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» 2008年11月11日 05時00分 公開

.NET TIPS:[ASP.NET]Webサイトのルートの物理パスを取得するには?[C#、VB]

[一色政彦,デジタルアドバンテージ]
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連載目次

 Webサイト内に配置したファイルにアクセスしたいなどの目的で、

  Webサイトのルート(例えば「http://localhost:32313/WebSite1/」)

(=厳密にはサイトのホーム・ディレクトリ)に対応する、

  ファイル・システムの物理パス(例えば「C:\WebSites\WebSite1\」)

を取得したい場合がある。

Webサイトのルートの物理パスを取得する方法(基本)

 このような物理パスを取得するには、Serverオブジェクト(厳密には、Webフォームの実体であるPageオブジェクトのServerプロパティから取得できる、HttpServerUtilityクラス(System.Web名前空間)のオブジェクト)のMapPathメソッドを使えばよい。MapPathメソッドは、引数としてWebサイトの仮想パス(ルートなら「./」)を受け取る。

 次のコードは実際にMapPathメソッドを使った例だ。

Label1.Text = Server.MapPath("./");
// 出力例:C:\WebSites\WebSite1\

Label2.Text = Server.MapPath("./Sample.txt");
// 出力例:C:\WebSites\WebSite1\Sample.txt

Label1.Text = Server.MapPath("./")
' 出力例:C:\WebSites\WebSite1\

Label2.Text = Server.MapPath("./Sample.txt")
' 出力例:C:\WebSites\WebSite1\Sample.txt

(Pageオブジェクトの)Server.MapPathメソッドを使うコード例(上:C#、下:VB)
Label1とLabel2はフォーム上に配置したLabelコントロール。

 ただし、上記のコードはWebフォーム(=Pageオブジェクト)のクラス内部で実装する場合にだけ使える実装方法だ。

Webサイトのルートの物理パスを取得する方法(分離コード・モジュール)

 では、Webフォームのクラスの外部、例えば独自に定義したクラス内ではどうすればよいか。これには、HttpContext.Current.Server.MapPathメソッドを使えばよい。つまり、現在のHTTP要求に対するHttpServerUtilityオブジェクトを取得したうえで、そのMapPathメソッドを使うということだ。

 次のコードは実際にHttpContext.Current.Server.MapPathメソッドを使ってみた例である。

HttpContext.Current.Server.MapPath("./");
// 出力例:C:\WebSites\WebSite1\

HttpContext.Current.Server.MapPath("./")
' 出力例:C:\WebSites\WebSite1\

HttpContext.Current.Server.MapPathメソッドを使うコードの例(上:C#、下:VB)

 HttpContextはSystem.Web名前空間に所属するクラスであるので、System.Web名前空間をusingディレクティブ(C#)やImportsディレクティブ(VB)によってあらかじめインポートしておく必要がある。

カテゴリ:Webフォーム 処理対象:ディレクトリ&ファイル
使用ライブラリ:HttpServerUtilityクラス(System.Web名前空間)
使用ライブラリ:HttpContextクラス(System.Web名前空間)


■更新履歴

【2008/11/11】「サイトのルート」に対して「(=厳密にはサイトのホーム・ディレクトリ)」という補足説明を追記しました。

【2008/11/06】初版公開。


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