親和図法(しんわずほう)情報システム用語事典

affinity diagram method / affinity diagramming

» 2003年08月10日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 KJ法に由来する情報整理法で、品質管理(QC:quality control)分野での呼び名。新QCの七つ道具の1つ。

 バラバラの情報やアイデア、漠然としてはっきりしない問題を、言葉の意味合いの親和性によってグループ化・図式化することにより、問題の所在や本質を明らかにすることができる。課題に関係する項目や要素が多数あって錯綜していたり、問題解決への取り組み方自体が混乱している場合に有効とされる。

 手順は、特定のテーマに関して多様な考えを言葉として提出し、それらをカードや付箋紙などに記入する。そのカードを見て、関連性・親和性を感じさせるカードを直感で並べていき、その集めた理由を記入した見出しカード(要約カード)を作成する。見出しカードで同じ作業を繰り返し、カードの数を適度に減らしたところで、カードを台紙などに配置し、枠線などを書き込んで図として表す。その図を参照しながら、最終的に文書を作成する――となる。

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