パスアラウンド
pass around / 回覧レビュー
ソフトウェアレビュー手法の1つで、レビュー対象となる成果物を電子メールなどで複数のレビューアに配布・回覧し、フィードバックを求める方法をいう。回覧式、配布式、集中式(掲示板式)がある。
物理的・時間的な理由で会合が持てない場合、簡易にコメントが欲しい場合などに用いられる。レビューアの招集コストが不要で、必要に応じて多人数からのフィードバックが得られるので、理論上は欠陥の見落しリスクが小さくなる。電子メールや文書管理システムを利用すれば、遠隔地のレビューアに参加してもらうことも可能となる。
パスアラウンドの欠点としては、レビューアが積極的に協力してくれない場合、回答を得ることが難しい点がある。また、レビューア同士が顔合わせをしないので、お互いの意見に触発されて新しい指摘がされるといった効果はあまり期待できない。同じ欠陥の重複指摘による冗長コスト、矛盾する意見を1つにまとめるて結論を出すコストなども発生する。
ほかのレビュー法に比べて比較的容易な方法だが、レビューア側の都合を考えない一方的な依頼となっては、成果は期待できない。レビューアがレビュー時間を確保できるようなタイムスケジュールや事前予告、レビュー目的の説明といった配慮が必要となろう。
参考文献
- 『ソフトウェア品質知識体系ガイド――SQuBOK Guide』 SQuBOK策定部会=編/オーム社/2007年11月
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関連用語
リンク
- ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)
- IT検証産業協会(IVIA)
- ソフトウェアテストシンポジウム(JaSST)
- ソフトウェアテスト技術者交流会(TEF)
- 高品質ソフトウェア技術交流会(QuaSTom)
- 日本科学技術連盟 − ソフトウェア品質(JUSE)
- The Association for Software Testing(AST)
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