ソフトウェア故障
software failure
ソフトウェアプロダクトが正しく動作せず、所定の機能を発揮できない現象のこと。ユーザーから見たときのバグである。
ソフトウェアはハードウェア上で実行され、ユーザーが要求する機能を提供するために作られるものだが、ソフトウェア故障はその要求機能が喪失・低下することをいう。ソフトウェアが何らかの操作や環境の組み合わせで特定の動作が不能になるものまでさまざまである。
ソフトウェア故障はソフトウェア信頼性の分野で使われる言葉で、ソフトウェアフォールトが原因で発生するソフトウェア機能の喪失や低下をいう。ソフトウェア故障は必ず発生するものもあるが、多くの場合は特定条件がそろって初めて顕在化する。従って、ソフトウェア故障は確率的な現象ととらえられ、発生頻度を統計的に扱うことでソフトウェア信頼度を算出・評価する。
一方、ソフトウェア安全性の分野(ISO/IEC 15026やJIS X 0134)では、ソフトウェア故障は発生頻度では表せない系統故障(systematic failure)であり、決定論的なものとして位置付けられている。
参考文献
- 『ソフトウェアの信頼性――ソフトウェア・エンジニアリング概説』 グレンフォード・J・マイヤーズ=著/有沢誠=訳/近代科学社/1977年10月(『Software Reliability: Principles and Practices』の邦訳)
- 『ソフトウェア信頼性ガイドブック――ソフトウェア品質向上への指針』 ロバート・L・グラス=著/菅野文友=訳/日科技連出版社/1981年6月(『Software Reliability Guidebook』の邦訳)
- 『ソフトウェア信頼性評価技術――ソフトウェア信頼度成長モデル入門』 山田茂=著/HBJ出版局/1989年5月
- 『ソフトウェア信頼性ハンドブック――ソフトウェアの品質保証技術』 ポール・E・ルーク=編/菅野文友、大森晃=訳/日科技連出版社/1995年5月(『Software Reliability Handbook』の邦訳)
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リンク
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- ソフトウェアテストシンポジウム(JaSST)
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