ノウフー(のうふー)情報マネジメント用語辞典

know who / ノーフー / ノウフウ

» 2004年12月11日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 ナレッジマネジメントの分野における知識活用のアプローチの1つ。「誰が何を知っているか」「どこに経験者やエキスパートがいるか」を特定できる仕組みを作ることで、知識やノウハウを“持っている人”と“必要とする人”を結び付け、知識の有効活用を図るもの。

 社員数が何万人にもなるような大企業では、社内に専門家や経験者が存在するなのに、その人を探し出せないために、利用価値のある情報が眠ったままという例が見られる。あるいは、人材の流動化が進み、派遣社員や新入社員が多い企業では“社内事情”が暗黙知となってしまい、「誰に何を聞いたらよいか分からない」という状況が発生する。そうしたムダを乗り越えるソリューションとして提唱されているのが、ノウフー・システムだ。

 ノウフーのシステムは、人事データベースを発展させたもの、メンバーに得意分野を登録してもらうものなどが多いが、グループウェア電子掲示板上での活動などに基づいて自動的にメンバー個々人の得意分野や特性を推測し、情報を蓄積していくシステムも登場している。

 こうした、“人”に関する情報を一元的に検索できるようにしておくことで、知識やノウハウが欲しい人は、それを詳しくて知っている人をすぐに探し出し(その人に連絡するところまでサポートするシステムもある)、必要な知識やサポートを得ることができる。

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