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優れたBSMツールでITサービスを統合管理:

リアルタイムに可視化することで
ITILによるTCO削減を実現

日本コンピュウェアは、企業内でサイロ化されたITサービス管理の統合を実現するアプリケーションサービス管理ソリューション群「Vantageファミリー」を提供している。優れたBSM(ビジネスサービス管理)製品とEUE(エンドユーザーエクスペリエンス)製品を組み合わせることによって、ITシステムの状態とビジネスの情報を統合、サービス品質を可視化し、企業におけるTCOの削減やROIの最適化を支援する。

    BSMとITIL V3を実現する上で重要なことは

 これまで数多くの企業が、ITILを取り入れてシステム運用を改善してきた。その結果、「プロセス」「システム」「部門」といった単位での個別最適では、運用効率化やサービス品質向上の効果が出つつある。

 その一方で、「顧客満足度」「ROI」「ビジネスインパクト」といった、ビジネス視点での管理や可視化は、まだまだ遅れているのが現状だ。「個別導入した管理ツールが収集した大量の技術データをどう活用するか?」という点に悩んでいる企業も多い。

 それらの課題を解決すべく「ITIL V3」では、ライフサイクルアプローチによる“ビジネスとITの統合”にフォーカスが当てられている。しかし、これまで技術的な視点で個別最適を行ってきた企業にとっては頭の痛い話であり、実現に当たっての課題は多い。そんな悩みを解決するのが、日本コンピュウェアの「Vantageファミリー」だ。

 Vantageファミリーの特徴は、他社に先駆けいち早くITIL V3への対応を実現した点だ。今年7月に日本でリリースしたBSMツール「Vantage Service Manager」は、技術データとビジネス情報をシームレスに統合し、サービス品質をリアルタイムに可視化することで、ITIL V3の継続的サービス改善(CSI)に対応する。

 営業技術本部第二システム部ビジネス・ソリューション・コンサルタントの矢落亮一氏は、「当社はITIL V3が発表される以前から、Vantageファミリーによってユーザー体感でのモニタリングやサービス視点での管理を提案しており、ITIL V3とほぼ同等のコンセプトでITシステム運用の効率化を進めてきていた。そのため、ITIL V3への対応は難しいものではなかった。今回、日本でリリースした Vantage Service Managerは、すでにサービスプロバイダ、政府機関、金融機関など、ワールドワイドの大規模企業150社以上で導入実績を持っている。ITIL V3をきっかけにVantageファミリーへの注目度はさらに高まっている」という。

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図1:Vantage Service Managerの管理職や全ユーザー向けビューの画面イメージ。全体のサービス品質や問題の影響範囲を一望できるのが特長だ(クリックで拡大)

    Vantage Service ManagerがITデータをビジネスにとって価値のある情報に変換

 Vantage Service Managerは、サーバやストレージ、ネットワークなどITシステムの状態を、サービスや拠点ごとのカレンダーなどのビジネス情報と統合し、実際の業務やサービスへの影響度合いをリアルタイムにグラフや数値などで可視化できる点が特徴。

 「この製品は、従来のVantageファミリーではカバーできていなかった、経営層の判断まで支援するソリューションを補完するものだ。これにより、VantageファミリーはITシステムと実際の業務やサービスを統合管理することが可能となり、ITIL V3時代のトレンドに最適なソリューションに進化した」(矢落氏)としている。

 Vantage Service Managerを導入することで、他社製品を含むさまざまな個別ツールが収集する生のITデータを統合・変換し、ビジネスに価値のあるデータとして見える化することが可能となる。

 他社製品のデータ統合に当たっては、データを収集するためのアダプタモジュールを用意。アダプタモジュールには、各ベンダの個別ツールに合わせて同社がカスタマイズしたモジュールと、業界標準プロトコルに対応し開発作業が必要なモジュールの2種類がある。これらを活用することで、ITインフラストラクチャ管理製品からサービスデスクソフト、構成管理データベースまで、あらゆるデータを容易に収集することができる。

 また、ITIL導入の目的として、多くの経営層がコスト削減を挙げているのが現状だ。

 この点においても、Vantageファミリーでは、現在稼働しているマネジメントシステムや監視ツールを入れ替えることなく、既存システムを生かしながらITサービスの統合管理を実現できるため、ITIL導入にかかるコストと手間を削減することができる。

 また、BSMツールやEUEツールを活用することで、運用管理面でのコスト削減を図ることもできるのだ。

 例えば、経営・管理職層は、リアルタイムでサービスレベルの状況をチェックすることにより、トラブルを未然に防止し、サービスレベル低下によるペナルティ発生を防止することができる。一方、運用者側は、サーバダウンなどのトラブルが発生した場合、そのサーバがどのサービスに影響を与えるのか、緊急で対処する必要があるのかなど、トラブルに対する適切な判断材料が得られるため、無駄な残業や人材投入などをすることなくビジネスの視点から効率的に問題解決に取り組むことができる。

  • BSMBusiness Service Managementの略。システムの基盤となるITインフラの可用性およびパフォーマンスと、ビジネスプロセスを実現するITサービスを結び付け、ITのデータをビジネスに意味のある情報に変換し、サービス品質を管理するソリューション
  • EUEEnd-User Experienceの略。エンドユーザーが実際に体験しているレスポンスタイムと可用性を測定することで、エンドツーエンドのパフォーマンス分析、およびユーザーの立場に立った現実的なSLAの定義と維持を実現するソリューション
    すでに定評のあるEUEツールを保有している強み

