連載
» 2015年08月31日 05時00分 UPDATE

Tech TIPS:インストール済みのWindows OSのプロダクトキーを調べる

Windows OSを再インストールしたり、テスト環境を再構築したりする際、インストール時に使用したプロダクトキーが分からなくなることがある。誤って別のプロダクトキーを使用すると、無駄にライセンスが消費されてしまう。ツールを使えばプロダクトキーが調べられる。

[小林章彦, 島田広道,デジタルアドバンテージ]
Tech TIPS
Windows Server Insider


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連載目次

対象OS:Windows Vista/Windows 7/Windows 8/Windows 8.1/Windows 10/Windows Server 2008



解説

 ベンダーから購入したPCには、プレインストールされたWindows OSのプロダクトキーが本体にシールで貼られていることが多く、それを見ればプロダクトキーが分かる。しかし、Windows OSの市販パッケージを購入してインストールしたり、MSDNサブスクリプションなどで導入したりした場合、プロダクトキーが分からなくなることがある。

 不具合が発生してWindows OSを再インストールしたり、テスト環境の再構築が必要になったりした際、利用していたプロダクトキーが分からないと、別のプロダクトキーを使うことになり、無駄にライセンスを消費してしまう。

プロダクトキーはWindows OS標準ツールでは表示できない プロダクトキーはWindows OS標準ツールでは表示できない
これはWindows 7のコントロールパネルから[システム]を開いたところ。ライセンス認証の状況が表示されている。
  (1)この「プロダクトID」は、プロダクトキーとは別のものだ。プロダクトキーはこの画面も含めて、Windows OS標準のGUIには表示されない。

 Windows Meまでは、レジストリにプロダクトキーがそのまま記録されていたため、レジストリエディターで簡単に調べられた。しかしWindows 2000以降、プロダクトキーはレジストリに記録されなくなり、Windows OSの標準ツールでも調べられなくなっている*1

 これに対し、プロダクトキーを表示するフリーソフトウエアのツールがいくつか提供されている。今回はそうしたフリーソフトウエアの中から、RJL Softwareの「Windows Product Key Viewer」を紹介する。

*1 TIPS「Windows OSのライセンス認証の猶予期間を延長する」で紹介しているように、コマンドプロンプトを開いて「slmgr -dli」「slmgr -dlv」というコマンドラインを実行すれば、プロダクトキーの一部(最後の5桁)だけは表示される(キー全体の値は分からない)。


操作方法

 RJL Softwareの「Windows Product Key Viewer」は、ダウンロードページからインストールパッケージ(winproductkey.zip:391Kbytes)を適当なフォルダーにダウンロードして、ZIP形式のアーカイブを展開するだけで、実行ファイル「winproductkey.exe」が得られる。原稿執筆時点のバージョンは、1.07である。

  • Windows Product Key Viewer(RJL Software)
    「Compressed .ZIP File」をクリックするとZIPファイルで、「Self-Extracting EXE file」をクリックすると自己展開型ファイルで、それぞれダウンロードできる。

 winproductkey.exeを実行すれば、[Windows Product Key]欄にプロダクトキーが表示される。ただ、表示の一部が日本語に対応しておらず、[Registered User(登録ユーザー)][Registered Org(登録組織)]などの欄で、日本語の文字が化けてしまう。

Windows Product Key Viewerの実行画面 Windows Product Key Viewerの実行画面
ダウンロードしたアーカイブファイルを解凍して得られる「winproductkey.exe」を実行すると、この画面が表示される(ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら、[はい]ボタンをクリックする)。Windows OSの種類が誤って表示されることはあるものの、プロダクトキーは正しく表示される。
  (1)プロダクトキーは[Windows Product Key]に表示される。
  (2)テキスト形式でデータが保存できる。→[A]
  (3)デフォルトのプリンタに印刷できる。
  (4)クリップボードにデータをコピーする。

 フロッピーディスクを模したアイコン((2))をクリックすると、プロダクトキーを含む全データをテキスト形式で保存できる。その際、日本語は文字化けせず、正しいデータが保存される。

[A]

Windows Product Key Viewerのデータ保存結果 Windows Product Key Viewerのデータ保存結果
Windows Product Key Viewerは、取得したデータをテキスト形式で保存できる。この画面は、保存したデータをメモ帳で表示させたところ。

 Windows Product Key Viewerは、プロダクトキーを簡単に調べられる便利なツールだが、一方でプロダクトキーを盗むためのツールとしても利用される危険性がある。そのためプロダクトキーを調べる際は、USBメモリにWindows Product Key Viewerをコピーするなどして、調査したコンピューターに実行ファイルを置いたままにしない方がよいだろう。

●Multiple Activation Keys(MAK)は読み出せない

 Windows Vista以降、ボリュームライセンスで利用されるプロダクトキーは「Multiple Activation Keys(MAK)」に変わった(詳細は右上の関連記事を参照)。残念ながらWindows Product Key Viewerは、このMAKを正常に読み出せない。このとき、プロダクトキーの欄には「BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB」という意味のないキーが表示される。

ボリュームライセンスのWindowsでプロダクトキーが表示されない例 ボリュームライセンスのWindowsでプロダクトキーが表示されない例
これはMultiple Activation Keys(MAK)でアクティベーションされたWindows 10 Enterpriseで、Windows Product Key Viewerを実行したところ。プロダクトキーの欄には「BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB」と表示されており、プロダクトキーが正しく読み出せていないことが分かる。

■更新履歴

【2015/08/31】最新情報を反映しました。

【2009/07/10】初版公開。


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