SOAP (Simple Object Access Protocol)

ソープ

 SOAPはネットワーク経由でオブジェクト間の通信を行う軽量のプロトコルである。これまでも、ネットワーク経由でオブジェクト間の通信を行うものとして、CORBAやDCOMなどがあったが、SOAPは、通信内容の記述にXMLを用いる点が特徴で、言語やプラットフォームに依存しないプロトコルである。また、SOAPはデータ構造のみが規定されており、転送用プロトコルとして、HTTPやSMTPなど既存の任意の通信プロトコルを使用する点も特徴である。

 XML文書を企業間でやり取りする場合には、XML文書に宛先などを追加して記述する手段が必要になるが、SOAPはそういった役割のために開発されたといってよい。SOAPは「エンベロープ」「ヘッダ」「ボディ」の3つの領域に分かれており、エンベロープにはエンコーディングが宣言され、ヘッダに宛先などが格納され、ボディに通信内容が記述される。

 さまざまな組織では、ネットワークに接続する際にファイアウォールを入れて、HTTPやSMTPなどの必要最小限度のプロトコルを除いて、すべてシャットアウトしてしまうことが多い。その場合でも、SOAPはXMLとHTTPを用いることによって、ファイアウォールを超えてオブジェクト間で通信することが可能になる。

 なお、SOAPは元来Simple Object Access Protocolの略であったが、W3Cの宣言により、現在では「SOAP」はなにかの略ではなく、固有名詞であるということになった。

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