 また、ITIL V3の継続的サービス改善においてキーとなる「エンドツーエンドでのサービス測定」に対しても、すでに市場で定評のあるEUEツール「Vantage Agentless Monitoring」で対応できる。

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図2:エンドユーザーが実際に体感したレスポンスタイムと遅延個所のレポート画面。このレポートにより、時間帯別のレスポンスタイムの傾向と、その遅延個所(ネットワーク遅延、サーバ処理など)を一目で把握できる(クリックで拡大)

 Vantage Agentless Monitoringは、社内外のネットワークからアプリケーションを利用するエンドユーザーのトランザクションを測定し、実際に体感しているパフォーマンスとサービス品質を可視化する管理ソリューション。迅速なパフォーマンス分析や、障害の影響度合いの可視化が可能になる。エージェントレスなので、監視対象のシステムに一切の変更をせずに容易に導入できる。

 ITIL V3やBSMを成功させるために重要なBSMツールやEUEツールにおいて、すでに実績を持っているのはコンピュウェアの大きな強みだ。BSMツールとEUEツールを組み合わせることで、“真のITとビジネスの統合”が実現するからだ。また、矢落氏は、「今のところ、Vantage Service ManagerとVantage Agentless Monitoringの競合となる製品はない」と自信を見せる。

 このように、経営層から管理職、現場のオペレータまで、企業の全階層にメリットのある情報を分かりやすく可視化して提供する「Vantageファミリー」。なるべく現状のシステム環境を維持しながら、コストと手間をかけずにITサービスの統合管理を目指す企業にとって、最適なソリューションといえよう。日本コンピュウェアでは、「プロダクト」「ワールドワイドでの成功事例」「プロフェッショナルサービス」をセットにした現実的なソリューションを提供することで、これらの企業をサポートする。

ホワイトペーパー

ITIL V3で定義されたライフサイクルで求められる要件と、それを実現する日本コンピュウェアのソリューション「Vantage」の概要を紹介する。

 今や企業にとって、ITシステムは社内で完結するものではなく、社外のさまざまなステークホルダーに対して影響を及ぼすものとなっている。つまり、今まで以上に、ITシステムにおいてビジネス要件が求めるものを実装することが重要となっているのだ。だが、個別最適の観点に立った従来のIT管理手法を、ビジネスの観点に立ったライフサイクル管理へと発展させるには、どうすればいいのだろうか?

 本ホワイトペーパーでは、日本コンピュウェアが提供するITサービス管理ソリューション「Vantage」が、ITIL V3で定義されたライフサイクルおよびサポートプロセス(サービスストラテジ、サービスオペレーション、サービスデザイン、サービストランジション、継続的サービス改善、を含む)に沿って、どのようにビジネスが求めるITシステムを実現していくのかを解説する。



提供:日本コンピュウェア株式会社
企画:アイティメディア 営業本部
制作:@IT情報マネジメント 編集部
掲載内容有効期限:2008年09月26日

JP1/Integrated Management - Service Support(JP1/IM - SS)
日立製作所

ITILはITサービスを“ライフサイクル”としてとらえ、「継続的なサービス改善を行う」という考え方に基づいている。そのライフサイクルを支えているのが「People(人材)」「Process(アセスメント、コンサルティングの活用)」「Product(ツールと技術)」の“3つのP”であり、日立製作所ではアセスメントからツールまでを包括的にカバーするITILソリューションを提供している。

Senju Family 「Senju Service Manager V3.0」
野村総合研究所

7月11日、野村総合研究所(NRI)によるセミナー「IT全般統制対応実践セミナー」が東京都内で開催された。今年はいわゆる日本版SOX法の運用元年。IT全般統制に取り組む企業の事例も増えているという。

サン・マネージド・サービス
サン・マイクロシステムズ

ITIL導入企業が増えつつあるが、導入自体を目的としてしまい、本来の目的であるTCO削減やROI向上を実現できていない企業が多い。その要因には、「ITとビジネスがうまく融合しておらず、全体最適ができていない」という点が考えられる。サン・マイクロシステムズはITIL登場以前からITシステムの運用効率化に取り組み、ITILに準拠した数多くのソリューションを展開。前述の課題を解決するために、企業ごとに最適なソリューションを提供するべく無料のワークショップを開催している。

Vantageファミリー
日本コンピュウェア

日本コンピュウェアは、企業内でサイロ化されたITサービス管理の統合を実現するアプリケーションサービス管理ソリューション群「Vantageファミリー」を提供している。優れたBSM(ビジネスサービス管理)製品とEUE(エンドユーザーエクスペリエンス)製品を組み合わせることによって、ITシステムの状態とビジネスの情報を統合、サービス品質を可視化し、企業におけるTCOの削減やROIの最適化を支援する

ITIL Version3による運用管理の新時代
2007年5月、ITILの最新版である「ITIL Version3」がリリースされた。企業はITILをどのように活用すべきか。またITILを活用したシステムをどのように構築できるのか。

具体的事例から学ぶITILとIT統制
NRIが主催しているIT全般統制対応実践セミナーの資料を基に、統制を意識したITサービスマネジメントの高度化を、具体的な事例を交えて紹介する。

ITILに欠かせないITサービスマネジメントを見直そう
ITILという言葉は国内でも広く浸透してきた。しかし、実際に活用できているだろうか。自社の現状はどうだろう?

ITIL v3のライフサイクルの5つのフェーズを具体化する方法とは?
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