エン・ジャパン、インド人エンジニアの採用支援サービス8月開始優秀なエンジニアはインドから

» 2008年07月11日 00時00分 公開
[荒井亜子,@IT]

 転職サイト運営のエン・ジャパンは7月11日、8月から日本国内の製造業向けに、インド人エンジニアの採用支援サービスを開始することを発表した。

 エン・ジャパンは、インドと日本で人材派遣、教育研修、オフショア開発などを行っているソフトブリッジソリューションズジャパンと業務提携し、日本企業とインド人エンジニアのマッチングを請け負う。エン・ジャパンが国内の企業から求める人材のニーズを拾い、ソフトブリッジソリューションズジャパンにそのニーズを伝える。ソフトブリッジソリューションズジャパンは、自社で管理しているデータベースからふさわしい人材を選び、日本企業に紹介する。

 エン・ジャパンの広報は「いまこのタイミングで業務提携をする理由は、エン・ジャパンのパートナー企業からのニーズというより、社会的意義が大きい。日本の製造業を元気にしたいという気持ちから」と話す。

 エン・ジャパンは、「日本の製造業は世界最先端の高い技術力を誇る一方で、少子化や理工系学生の減少で質の高い優秀なエンジニアが慢性的に不足しており、人材獲得は企業の重要な経営課題となっている」と説明する。

 また、近年日本の製造業は海外に工場を作るなどグローバル展開が拡大しており、技術力と語学力を兼ね備えたエンジニアを求める企業が増加している。そのため、英語に強く理工系人材を多く輩出するインドに着目したという。

 言語、生活習慣、文化の異なる海外人材の活用には相互理解が不可欠であるため、インド人エンジニアに日本語や文化、ビジネスマナー、生活習慣などの研修をし、ビザの取得、来日後の住居手配や日常生活まで含めサポートをしていくという。

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