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» 2001年11月21日 10時00分 UPDATE

安藤幸央のランダウン(4):お役立ちWebサイト紹介

「Java FAQ(What's New)」の安藤幸央氏が、CoolなプログラミングのためのノウハウやTIPS、筆者の経験などを「Rundown」(駆け足の要点説明)でお届けします。(編集局)

[安藤幸央(andoh@dst.nk-exa.co.jp),@IT]

指針となるサイト

 Java言語はインターネットリソースを大いに活用しながら大きくなってきています。Java自身がネットワークとの親和性が高いことも手助けし、数多くのJava 関連のWebページが存在します。ライブラリ、トラブルシューティング情報、チューニングテクニック、技法、各種技巧など。プログラムをしたり、システムを構築していくうえで、ネットワーク上の情報に大いに助けられます。

 何か困ったことがあったり、調べたいことがあったときに「○○を見ればよい」といえるような、見るべきサイト、見るべき書籍を知っているというのは重要なことです。使っている製品、ライブラリのWebページを小まめにチェックし、バグフィックスのパッチや、アップデート情報をチェックするのも忘れてはなりません。

 JavaやXMLをベースとしたプログラムの助けになるサイトは数多く存在します。その数は日に日に増加していっているといってもよいでしょう。最近は、広範囲に展開してきたJava全般を扱うのではなく、J2ME専門、サーバ・サイドのJava専門など、特定の情報に特化したサイトが増えてきているのが特徴です。

 では、今回は、海外のサイトを中心に役立つサイトをいくつか紹介していきましょう。

技術情報サイト

  • Experts Exchange
    Experts Exchangeはその名のとおり、達人の知識を相互交換する仕組みを提供しているサイト。登録するとポイントがもらえ、そのポイントを使って回答を求めたり、だれかの質問に回答することによってポイントをためていくことができる。同様のシステムは数多くあるが、登録者数も多く、回答の質も高いのが特徴。

  • jGuru
    分野ごとに整理されたニュース、レビュー記事、専門の技術者たちからの回答集。特にFAQは専門の執筆者が担当しており、質が高い。

  • Focus on Java
    About.comのJavaフォーラム。Javaに詳しいモデレータがJava関連の情報をまとめている。

ポータルサイト

  • JavaLobby
    Java関連のフォーラム、オピニオンなどが充実しているサイト。

  • JSP Insider
    JavaServer Pagesを中心としたニュース記事や技術情報サイト。

  • JSP Resource Insider
    JavaServer Pagesの情報の宝庫。

  • ServerSide.com
    サーバ・サイド Java、 アプリケーションサーバ関連の情報、ニュース、レビュー記事の充実したサイト。

  • Application-servers.COM
    アプリケーションサーバに特化した情報を提供するサイト。

  • Micro Java Network
    携帯端末を中心としたJ2ME関連情報を提供するサイト。

  • IBM developerWorks
    いわず知れたIBMの開発者向け情報サイト。Java関連、XML関連の専門の技術者たちによる記事が豊富。

ニュース・レビューサイト

  • JDance
    Java関連のレビュー記事、ニュース記事などがジャンル別に紹介されている。

  • JavaToys
    Java関連のレビュー記事、ニュース記事の紹介サイト。

  • Java Channel
    新旧含め、Java 関連のライブラリ、ツールなどのレビュー記事を読むことができる。

  • Java in the News
    各所のニュースサイトより、Java 関連のニュースをピックアップして紹介しているサイト。

ライブラリサイト

  • Jars
    Javaライブラリ、ツール集。各ジャンルに分かれたJavaベースのツールやライブラリなどを見つけることができる。

  • jFind
    Javaライブラリ、ツール、レビュー記事の紹介サイト。

  • Freshmeat
    Javaだけに限らず、オープンソースのライブラリツールの紹介サイト。常に最新版が紹介されるので、アップデート情報の入手に便利。

  • Code Guru
    ちょっとしたサンプルソース、参考になるソースコードが得られる。

  • IBM alphaWorks
    IBMの運営するJava、XML関連のツール、ライブラリに関するサイト。alphaWorksという名称は、まだ製品になっていない現在内部で開発中のもの(アルファ版)を早々と一般に公開し、皆に使ってもらって、その意見を取り入れていこうという趣旨で設立されたサイトだと聞いている。このサイトの設立にはIBM副社長であるJohn Patrick氏(http://www.ibm.com/patrick/)の尽力が大きかったとのことだ。

そのほかのサイト

  • Internet FAQ Consortium
    インターネットニュースグループ上での各種FAQ(Frequently Asked Questions:頻繁に尋ねられる質問とその回答集)。Javaプログラミングにおいて必要な知識はJavaのことだけではない。ネットワークにも詳しくなければならないし、画像や音声、3次元モデルを扱うのであれば、それらの技術や、フォーマットに関しても詳しくなければならない。FAQは各分野のことを詳しく知るのに便利な情報の宝庫である。

  • Google
    Googleは高速に的確な情報を探せることで評価が高い検索サイトだ。またページがキャッシュに残っているので便利に使える。1単語だけではなく複数のキーワードを入力することにより的確な情報が見つかる可能性が高くなる。エラーメッセージをそのまま入力すると、対処方法が記載されたページを比較的簡単に見つけることができるだろう。ある会社や、製品のWebページのURLを忘れたりといった場合もたちどころに見つかることだろう。変にポータル化せず「検索」という皆が必要とする機能に特化しており、各所でその威力を発揮する。検索サイトをうまく活用することが、その人の情報力を強化するといっても過言ではない。プログラムを作ったり、システムを設定・構築していくうえでインターネット上にある情報を参考にすることによって事がスムーズに進むことは珍しくない。

 いくつかの興味深いサイトを紹介した。臨機応変に役立てていってほしい。ごく一般的なサイトが紹介されていなかったりするかもしれないが、それらは@ITのリンク集が充実しているのでそちらを活用してほしい。またさらに便利なサイトがあればぜひ教えていただきたい。

 各人が苦労して乗り越えたトラブルシューティングの方法や、チューニングの技や、各種テクニックなど、生の声や技を手に入れることができる。インターネット上にある情報は、先人たちの英知の集合が保存されているものだ。それらの知識、経験を利用しない手はない。

 だれかのノウハウが、まただれかの助けになる。数多くの英知の積み重ねが、次へのステップとなるのだ。

次回は12月15日の公開予定です。


プロフィール

安藤幸央(あんどう ゆきお)

安藤幸央

1970年北海道生まれ。現在、株式会社エヌ・ケー・エクサ マルチメディアソリューションセンター所属。フォトリアリスティック3次元コンピュータグラフィックス、リアルタイムグラフィックスやネットワークを利用した各種開発業務に携わる。コンピュータ自動彩色システムや3次元イメージ検索システム大規模データ可視化システム、リアルタイムCG投影システム、建築業界、エンターテインメント向け3次元 CG ソフトの開発、インターネットベースのコンピュータグラフィックスシステムなどを手掛ける。また、Java、Web3D、OpenGL、3DCG の情報源となるWebページをまとめている。

ホームページ:
http://www.gimlay.org/~andoh/java/

所属団体:
OpenGL_Japan (Member)、SIGGRAPH TOKYO (Vice Chairman)

主な著書

「VRML 60分ガイド」(監訳、ソフトバンク)
「これがJava だ! インターネットの新たな主役」(共著、日本経済新聞社)
「The Java3D API仕様」(監修、アスキー)


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