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» 2010年01月28日 00時00分 UPDATE

Oracle+Windows入門講座:まずは体験! インストールから中身確認まで (3/3)

[海老坂恵,日本オラクル株式会社]
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起動、停止はEnterprise Managerで

 Enterprise Managerでの最初の操作として、データベースインスタンスの起動と停止をしてみます。稼働状態については、ブラウザ左上の「一般」の部分に表示されています。緑色の矢印が上を指していれば、現在稼働中です。「停止」ボタンをクリックして、データベースを停止します。

図8 データベースを停止する 図8 データベースを停止する

 ホストとターゲットデータベースの資格証明の入力が求められますので、「ホスト資格証明」には、Oracle DatabaseをインストールしたWindowsのユーザーとパスワード(今回はAdministrator)を、データベース資格証明には、SYSを指定します。

図9 ユーザー名/パスワードを入力する 図9 ユーザー名/パスワードを入力する

 起動/停止の確認画面となりますので、「はい」ボタンをクリックしてデータベースの停止を実行します。

 「停止中」のアクティビティ情報の画面になりますので、しばらく待ってから「リフレッシュ」ボタンをクリックします。

 データベースインスタンスが停止していますので、Enterprise Managerでは、「データベースインスタンス」の状態、「リスナー」の状態、「インスタンスへのエージェント接続」の状態のみが表示されています。現在はリスナーだけが稼働している状態で、そのほかは赤い矢印が下を指しています。「起動」ボタンをクリックして再度データベースインスタンスを起動します。

図10 データベース、リスナー、エージェント接続の状況 図10 データベース、リスナー、エージェント接続の状況

 ホストとターゲットデータベースの資格証明を再度入力すると、データベースインスタンスの起動が進行し、ログイン画面が表示されます。

Windowsではサービスとしても管理可能

 さて、Windows環境では、データベース・インスタンス、リスナー、Database Controlなどにそれぞれサービスが作成されます。今回のインストールで作成されたサービスは5つです。

図11 インストールで作成された5つのサービス 図11 インストールで作成された5つのサービス

 ORCL(orcl)は今回作成したデータベースの名前を示しています。このうち、

  • Oracleデータベース・インスタンス(OracleServiceORCL)
  • リスナー(OracleOraDb11g_home1TNSListener)
  • Database Control (OracleDBConsoleorcl)

はインストール終了時には開始され、スタートアップの種類も自動に設定されています。Windowsプラットフォームでは、サービスの開始・停止を利用して、これらのOracleプロセスの起動・停止が可能です。

 なお、データベースインスタンスの起動/停止をEnterprise ManagerやSQL*Plusを利用した場合には、データベースインスタンスのサービスは実行中のままです。サービスは起動しているけれど、実際のデータベースインスタンスの状態が分からない場合には、Windowsの「タスクマネージャ」の「プロセス」タブでスレッド数を確認してみてください。「表示」メニューで「スレッドの数」列を選択すると確認できます。データベースインスタンス起動時には30以上のスレッドが起動していますが、停止時には3つ程度になります。

 また、Database Controlは、データベースインスタンス、リスナーのサービスが実行されていないと起動できません。自動起動の設定では注意が必要です。必要に応じてスタートアップの種類を手動にすることをお勧めします。

データベースの中身を見てみる

 では、またEnterprise Managerに戻って、データベースのオブジェクトを確認してみましょう。

 Enterprise ManagerにSYSユーザーでログインして、「スキーマ」タブをクリックします。このページでは、データベース・オブジェクト、PL/SQLプログラムなどが管理できます。「データベースオブジェクト」の「表」リンクをクリックして、表オブジェクトを確認してみます。

 「スキーマ」にSYSと入っているので、直接書き換えるか、ボックス横の懐中電灯のアイコンをクリックして、確認したいスキーマを選択します。例ではOEと入力して「実行」ボタンをクリックします。

図12 表を検索 図12 表を検索

 OEスキーマに属する表が8つ表示されます。これらはOrder Entryに関するサンプルデータとして、今回選択した方法ではインストールされています。このうちの1つ「PRODUCT_INFORMATION」をクリックします。

 表の列定義や制約、付けられている索引、記憶域やオプション情報が一覧できます。

図13 表のデータ一覧 図13 表のデータ一覧(クリックで拡大します)

 右上の「アクション」で「データの表示」を選択して「実行」ボタンをクリックすると、データの内容が確認できます。

図14 表のデータ内容一覧 図14 表のデータ内容一覧(クリックで全体を表示します)

 Oracleデータベースではスキーマ名はデータベースユーザー名と考えられます。次にデータベースユーザーを確認してみます。右上の「データベース」タブをクリックすると、いつでもホーム画面に戻ります。次に「サーバ」タブをクリックします。このページでは、データベースの構成などが管理できます。「セキュリティ」の「ユーザー」リンクをクリックしてユーザー一覧を確認します。

図15 データベースユーザーの一覧 図15 データベースユーザーの一覧(クリックで拡大します)

 先ほど表を確認したOEスキーマに相当するOEユーザーのアカウントステータスを見てください。「EXPIRED & LOCKED」と書かれています。データベースの作成完了ウィンドウでも記載されているのですが、管理者ユーザー以外ではインストール直後のアカウントステータスはすべてロックされ、パスワードが期限切れとなっています。このユーザーでデータベースにアクセスできるよう、ロック解除とパスワードの再設定を行っておきましょう。OEユーザーのラジオボタンを選択し、ユーザーリスト上部にある「編集」ボタンをクリックします。ユーザーの編集画面でパスワードを再設定(OEとしておきます)し、ステータスに「ロック解除」を選択して「適用」ボタンをクリックします。

図16 ロック解除とパスワードの再設定 図16 ロック解除とパスワードの再設定(クリックで拡大します)

 ここまでで、データベースの起動/停止、ユーザーおよび表の確認ができました。次回はアプリケーションからの接続、ユーザー認証、Active Directoryとの連携について取り上げたいと思います。

著者紹介

日本オラクル株式会社

海老坂 恵(えびさか めぐみ)

システム事業統括本部 基盤技術本部 基盤ソリューション部

カスタマーサポート、製品翻訳エンジニア、顧客担当セールスコンサルタントを経て現在は製品担当セールスコンサルタント。

仕事、育児、家事と分刻みでバタバタの日々。


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