CAB(しーえいびー)情報システム用語事典

change advisory board / 変更諮問委員会

» 2009年08月25日 00時00分 公開

 変更要求(注1)をさまざまな観点から検討し、変更の可否を評価するために組織される委員会のこと。ITIL(注2)の変更管理(注3)プロセスに登場する。

 変更管理プロセスでは変更要求を一元管理し、変更承認者によって承認された変更のみが実施されるよう統制するよう規定されている。ITサービスに対する変更は、技術的リスクばかりではなく、業務やビジネスに対する影響度も考慮する必要があり、多様な視点で検討・評価することが求められるが、変更承認者にこうした知見がない場合、適切な判断を下すことが困難となる。そこで立場の異なる関係者を集めて、変更承認者に助言を行う機関として設置されるのがCABである。

 CABに参加するのは、ビジネス側のマネージャ、エンドユーザー、ITサービス部門の変更マネージャ、運用スタッフ、サービスデスクなどで、必要に応じてサプライヤや協力会社の代表者なども出席する。

(注1)http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/rfc.html

(注2)http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/itil.html

(注3)http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/changemanagement.html

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