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@IT[FYI] 企画:アットマーク・アイティ 営業企画局
制作:アットマーク・アイティ 編集局

掲載内容有効期限:2003年2月10日

 
  SunTM ONE Application Server 7
 
Tomcatを凌駕するJ2EETMアプリケーションサーバ
無償配布開始!

   標準仕様完全準拠と
 ハイパフォーマンスを実現

 JavaTM 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)サーバを選択する際の重要な指標の1つに、J2EEの標準仕様に忠実である点が挙げられる。J2EE標準に忠実であるということは、開発者はJ2EE標準のスキルで開発に専念でき、アプリケーションの実装段階でのトラブルも少なく、高い開発効率を実現できることを意味する。

 Sun ONE Application Server 7(以下AS7)は、J2EEの最新標準仕様のRI(参照実装)をベースに開発されたJ2EEサーバである。J2EE 1.3互換テストでは、実に1万5000件以上のテスト項目をパスしている。非常に高いポータビリティはその証の1つであり、Tomcat上で動作するアプリケーションはAS7上でほぼ完全に動作する。

 もちろん標準仕様に準拠するだけにとどまるはずもなく、商用製品として高性能を発揮するためのチューニングも徹底されている。また、AS7のJava VMはJDKTMの最新バージョンであるJDK 1.4をベースにしている。JDK 1.4のJava VMは、JDK 1.3に比べて25%ものパフォーマンス向上が行われている。

■無償J2EEサーバでEJBの開発が可能

充実した技術情報
 AS7の開発に関しては、ネット上に豊富な情報リソースがある。公式情報サイトとしては「Sun ONE Middleware Developer Connection」(http://sdc.sun.co.jp/sunone/)がある。ここでは日本語のドキュメントやサンプルプログラムが入手可能だ。

  また、ユーザーのコミュニティとしては「Planetarian」
http://nassig.seamark.co.jp/)が充実している。

 AS7は3つのEditionから構成される。無償で提供される「Platform Edition」と、有償の「Standard Edition」「Enterprise Edition」だ。

 ここで特筆すべきことは、無償版であるPlatform Editionが、有償版と共通のコアエンジンを搭載していることである。このコアエンジンは、J2EE 1.3のリファレンス仕様に忠実に実装されたコア部分(もちろんEJBコンテナを含む)、Webサービス機能やHTTPサーバ、そしてJMS(Java Message Service)といったエンタープライズ・システムに必要とされる機能で構成されている。


Sun ONE Application Server 7, Platform Editionの構成

 Platform Editionは、コアエンジン部分を見るとWrite Once, Run AnywhereTMというJava言語のポリシーに回帰したJ2EEサーバだ。最新のJavaテクノロジーやWebサービスの標準をリファレンス実装に忠実に製品化しているため、結果として同製品上で開発されたアプリケーションのポータビリティは非常に高く、Servlet/JavaServer PagesTM(JSPTM)、Enterprise JavaBeansTM(EJBTM)、Webサービスを使った開発の開発プラットフォームとして最適といえるだろう。

 さらに、エンタープライズを指向した有償版と同一エンジンなのも見逃せない。無償版とはいえ実行環境として十分な性能を発揮するため、運用にも不安はない。不安要因を挙げるとしたら「サポートの有無」だが、Platform Editionには有償のサポートも用意されている。

 以下に、Platform Editionの仕様を整理した。Platform Editionの機能で必要十分なシステム案件であれば、驚異的なコストパフォーマンスでシステム構築が実現するだろう。

Platform Edition

●J2EE 1.3完全準拠
・EJB 2.0、Servlet 2.3、JAXPなど
・基幹アプリケーションとの統合のためのJ2EE Connector Architecture
・統合されたWebサービス
 SOAP、JAXR、JAX-RPC、JAXM、JAXP、WSDL
 シンプルなUDDIレジストリ

●高性能
・高性能Webサーバを統合
・高性能JMS実装を統合

●開発、配備(実行)ライセンスは無償
・エンタープライズ・サポートも利用可能

   エンタープライズ機能は
 どのように強化されているのか?

 エンタープライズに必要とされる要件は、大きく(1)パフォーマンス、(2)運用管理機能、クラスタを始めとする(3)高可用性の実現が挙げられる。それぞれについて、AS7がどのように要件を満たしているかについて説明しよう。

(1)ハイパフォーマンスの実現
 コアエンジンに統合されているHTTPサーバは、多くの実績がある「Sun ONE Web Server」だ。JMSには定評のある「Sun ONE Message Queue」がバンドルされている。JTS(Java Transaction Service)については、iPlanet Application Server時代からの実績ある機能を継承している。

 EJB 2.0の実装に関しては、CMP(Container Managed Persistence)の速度が遅いというボトルネックを解決するため、独自実装で実用的な速度を実現した。独自の実装部分の吸収はDDで行うため問題はない。

 繰り返しになるが、これらの機能は全Edition共通の機能である。

(2)エンタープライズにおける管理機能
 エンタープライズ環境における運用では、リモートからアプリケーションサーバを監視できることも必要な機能となってくる。そこで、Standard Edition以上の製品には、リモートから複数サーバを監視する機能が追加されている。また、リモート監視はSNMPにも対応している。

 なお、Standard Edition以上では1サーバでのマルチインスタンス起動が可能である。もちろん、監視機能はマルチインスタンスにも対応している。このリモート管理機能とマルチインスタンスがPlatform Editionに加わったのが、Standard Editionということになる。

