Web、DNS、メール、FTPサーバのIPv6化Linuxで作るIPv6ネットワーク環境(2)(1/3 ページ)

OSがIPv6に対応しても、各種のサービスがIPv4のままではあまり意味がない。各種のインターネットサーバをIPv6化しよう。

» 2002年12月07日 00時00分 公開

 前編では、Linuxカーネルおよびコマンド類のIPv6化を行いました。タイミングよくUSAGI STABLE Release 4がリリースされましたが、IPv6というプロトコルについて何かが変わるということはありません。

 中編では、前編で構成した環境をベースにして、

  • インターネットサービスのIPv6化
  • IPv6特有のサービス
  • セキュリティ

について解説します。

インターネットサーバのIPv6化

 インターネットサーバといっても、さまざまなサーバがあります。また、IPv6にすでに対応しているものもあれば、これから対応するものも多く見受けられます。

 アプリケーションの構造的には、IPv6パケットとIPv4パケットを待ち受ける仕組みは別のものとして扱われます。そのため、IPv6ソケットも意識して待ち受けられるようなサーバでないと、IPv6対応のサーバとはいえません。

 本稿では、多くの方が利用すると思われるサーバとして、

  • DNS
  • Web
  • SMTP
  • POP3
  • IMAP4
  • FTP

の6つを取り上げます。


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