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» 2017年08月22日 05時00分 公開

Tech TIPS:インストール済みのWindows OSのプロダクトキーを調べる

Windows OSを再インストールする際など、インストール時に使用したプロダクトキーが分からなくなり、困ることがある。このような場合、プロダクトキーを調べるツールを使うとよい。最新の状況に合わせて、図版などを更新した。

[小林章彦, 島田広道,共著]
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連載目次

対象OS:Windows 7/Windows 8/Windows 8.1/Windows 10/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2/Windows Server 2016


 ベンダーから購入したPCには、プリインストールされたWindows OSの「プロダクトキー」(「CDキー」とも呼ばれる)の情報がPC本体の底面などにシールで貼られていることが多く、それを見ればプロダクトキーが分かるようになっている。また、MicrosoftストアからWindows OSを購入したような場合(デジタルコピーを入手した場合)、プロダクトキーは購入後に届く確認メールに記載されている。

 しかし、Windows OSの市販パッケージを購入してインストールしたり、MSDNサブスクリプションなどで導入したりした場合は、プロダクトキーが分からなくなることがある。

 不具合が発生してWindows OSをクリーンインストールしたり、テスト環境の再構築が必要になったりした際、プロダクトキーが分からないと別のプロダクトキーを使うことになり、無駄にライセンスを消費してしまうことになりかねない。

[Windowsの設定]画面−[システム]の[バージョン情報]の画面 [Windowsの設定]画面−[システム]の[バージョン情報]の画面

Windows 10の[システム]画面 Windows 10の[システム]画面

 Windows Meまでは、レジストリにプロダクトキーがそのまま記録されていたため、レジストリエディタで簡単に調べられた。しかしWindows 2000以降、プロダクトキーはレジストリに記録されなくなり、Windows OSの標準ツールでも調べられなくなっている*1

*1 TIPS「Windows OSのライセンス認証の猶予期間を延長する」で紹介しているように、コマンドプロンプトを開いて「slmgr -dli」「slmgr -dlv」というコマンドラインを実行すれば、プロダクトキーの一部(最後の5桁)だけは表示される(キー全体の値は分からない)。

「slmgr -dli」を実行したところ 「slmgr -dli」を実行したところ


 これに対し、プロダクトキーを表示するフリーソフトウェアのツールがいくつか提供されている。今回はそうしたフリーソフトウェアの中から、Windows 10にも対応しているRJL Softwareが提供している「Windows Product Key Viewer」を紹介する。

 RJL Softwareの「Windows Product Key Viewer」は、ダウンロードページからインストールパッケージ(winproductkey.zip)を適当なフォルダにダウンロードして、ZIP形式のアーカイブを展開するだけで、実行ファイル「winproductkey.exe」が得られる。原稿執筆時点のバージョンは、1.07である。

  • Windows Product Key Viewer(RJL Software)
    「Compressed .ZIP File」をクリックするとZIPファイルで、「Self-Extracting EXE file」をクリックすると自己展開型ファイルで、それぞれダウンロードできる。
RJL Softwareの「Windows Product Key Viewer」ダウロードページ RJL Softwareの「Windows Product Key Viewer」ダウロードページ

 ダウンロードしたアーカイブファイルを解凍して得られる「winproductkey.exe」を実行すると、下画面が表示される(ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら、[はい]ボタンをクリックする)。Windows OSの種類が誤って表示される場合もあるようだが、プロダクトキーは[Windows Product Key]欄に正しく表示される。ただ、表示の一部が日本語に対応しておらず、[Registered User(登録ユーザー)][Registered Org(登録組織)]などの欄で、日本語の文字が化けてしまう。

Windows Product Key Viewerの実行画面 Windows Product Key Viewerの実行画面

 メニューバーの一番左にあるフロッピーディスクを模したアイコンをクリックすると、プロダクトキーを含む全データをテキスト形式で保存できる。その際、日本語は文字化けせず、正しいデータが保存される。

Windows Product Key Viewerのデータ保存結果 Windows Product Key Viewerのデータ保存結果
Windows Product Key Viewerは、取得したデータをテキスト形式で保存できる。この画面は、保存したデータをメモ帳で表示させたところ。

 Windows Product Key Viewerは、プロダクトキーを簡単に調べられる便利なツールだが、一方でプロダクトキーを盗むためのツールとしても利用される危険性がある。そのためプロダクトキーを調べる際は、USBメモリにWindows Product Key Viewerをコピーするなどして、調査したコンピュータに実行ファイルを置いたままにしない方がよい。

●Multiple Activation Keys(MAK)は読み出せない

 Windows Vista以降、ボリュームライセンスで利用されるプロダクトキーは「Multiple Activation Keys(MAK)」に変わった(Windows Q&A「マイクロソフト・ライセンス認証(3)」参照のこと)。残念ながらWindows Product Key Viewerは、このMAKを正常に読み出せない。このとき、プロダクトキーの欄には「BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB」という意味のないキーが表示される。

ボリュームライセンスのWindowsでプロダクトキーが表示されない例 ボリュームライセンスのWindowsでプロダクトキーが表示されない例
これはMultiple Activation Keys(MAK)でアクティベーションされたWindows 10 Enterpriseで、Windows Product Key Viewerを実行したところ。プロダクトキーの欄には「BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB」と表示されており、プロダクトキーが正しく読み出せていない。

■更新履歴

【2017/08/22】最新情報を反映し、図版などを更新しました。

【2015/08/31】最新情報を反映しました。

【2009/07/10】初版公開。


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