(3)高可用性の実現
 可用性を向上させる手段としては、サーバのクラスタ化が考えられる。AS7もこの点を重視しており、将来的にはクラスタ機能を搭載したEnterprise Editionが提供される予定だ。

   Webサービスの実装は
 さまざまな標準で可能

マイグレーションツールの提供
 他社J2EEサーバ上で稼働するアプリケーションをAS7用にマイグレーションする「Sun ONE Migration Tool for Application Server 2.0」も提供されている。ソースコードのみならず、DDのマイグレーションも実現するこのツールは、基のアプリケーションに独自APIが使われていたとしても、J2EE標準のAPIに自動的に置き換えてくれる。万が一置き換えが不可能な場合は、エラーメッセージを出力する。

 このマイグレーションツールはAS7用とはいえ、アプリケーションをJ2EE標準にマイグレーションするツールだ。過去の資産を次期プラットフォーム上にリプレイスする際にも活用できるツールといえる。

 Webサービスは、すべて標準のテクノロジーで実装可能になっている。対応範囲は非常に広く、SOAP RPCについては、サーバはJAX-RPCで対応。クライアントはJAX-RPCとApache SOAPおよびAXISで対応している。また、SOAP MessagingにはJAXMで対応し、UDDIやebXMLにはJAXRで対応する。

 JAX-RPCとJAXRは、次期J2EE標準仕様のJ2EE 1.4でWebサービス対応APIとして採用される予定であり、AS7はこれらすべての利用を現バージョンからサポートしているというわけだ。


   AS7が誇る3つのポイント
 「安い!」「簡単!」「早い!」

 最後に、AS7のポイントを整理してみよう。

  • 有償版に匹敵する無償版の存在
    Platform Editionは無償で提供されており、Webからのダウンロードや無料CD-ROMサービス(後述)が用意されている。そして、前述したようにコアエンジンは有償版と同一である。無償ソフトウェアでありながらエンタープライズレベルの実行環境を提供するPlatform Editionは、衝撃的ですらある。

  • 標準仕様準拠による敷居の低さ
    AS7はJ2EEをはじめとする各種の標準仕様をベースとしている。つまり、J2EEを学んだ開発者は、新たなことを覚える必要もなく開発を始められるということだ。Javaテクノロジーの理念を最大限に生かした製品といえるだろう。

  • 限界に挑戦する高いパフォーマンス
    何度も繰り返すが、AS7は徹底したチューニングが施されている。Java VMやEJBの高速化はもちろん、実績を積んだHTTPサーバ「Sun ONE Web Server」など、実行速度を向上させるための努力が随所に見られる。

   オープンソースを起源とする
 Sun ONE Studio 4

 最後に、AS7との連携が強化されている開発環境「Sun ONE Studio 4」(以下Studio 4)を紹介しよう。Studio 4は、多数のJ2EEサーバに対してアプリケーションをdeploy可能とするポータビリティの高い統合開発環境だ。アプリケーションサーバごとの特有DDを意識する必要はなく、ポーティング作業を行う必要もない。

 Studio 4は、いまオープンソースで注目を集めている「Eclipse」と同様、米国で注目を集めるオープンソース「NetBeansTM」をベースに開発されている。対応プラットフォームはSolarisTMオペレーティング環境、Linux、Microsoft Windowsと非常に幅広い。

■CMP、Webサービス開発を支援する機能

 Studio 4の特徴的な機能としては、CMP開発とWebサービス開発のサポートが挙げられる。CMPをスクラッチから書くのは非常に困難である。Studio 4にはCMPウィザードが用意されているので、EJBのdeployが容易になっている。

 Webサービスに関しては、まず既存資産のWebサービス化を実現する機能が用意されている点が注目される。EJB、JavaBeansTM、C++などで作成されたビジネスロジックを、ボタン1つでWebサービスモジュールにジェネレートできる。また、作成したWebサービスからのWSDLの生成、クライアントプロキシモジュールおよびテストクライアントの生成が1クリックで可能なため、非常に高い生産性を実現できる。

 もう1つ、注目すべき機能がダイレクトUDDIのサポートだ。Studio 4のユーザーインターフェイス上から、直接UDDIレジストリにWebサービス情報を登録することが可能だ。

■3つのEditionを用意/言語を選ばないIDE

 Studio 4には、J2SE、Servlet/JSPの開発に対応し、無償で入手できるCommunity Edition、EJB開発およびWebサービス開発にも対応したEnterprise Edition、また、サーバサイドの開発とは関係ないが、携帯電話をはじめとする組込み系の開発に対応したMobile Editionの3つが提供されている。

 実は、Studio 4はJavaのみならず、C++やFortranといった開発言語もサポートしている。J2EE開発とは直接関係ないが、特徴として述べておきたい。

 いま、Sun ONE Application Server 7, Platform Editionは、無償のCD-ROMでも配布されている。無償でありながらTomcatを超える性能を持ち、かつJ2EE標準に限りなく忠実に開発されたJ2EEサーバを実際に評価してほしい。また、Sun ONE Studio 4 Community Editionも無償で入手できるので、組み合わせればJ2EEのスタンダードを学習するのに最適な教材でもある。インストールも非常に簡単なので、これからJ2EEを学習する人にもぜひお薦めしたい。

●Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、NetBeans、Solaris、Write Once, Run Anywhereは、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
●JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴは、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
 
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関連リンク集

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Sun ONE Application Server 7製品情報

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Sun ONE Application Server 7チュートリアル


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開発環境(Sun ONE Studio 4)

Sun ONE Middleware Developer Connection


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