼性が大切です。そのためには「ニーズを満たすホンモノ志向の帳票開発・運用構築」を目指しています。具体的には、Visual Comformをはじめとする「プロダクト」、パートナー支援サービスや資格制度などの「サービス」、実際に使えることを保証する実践型実装モデルや実装モデル検証センターといった「リアルソリューション」が大切だと考えています。

 2004年のリッチクライアントは、基幹システムのオープン化は確実に進展するため、ますます業務アプリケーションのWeb化が行われるでしょうが、そのすべてがHTMLベースの画面で問題なしだとは思えません。

 開発者の皆さんは良かれと思って、オープン化/Web化を進めていますが、導入が始まると利用する現場で「これでは使えない」となる例がよく見られます。システムのバックエンドも大切ですが、ユーザー企業の現場すなわちエンドユーザーのニーズとして、使いやすい画面──帳票リッチクライアントが求められているということにもっと注目して欲しいですね。





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関連リンク

翼システム株式会社
   
Visual Comform(ビジュアル・コムフォーム)


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