提唱者のメアリー・ポッペンディーク(Mary Poppendieck)とトム・ポッペンディーク(Tom Poppendieck)は著書『Lean Software Development: An Agile Toolkit』で、リーン原則は広い分野で適用できるが、製造工程に適用されているリーン生産プラクティスを、そのままソフトウェア開発に移植できないと述べている。すなわち、ソフトウェアを作り出す活動は「製造プロセス」ではなく、「開発プロセス」であって、試行錯誤を含む学習プロセスだからだという。また、具体的適用については、「あるチームには薬でも、それが別のチームにとっては毒となる」ことを指摘し、どのツールからどのようなプラクティスを導き出し、どの程度実践するかは状況に応じて行われるべきだとしている。
参考文献
『リーンソフトウエア開発――アジャイル開発を実践する22の方法』 メアリー・ポッペンディーク、トム・ポッペンディーク=著/平鍋健児、高嶋優子、佐野建樹=訳/日経BP社/2004年8月(『Lean Software Development: An Agile Toolkit』の邦訳)
『リーン開発の本質――ソフトウエア開発に生かす7つの原則』 メアリー・ポッペンディーク、トム・ポッペンディーク=著/平鍋健児=監訳/高嶋優子、天野勝=訳/日経BP社/2008年2月(『Implementing Lean Software Development: From Concept to Cash』の邦訳)