データフローテスト
data-flow testing
コンピュータプログラムの制御パス中の変数の状態変化(定義・参照・消滅)に注目して、エラー検出を図る静的テスト技法をいう。
プログラムが処理の対象となるデータを扱う方法の1つに変数がある。変数は通常、プログラムの中で定義(宣言・代入)によって生成され、1回以上参照(使用)され、不要になれば消滅(解放・未定義)するというライフサイクルを示す。このように変数の経過は“定義−参照−消滅”が標準のはずだが、プログラムを子細に見ていくと、定義−定義(2度も定義する必要があるのか)、定義−消滅(定義が無駄ではないか)、消滅−消滅(2度も未定義にする必要があるのか)のような怪しい使い方が出てくる。このようなエラーとなる可能性が高い不正なパターンをチェックする作業をデータフローテストという。
データフローテストでは、制御フローグラフに変数の定義・参照・消滅に関する情報を追加してデータフロー解析を行い、不正なパターンを探索する。この定義・参照・消滅のパターンは、データフローパステストのテスト基準にもなる。データフロー解析には、静的解析ツールの利用が有効である。
データフローパステストを含め、データフロー解析を利用するテストを総称して、データフローテストと呼ぶこともある。
参考文献
- 『ソフトウェアテスト技法――自動化、品質保証、そしてバグの未然防止のために』 ボーリス・バイザー=著/小野間彰、山浦恒央=訳/日経BP出版センター/1994年2月(『Software Testing Techniques, 2nd Edition』の邦訳)
- 『コードコンプリート――完全なプログラミングを目指して』 スティーブ・マコネル=著/石川勝=訳/アスキー/1994年8月(『Code Complete: A Practical Handbook of Software Construction』の邦訳)
- 『はじめて学ぶソフトウェアのテスト技法』 リー・コープランド=著/宗雅彦=訳/日経BP社/2005年11月(『A Practitioner's Guide to Software Test Design』の邦訳)
関連記事
関連用語
リンク
- ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)
- IT検証産業協会(IVIA)
- ソフトウェアテストシンポジウム(JaSST)
- ソフトウェアテスト技術者交流会(TEF)
- 高品質ソフトウェア技術交流会(QuaSTom)
- 日本科学技術連盟 − ソフトウェア品質(JUSE)
- The Association for Software Testing(AST)
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