ブロッキングバグ(ぶろっきんぐばぐ)情報システム用語事典

blocker bug / blocker / blocking bug

» 2011年11月07日 00時00分 公開

 ソフトウェアテスト(注1)の作業あるいはプロジェクト全体の進行を妨害するバグ(注2)のこと。

 ソフトウェアプログラムのテスト作業を行う際、ある機能がバグによって動作しないためにその機能に関連する機能も動作せず、テスト自体ができないことがある。

 また、あるテストが失敗したためにそれに依存するテストも不能(無意味)になる場合もある。このとき、テスト不能状態を引き起こしている原因となるバグをブロッキングバグという。ブロッカーバグ、ブロッカー、リリースブロッカーともいう。

 前提条件を満たさないためにテストケースが実行できないことを「ブロック」という。ブロッキングバグはブロックを引き起こすバグである。ブロック状態のテストケースが多ければ多いほど、テストカバレッジが下がるので、一般にブロッキングバグは緊急に対応する必要がある。

(注1)ソフトウェアテスト

(注2)バグ

参考文献

▼『Trac入門――ソフトウェア開発・プロジェクト管理活用ガイド』 菅野裕、今田忠博、近藤正裕、杉本琢磨=著/技術評論社/2008年10月


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