外部設計(がいぶせっけい)情報マネジメント用語辞典

external design

» 2005年06月25日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 ソフトウェアの開発工程の1つで設計フェイズのうち、開発しようとするシステムが外部(ユーザーや外部システム)に対してどのような機能、インターフェイスを提供するかを設計すること。

 簡単にいえば、要求仕様に基づいて“開発するシステムの機能”を決定する工程で、例えば、「Aをキーボード入力するとBを画面に出力する」というようにソフトウェアの実装を意識せずに、ユーザー視点で記述する。これによりおよそのシステム規模が明らかになり、開発スケジュールと予算が試算できるようになる。ユーザー(システム発注者)とSE(設計者)の間で行われる工程である。

 具体的には、システム分割(アーキテクチャの決定)、入出力概要設計(画面/帳票設計)、コード設計(データ形式/構造)、論理データ設計(データベースの論理設計)などの作業がある。

 一般に、基本設計/概要設計と同一視されるが、方法論やスコープによっては別の工程とされることがある。また、ハードウェアやネットワークなどの制約条件を考慮に入れて仕様を決定しなければならないため、これらの選定を含めて“外部設計”と称する場合もある。

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