連載
» 2002年08月08日 00時00分 UPDATE

パソコンで試してわかるWebサービス(1):Webサービスを試す環境を作る (1/5)

[イチロー,樋口研究室監修]

本記事は2002年に執筆されたものです。Webサービス全般の最新情報は@IT Java Solutuionのカテゴリ「JavaとXML/Webサービス/SOA連携」をご参照ください。


 「Webサービス」という言葉は、ほとんどのIT技術者が知る単語になりました。しかし、「Webサービスって何?」と聞くとさまざまな答えが返ってきます。これはWebサービスが多くの技術要素で成り立ち、さまざまな使い方があり、適用範囲が広いためです。そこで、この連載では、この広大なWebサービスの世界すべてを知るのではなく、最も基本となる技術を実際にプログラムを作りながら身に付けていただこうと思います。「SOAPとは何か?」「WSDLとは何か?」など、実際に自分のPCで操作し、動かしながら理解していくことにしましょう。

樋口研究室とは?

トレンドの追っかけから、技術検証まで、コンピュータに関するあらゆる分野でただ知的好奇心を満たすためだけに研究に没頭する技術集団。メンバーが運営するホームページ(以下のURL)もある。http://www.ibm.com/jp/software/websphere/developer/tips/kouza/index.html



この連載の目的

 今回取り上げるWebサービス技術は、「SOAP」と「WSDL」です。この2つは最もシンプルなWebサービスを構成するだけでなく、すべてのWebサービスが利用する基本技術です。次から次へと出てくるWebサービス関連技術はSOAP/WSDLをベースに作成されているといっても過言ではありません。この2つの技術を押さえることがWebサービスの世界への第一歩です。

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連載の流れ

 この連載は次のようなステップを予定しています。

  1. SOAP/WSDL環境の構築とサンプルプログラムの実行
  2. SOAPの基本動作を知る
  3. 自分でWebサービスを作る
  4. Webサービスの特徴を知る
  5. WebサービスからWSDLを作る
  6. WSDLからWebサービス・クライアントを作る
  7. 統合開発環境を利用してWebサービスを作る
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 車の運転に例えてみましょう。オートマ車であれば、ハンドル、アクセル、ブレーキの操作だけで運転できますが、マニュアル車の場合はクラッチやシフトレバーなども扱えなくてはいけません。マニュアル車の運転の方が、より車の動作に沿った操作を行っていることになります。そこで今回の連載では、最初にマニュアル車の運転を学習し、その後オートマ車の運転にいってみようと思います。マニュアル車の運転を勉強してもらうのは、SOAP/WSDLにおける半クラッチを知ってもらうためです。この半クラッチの仕組みを理解すると、オートマになっても上手な運転ができるようになります。さらに将来のWebサービスは、オートマ車の先の自動走行車までも考えられています。この世界になったときにもマニュアル車の運転ノウハウを知っておくことはとても重要です。

 まずはSOAP/WSDLのマニュアル運転((1)〜(6))をしてみます。そして、その後統合開発環境によるオートマ運転(7)をしてみて、オートマ車がどのような動きをするか体験していただく予定です。

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