ディシジョン/コンディションカバレッジ

decision/condition coverage / 判定条件/条件網羅 / 判定条件/条件カバレッジ


 コードカバレッジの1つで、テスト対象となるプログラムコード内部の条件文(コンディション)のすべての可能な結果(真偽)および判定条件(ディシジョン)のすべての可能な結果(真偽)の双方についてテストを実施した割合を示す。

 コンディションカバレッジディシジョンカバレッジを合わせたコードカバレッジで、条件文と条件判定のすべての真偽が少なくとも1回は出力されるようにテストを設計する。

ディシジョン/コンディションカバレッジ

 ディシジョン/コンディションカバレッジの達成基準は、与えられたプログラムのすべての入口と出口、条件文の可能なすべての結果、条件判定の可能なすべての結果を少なくとも1回テストすることと定義される。着目点は個別条件文と判定条件で、コード中の条件文の総数×2と判定条件の総数×2の総和を分母として、そのうちテスト実施(設計)したの数の総和を分子に計算を行うとディシジョン/コンディションカバレッジ(%)が得られる。

 個別条件文と判定条件を平たくいうと、“女性客は水曜日に無料”という条件付き行為における「女性客である/女性客でない」「水曜日である/水曜日でない」と「無料になる/ならない」に該当する。性別に関する条件文の結果として「真(女性の場合)」と「偽(女性でない場合)」、曜日に関する条件文の結果として「真(水曜日の場合)」と「偽(水曜日でない場合)」、および条件判定の結果として「真(無料の場合)」と「偽(無料にならない場合)」の出力が得られれば、100%網羅となる。

 コンディションカバレッジにおける条件判定のテスト漏れを補完できるが、ディシジョン/コンディションカバレッジで100%を達成しても「P and Q」と「P or Q」の取り違えを検出できない場合がある。

参考文献

  • 『ソフトウェアテスト実践ワークブック――効果的かつ効率的なテスト設計のために』 レックス・ブラック=著/成田光彰=訳/日経BP社/2007年1月(『Effective and Efficient Software Testing』の邦訳)
  • 『基本から学ぶソフトウェアテスト――テストの「プロ」を目指す人のために』 セム・ケイナー、ジャック・フォーク、フン・クォック・グエン=著/テスト技術者交流会=訳/日経BP社/2001年11月(『Testing Computer Software, 2nd Edition』の邦訳)
 
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