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» 2001年04月10日 00時00分 UPDATE

ゼロ円でできるXサーバ(1):WindowsでLinuxをリモート操作(前編) (3/3)

[中澤勇,@IT]
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VNCをもっと便利に

 とりあえずVNCは使えるようになったが、VNCサーバの起動が面倒だし、このご時世にtwmというのも寂しい(ただし速い)。設定を変更して使い勝手を改善しよう。

vncserverの起動と終了を省力化

 この設定は必須ではないが、エイリアスを設定すればVNCサーバの起動/終了が多少楽になる。単に、ユーザーの.bashrcに以下の行を追加するだけだ。

alias vncstart='vncserver :1'
alias vnckill='vncserver -kill :1'

 .bashrcを変更したら、例によってsource .bashrcで反映させる。以後、vncstartvnckillで起動、終了が可能になる。

GNOMEの起動と日本語入力

 twmなら負荷も少なく、操作は快適だが面白みに欠ける。WindowMakerなどのWindow Managerを起動することもできるが、ここではGNOMEを使う方法を紹介しよう(ただし動作速度は低下する)。ついでに、kinput2の設定を行って日本語入力も可能にする。

 Window Managerあるいはデスクトップ環境の設定は、ユーザーのホームディレクトリにある./vnc/xstartupで行う。

$ vi ~/.vnc/xstartup

などとしてxstartupを開き、以下のように書き換える。

#!/bin/sh 
xrdb $HOME/.Xresources
LANG=ja_JP.ujis
export LANG 
xsetroot -solid grey
kinput2 &
exec gnome-session &

 これでGNOMEが起動するようになり、日本語入力も可能になる。

 ただし、この設定だとLASER5 Linux 6.4では「[あ]」が表示されたところでターミナルが固まってしまう。そこで、これを回避するためにkinput2 &の行を少し書き換える。FreeWnnを使う場合は、

kinput2 -wnn -jserver localhost:1 &

とする。cannaなどの場合も、VNCを使わずに直接LinuxマシンでXを起動し、

$ ps ax | grep kinput2

で表示されたとおりに記述すればよい。

日本語フォントの表示

 LASER5 Linux 6.4の場合、特に設定を変更しなくても日本語を表示できるのだが、デスクトップアイコンのキャプションなど、一部のフォントが大きすぎるなどの問題がある。そこでまたもxstartupに若干設定を追加する。

$ vi ~/.vnc/xstartup

でxstartupを開き、

xset +fp /usr/X11R6/lib/X11/fonts/japanese

の1行を追加。以下が最終的なxstartup(LASER5 Linux 6.4版)の内容だ。

#!/bin/sh 
xrdb $HOME/.Xresources
LANG=ja_JP.ujis
export LANG
xset +fp /usr/X11R6/lib/X11/fonts/japanese 
xsetroot -solid grey
kinput2 -wnn -jserver localhost:1 &
exec gnome-session & 

 以上で、VNCを活用するための最低限の設定は完了だ。しかし、完全ではない。後編では、VNCユーザーを簡単に追加する設定や、inetd経由で自動的にVNCサーバを起動する方法を紹介する予定だ。


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