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» 2015年03月06日 05時00分 UPDATE

Tech TIPS:Windowsのdiskpartコマンドでディスクのパーティションを操作する (2/2)

[打越浩幸, 島田広道,デジタルアドバンテージ]
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●パーティション/ボリュームの削除

 パーティションやボリュームを削除するには、対象となるパーティションやボリュームを選択した状態で、「delete 〜」コマンドを実行する。

DISKPART> sel vol h: ……H:ドライブを選択する。ボリューム番号で指定するより間違えにくい

ボリューム 3 が選択されました。

DISKPART> list volume ……ボリュームの確認

  Volume ###  Ltr Label        Fs    Type        Size     Status     Info
  ----------  --- -----------  ----  ----------  -------  ---------  --------
  Volume 0    D                      DVD-ROM         0 B  メディアなし
  Volume 1    C                NTFS  Partition    127 GB  正常       システム
  Volume 2    G   Data Vol 1   NTFS  Partition     59 GB  正常
* Volume 3    H   Data Vol 2   NTFS  Partition     61 GB  正常 ……選択された現在のボリューム(先頭に「*」が付いている)

DISKPART> delete volume ……ボリュームの削除

DiskPart はボリュームを正常に削除しました。

DISKPART> list volume ……ボリュームが削除されている

  Volume ###  Ltr Label        Fs    Type        Size     Status     Info
  ----------  --- -----------  ----  ----------  -------  ---------  --------
  Volume 0    D                      DVD-ROM         0 B  メディアなし
  Volume 1    C                NTFS  Partition    127 GB  正常       システム
  Volume 2    G   Data Vol 1   NTFS  Partition     59 GB  正常

※ボリュームは削除されたが、パーティションはまだ残っている場合がある。必要ならパーティションも選択後、削除する



●ボリュームの拡大/縮小

 パーティションやボリュームの構成によっては、サイズを拡大したり、縮小させたりできる。一般的な単独のハードディスクあるいはSSDではあまり関係ないが、例えばハードウェアRAIDシステムなら、新しいディスクに交換することによって、OSから見たディスクのサイズを動的に増減させることができるものがある。ディスクのサイズが変わって現在のパーティションの直後に空きができると、その分だけパーティション(および、そこに含まれるボリューム)サイズを拡張できる。

 このためには「extend 〜」コマンドが利用できる。ただし拡大するためには幾つかの条件がある。例えばファイルシステムがNTFSであること、システムパーティションでないこと、直後に未割り当て領域があること、などである。詳しい条件やextendコマンドの使い方については、TIPS「ディスクボリュームを拡張する」を参照していただきたい。

 拡大ではなく、現在のボリュームの末尾にある空き領域を解放して、サイズを縮小することも可能である。これについても幾つか条件があるので、詳しい操作方法はTIPS「ディスクボリュームを縮小する」を参照していただきたい。

 Windows 7/Windows Server 2008 R2以降に付属するdiskpartなら、Hyper-Vなどの仮想マシンで使われる仮想ディスク(.VHD/.VHDXファイル)のサイズも変更できる。それには「attach vdisk 〜」「expand vdisk 〜」コマンドを利用する。その使い方については、TIPS「仮想ディスクをコマンドラインから拡大/縮小する」を参照していただきたい。

●パーティションテーブルの形式をGPTに変換する

 ディスク容量が2TBを超える場合、従来のパーティションテーブルの形式である「MBR(マスターブートレコード)」では、ディスク全体にわたってパーティションを作成できず、全容量を使い切ることができない。

 こうした場合は、最初にディスクを「GPT(GUIDパーティションテーブル)」形式に変換しておく。それにはパーティションが1つもないことを確認して、そのディスクを選択してから「convert gpt」コマンドを実行する。もしパーティションが残っていたら、データをバックアップした後に「clean」コマンドでディスクを初期化してから、GPTに変換する。cleanコマンドの詳細はTIPS「diskpartのcleanコマンドでディスクの内容を消去する」を参照していただきたい。

DISKPART> list disk

  ディスク      状態           サイズ   空き   ダイナ GPT
  ###                                          ミック
  ------------  -------------  -------  -------  ---  ---
  ディスク 0    オンライン           127 GB      0 B
  ディスク 1    オンライン           120 GB  1024 KB
* ディスク 2    オンライン           250 GB   250 GB ……選択されているドライブの確認

DISKPART> list partition

このディスクには表示するパーティションがありません。 ……パーティションが1つもないことを確認する

DISKPART> convert gpt ……パーティションテーブルの形式をGPTに変換する

DiskPart は選択されたディスクを GPT フォーマットに正常に変換しました。 ……変換成功



 GPTや2TBを超えるディスクの取り扱い方については、PCハードウェア強化ラボ「2TB超ディスクをデータ用ストレージとして利用する」が詳しいので参照していただきたい。

diskpartのコマンドは増えている

 Windows XP/Windows Server 2003以降のWindows OSには、diskpartが標準コマンドとして組み込まれている。そしてWindows OSのバージョンが上がるにつれてdiskpartのバージョンも上がり、サポートされているコマンド数も増えている。ただし、どのWindows OSでも本文に記した基本的な操作は可能だ。

コマンド名 内容
■Windows VistaまたはWindows Server 2008で追加されたオプション
filesystems 選択中のボリュームにある現在のファイルシステムの種類やアロケーションユニットサイズを表示する。また再フォーマット時に選択可能なファイルシステムも表示する
format ボリュームまたはパーティションをフォーマットする
offline ディスクまたはボリュームをオフラインにする
recover ディスクパックの回復やミラーボリューム/RAID-5ボリュームの再同期を実行する
set id パーティションの種類を変更する
shrink ボリュームを縮小する
uniqueid ディスクに割り当てられたGPT(GUIDパーティションテーブル)識別子やMBR(マスターブートレコード)署名を表示したり、設定を変更したりする
■Windows 7またはWindows Server 2008 R2で追加されたオプション
attach vdisk 仮想ディスクをシステムに接続する
compact vdisk 容量可変の仮想ディスクの物理的なサイズを縮小する
detach vdisk 仮想ディスクをシステムから取り外す
expand vdisk 仮想ディスクの論理的なサイズを拡大する
merge vdisk 差分仮想ディスクと親ディスクを結合する
san 現在のSAN(Storage Area Network)のポリシーを表示したり、設定を変更したりする
Windows Vista以降に追加されたdiskpartのコマンド
各コマンド名のリンク先は、いずれもTechNetのレファレンスページ(英語)。Windows 7では仮想ディスクを取り扱うためのコマンドが追加されたことが分かる。


■更新履歴

【2015/03/06】Windows 7/Windows 8.x/Windows Server 2008 R2/2012/2012 R2の情報を反映しました。またdiskpartに追加されたコマンドの一覧表を追記しました。

【2008/12/26】初版公開(対象OSはWindows 2000/Windows XP/Windows Server 2003/Windows Vista/Windows Server 2008)。


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