連載
» 2009年08月31日 00時00分 公開

超簡単! XenServerを試してみよう(2):無償XenServer 2台で本格運用環境を作る (2/3)

[三木泉,@IT]

ストレージ共有を設定する

 ネットワークに接続されたほかのPCのWebブラウザから、

https://192.168.10.1:446/

にアクセスします(つまり、:446/です。httpではなく、httpsですのでご注意ください)。

 するとログイン画面が表示されるので、アカウント名は「openfiler」、パスワードは「password」を入力してログインします。

図6 Webブラウザでアクセスできる管理ツールへのログイン画面 図6 Webブラウザでアクセスできる管理ツールへのログイン画面

 「Volume」タブを選択し、データ格納用のパーティションを作成します。ここでレスポンスが返ってこないという現象が起こることがあります。この場合は、フロッピードライブが有効になっていることが原因です。BIOSでフロッピードライブを無効にしてPCを立ち上げ直してください。

 「Volume」タブを選択すると未設定の領域が表示されるので、下のようにModeは“Primary”、Partition Typeは“Physical Volume”を設定し、Createボタンを押します。

図7 未設定領域からパーティションを作成する 図7 未設定領域からパーティションを作成する
図8 新たに作成したパーティションが一番下に加わっている 図8 新たに作成したパーティションが一番下に加わっている

 次に「Volume」タブの「Volume Groups」を選択し、「volumeg1」という名前のボリュームグループを作成します。物理ボリュームとして表示されているものを選んで「Add Volume Group」ボタンを押します。

図10 新たなパーティションにボリュームグループを作成 図10 新たなパーティションにボリュームグループを作成

 作成したボリュームグループ内にボリュームを作成します。「Volume」タブから「Add Volume」を選択し、「volumeg1」を選択して、ここにVolume Nameは「xenvolume」、Required Spaceはすべてを使いますのでスライダーを右端まで動かします。Filesystem/Volume typeはext3を選択します。

 これで利用するストレージ領域の設定が終わりました。次に接続プロトコルの設定に移ります。「Services」タブを選択して、「NFSv3 Server」の「Enable」というリンクをクリックするとNFSv3が有効化されます。

図11 今回はNFSv3を有効にする 図11 今回はNFSv3を有効にする

 次に「Shares」タブを選択します。すると「volumeg1」の下に「xenvolume」が表示辞されます。これをクリックして、Folder Name「vdisk」を指定して「Create Sub-folder」ボタンを押します。

図12 ここでは「vdisk」という名前のサブフォルダを作成 図12 ここでは「vdisk」という名前のサブフォルダを作成

 次のような画面が現れます。これがこれから共有ボリュームとして設定するものです。画面の文章のなかに「Local Networks」という言葉がありますが、これをクリックして、ネットワークアクセス設定に入ります。

図13 共有領域の設定が終わった 図13 共有領域の設定が終わった

 Network Access Configuration画面で下図のようにxenserver-1とxenserver-2の情報を入力します。

図14 共有ストレージ領域にアクセスする2台のサーバを登録 図14 共有ストレージ領域にアクセスする2台のサーバを登録

 次に「Shares」タブを選び、さらに「disks」のリンクを選びます。表示されるアクセス権リストのNFSの部分で、2台のサーバについてR/Wのラジオボタンをクリックします。つまり、この2台のサーバからの読み書きを許可する設定です。

図15 アクセス権設定で2台のサーバからの読み書きを許可する 図15 アクセス権設定で2台のサーバからの読み書きを許可する

 ここまででストレージのネットワークシェアが設定できました。

 ここで、ちょっと面倒なことをしなければなりませんが、複雑ではありませんので安心してください。Openfiler 2.3でXenServerのボリュームとの不整合の問題が発生しているのを修正するために、Openfilerの「rc.sysinit」という設定ファイルの変更が必要になります。

 Openfilerを動作しているPCの画面で、ユーザー名は「root」、パスワードはインストール時に設定したものを入力してログインします。

 ここで「vi /etc/rc.sysinit」と入力し、viというエディタでrc.sysinitの編集を行います。333行目までスクロールダウンし(行数は画面の下端に表示されます)、「INSERT」キーを押します。そして333行目の始めの部分で“#”を押します。337行目まで同様に“#”を入力します。つまり、これらの行をコメントアウトするということです。

図16 rc.sysinitの一部の行をコメントアウトする 図16 rc.sysinitの一部の行をコメントアウトする

 「ESC」キーを押して「INSERT」モードから抜け、“:”キーを押してコマンドモードに入ります。ここで“wq”と入力することで、書き込み後にviを終了することができます。

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