JIS X 0160(じぇいあいえす えっくす 0160)情報マネジメント用語辞典

JIS X 0160:1996 − ソフトウェア・ライフサイクル・プロセス

» 2010年01月01日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 ソフトウェア・ライフサイクル・プロセスに関する日本工業規格。ISO(国際標準化機構)/IEC(国際電気標準会議)による国際規格「ISO/IEC 12207:1995 Information technology - Software life cycle process」を日本語に翻訳したもので、1996年7月に発行された。

 システム開発の発注側(ユーザー)と受注側(ベンダ)の双方で相互に理解できるソフトウェア・ライフサイクル・プロセスの共通枠組みを、明確に定義された用語で規定したもの。「プロセス」「アクティビティ」「タスク」の3階層で構成され、ソフトウェアを含むシステム、単体ソフトウェア製品、ソフトウェアサービスを取得する場合、ならびにソフトウェア製品の提供、開発、運用、保守を行う場合に適用することが想定されている。

 プロセスのレベルの構成は、以下のとおり。

主ライフサイクル・プロセス

  • 取得プロセス
  • 供給プロセス
  • 開発プロセス
  • 運用プロセス
  • 保守プロセス

支援ライフサイクル・プロセス

  • 文章化プロセス
  • 構成管理プロセス
  • 品質保証プロセス
  • 検証プロセス
  • 妥当性確認プロセス
  • 共同レビュープロセス
  • 監査プロセス
  • 問題解決プロセス

組織に関するライフサイクル・プロセス

  • 管理プロセス
  • 環境整備プロセス
  • 改善プロセス
  • 教育訓練プロセス
  • -
  • 修正プロセス

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