DCOR (design-chain operations reference-model)

デザインチェーン活動参照モデル


 SCMにおけるサプライチェーンの上流に当たる、開発・設計プロセスをカバーするデザインチェーン・マネジメントのための参照モデルのこと。サプライチェーン・カウンシル(SCC)によって発行された。

 広義のサプライチェーンは、製品・サービスが生まれてから顧客に届くまでのすべての過程を含むものだと考えることができるが、SCCが提唱するサプライチェーン参照モデル「SCOR」は部材料の調達から出荷・納入までを対象とし、製品開発に関するプロセスは定義されていなかった。しかし製品の設計や開発、および製品ライフサイクルは、サプライチェーンの実務に影響を与えるため、これを補完するために作られたのがDCORである。

 DCORモデルの構造はSCORモデルを引き継ぎ、設計・開発の業務プロセスを階層構造で示し、そのメトリクス(評価指標)やベストプラクティスを定義している。主要マネジメントプロセスは、Plan(計画)、Research(研究)、Design(設計)、Integration(生産準備)、Amend(修正)である。

 もともとはHP(ヒューレット・パッカード)の社内で作られたプロセスモデルで、2004年にSCCに譲渡され、2006年にSCCからDCOR 1.0としてリリースされた。

 
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