IETF(Internet Engineering Task Force)とは

IETF(Internet Engineering Task Force)はインターネットに関する技術の標準化を行っている任意団体である。IETFが標準化しているプロトコルとしてTCPやIP、HTTPなどが挙げられる。

» 2017年11月20日 05時00分 公開

 IETF(Internet Engineering Task Force)はインターネットに関する技術の標準化を行っている任意団体である。IETFが標準化しているプロトコルとしてTCPやIP、HTTPなどが挙げられる。IETFはISOC(Internet Society)に属している。

 IETFは多くのワーキンググループを持ち、ワーキンググループは技術エリアに分けられる。2017年7月現在7つのエリアが存在し、その中にあるセキュリティ技術エリアには19のワーキンググループがある。

 IETFは、広くインターネット業界に有用な情報を含んでいると判断されたものをRFC(Request For Comments)として発行する。インターネット標準のための「Standard Track RFC」以外にも、研究目的の「Experimental RFC」、情報提供を目的とした「Informational RFC」、標準化過程の議論などを残すための「Historical RFC」がある。

 IETFにおける技術仕様の策定は、仕様を細部まで固めるのではなく緩く定め、相互接続実験や実運用を通して仕様を実装する「Rough Consensus and Running Code」という考え方で行われている。

■更新履歴

【2004/1/1】初版公開。

【2017/11/20】最新情報に合わせて内容を書き直しました(セキュリティ・キャンプ実施協議会 著)。


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