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連載
» 2005年11月19日 05時00分 UPDATE

Tech TIPS:Windowsのエクスプローラーの右クリックメニューを編集して整理する

ソフトウェアをインストールすると、エクスプローラの右クリック・メニューに勝手に項目が追加登録されることがある。レジストリの編集によって、右クリック・メニューを整理できる場合が多い。

[デジタルアドバンテージ,著]
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連載目次

対象OS:Windows 2000/Windows XP/Windows Server 2003



解説

 アーカイバやアンチウイルス・ソフトウェア、文書の表示/編集ソフトウェア、マルチメディア・アプリケーションなどをインストールすると、インストール・オプションには選択肢が用意されていないのに、勝手にエクスプローラの右クリック・メニューに新しい項目が追加されてしまうことがある。その結果、システムを使い込んでいくうちに右クリック・メニューに項目がどんどん増えてしまう。

 右クリック・メニュー項目があまりに多くなると、目的の項目を探すのが面倒になったり、右クリック・メニューを呼び出すのに時間がかかったりするようになる。

 エクスプローラの右クリック・メニューは、レジストリのContextMenuHandlersキー以下のサブ・キーに記述されたCLSIDに対応するコンポーネント、あるいはshellキー以下のコマンドが呼び出されることによって機能する。このContextMenuHandlersまたはshellのサブ・キーを整理することで、右クリック・メニューを編集可能だ。なお、レジストリの編集によりすべての右クリック・メニュー項目がひとつひとつ個別に削除できるわけではなく、ひとつのコンポーネントをメニューから削除すると、そのコンポーネントに属するメニュー項目がすべて削除される。

操作方法

 エクスプローラの右クリック・メニュー(コンテキスト・メニュー)に表示される項目はレジストリによって制御されているが、処理対象となるオブジェクトの種類や呼び出されるメニューの導入方法により、格納されているレジストリのキーはさまざまである。以下に、代表的なオブジェクトの種類ごとに該当するレジストリ・キーの位置を示す。

HKEY_CLASSES_ROOT\*\shellex\ContextMenuHandlers
HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell
HKEY_CLASSES_ROOT\<プログラムID>\shellex\ContextMenuHandlers
HKEY_CLASSES_ROOT\AllFilesystemObjects\shellex\ContextMenuHandlers


ファイル

HKEY_CLASSES_ROOT\*\shellex\ContextMenuHandlers
HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell
HKEY_CLASSES_ROOT\lnkfile\shellex\ContextMenuHandlers
HKEY_CLASSES_ROOT\AllFilesystemObjects\shellex\ContextMenuHandlers
HKEY_CLASSES_ROOT\exefile\shell
HKEY_CLASSES_ROOT\exefile\shellex\ContextMenuHandlers
HKEY_CLASSES_ROOT\AllFilesystemObjects\shell


ショートカット

HKEY_CLASSES_ROOT\AllFilesystemObjects\shell
HKEY_CLASSES_ROOT\AllFilesystemObjects\shellex\ContextMenuHandlers
HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\Shell
HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\ShellEx\ContextMenuHandlers
HKEY_CLASSES_ROOT\Folder\Shell
HKEY_CLASSES_ROOT\Folder\ShellEx\ContextMenuHandlers


フォルダ

HKEY_CLASSES_ROOT\Drive\Shell
HKEY_CLASSES_ROOT\Drive\ShellEx\ContextMenuHandlers
HKEY_CLASSES_ROOT\Folder\Shell
HKEY_CLASSES_ROOT\Folder\ShellEx\ContextMenuHandlers


ドライブ

●レジストリを編集する

 これらのレジストリ・キーの該当するサブ・キーを、レジストリ・エディタで直接編集することにより、不要な右クリック・メニューを削除できる。ここでは例として、圧縮・伸張ソフトウェアの「WinRAR 日本語版」をデフォルト設定でインストールしたことにより追加されるメニューを編集してみる。

[注意]

