開発プロセスはソフトウェアの作り方であり、その違いが最終的なソフトウェア製品やその提供方法の特性に大きく影響する。これは製造業の製造プロセス(例えば、見込み製造とBTOやATO)に向き不向きがあるのと同様である。そのため、ソフトウェア業界やソフトウェア工学の世界では開発プロセスの議論が盛んに行われ、数多くの開発プロセスモデルが作られてきた。プロセスの流れをテーマにしたモデルとしてはウォーターフォール、反復開発、アジャイル開発が知られる。また、プロセス内の作業を網羅・詳細化したモデルとしては、ISO/IEC 12207/JIS X 0160や共通フレームがある。
開発プロセスは“作業系列の流れ”であると同時に“作業系列の範囲”であり、その内部には“作業の階層構造”を持っている。その階層レベルについて、ISO/IEC 12207や共通フレームは「プロセス」「アクティビティ」「タスク」「リスト」と表現している。また、ワッツ・S・ハンフリー(Watts S. Humphrey)は「Universal」「Worldly」「Atomic」の3段階で表す方法を提示している。