レジストリに不正な値を書き込んでしまうと、システムに重大な障害を及ぼし、最悪の場合、システムの再インストールを余儀なくされることもあります。レジストリ・エディタの操作は慎重に行うとともに、あくまで御自分のリスクで設定を行ってください。何らかの障害が発生した場合でも、本Windows Server Insider編集部では責任を負いかねます。ご了承ください。


 まずWinRARをインストールしたことにより、フォルダを選択した場合に表示される右クリック・メニューの項目が増えていることが分かる。ここでは、WinRARのインストーラが追加したコンテキスト・メニューのうち、フォルダに対するものをすべて削除してみる。

WinRARが追加したフォルダのコンテキスト・メニュー WinRARが追加したフォルダのコンテキスト・メニュー
WinRARをインストールしたことにより追加されたコンテキスト・メニューを確認しよう。任意のフォルダを右クリックすると、WinRARのアイコンが付いたメニューが追加されていることが分かる。
  (1)ここがWinRARによって追加されたメニュー。

 確認できたらレジストリ・エディタを起動し、フォルダのコンテキスト・メニューに対応するレジストリ・キーを検索する。

レジストリ・エディタでエントリを検索する レジストリ・エディタでエントリを検索する
ソフトウェアにより異なるが、WinRARの場合、フォルダのコンテキスト・メニューはHKEY_CLASSES_ROOTのDirectory\shellex\ContextMenuHandlers以下にWinRARというサブ・キーとして追加されている。
  (1)これがWinRARによって追加されたサブ・キーである。

 いきなりレジストリ・キーを削除せず、いつでも書き戻せるようにバックアップを取ってから削除する。

レジストリ・キーをバックアップし、削除する レジストリ・キーをバックアップし、削除する
対象となるレジストリ・キー、HKEY_CLASSES_ROOTのDirectory\shellex\ContextMenuHandlersにある「WinRAR」を.reg(登録ファイル)形式でバックアップする。アプリケーションによってはアンインストールする際にレジストリ・キーを要求するものもあるので、書き戻す必要が生じた場合のために、.reg形式を指定して保存しておこう(.reg形式であれば、ダブルクリックするだけで簡単に書き戻せる)。バックアップを作成できたら、サブ・キーごと削除する。
  (1)保存しておきたいキー名を右クリックする。
  (2)ポップアップ・メニューから[エクスポート]を選択する。保存するファイル名を指示するダイアログに任意のファイル名と保存場所を指定して、保存する。
  (3)保存されたことが確認できたら、[削除]をクリックする。

 同様の手順で、前述のフォルダに対応するレジストリ・キーから[WinRAR]となっているサブ・キーをすべて探し、削除する。ここで例として挙げたWinRARの場合、HKEY_CLASSES_ROOTのFolder\shellex\ContextMenuHandlers以下にも[WinRAR]というレジストリ・キーが存在した。これら2カ所のレジストリ・キーを削除することにより、フォルダを右クリックした際のコンテキスト・メニューからWinRARに関する機能が削除できた。

WinRARの機能が削除されたコンテキスト・メニュー WinRARの機能が削除されたコンテキスト・メニュー
上記2カ所のレジストリ・キーを削除することにより、フォルダを選択した際のコンテキスト・メニューからWinRARが追加した機能を削除できた。

画像フォルダのコンテキスト・メニューを削除するには?

 フォルダについては、上記のレジストリ・キーだけでなく、フォルダの属性により追加で参照される以下のレジストリ・キーが存在する。

HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\Directory.<属性名>



 このキーのサブ・キーとして、[Shell][shellex]が設定されている。たとえば、サムネイル作成ソフトウェアや画像一覧ソフトウェアのようなツールの場合、画像フォルダのコンテキスト・メニューだけに現れる場合がある。この場合、以下のようなサブ・キーが参照されることになる。

HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\Directory.Image



 このキーのサブ・キーに登録されている場合には、同様の手順でバックアップを取ってから削除すればよい。


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