HTML+JavaScriptでiPhone/Androidアプリを作れるTitanium MobileとはWeb技術でネイティブアプリを作れるTitanium(1)(3/3 ページ)

» 2010年02月18日 00時00分 公開
[立薗理彦@IT]
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「Kitchen Sink」アプリで分かるTitaniumでできること

「Phone」デモ

 電話機固有の以下の機能を試すことができます(バイブレータなど、一部機能はエミュレータでは動作しません)。

  • カメラによる写真撮影
  • バイブレータの振動
  • GPSによる位置測定
  • ムービー・サウンドの再生
  • 傾き検知
  • 画面の縦横検知
図9 メディアプレイヤーによるムービー再生のデモ 図9 メディアプレイヤーによるムービー再生のデモ

「UI」デモ」デモ

 Titaniumから利用可能なネイティブUIのデモを見ることができます。

  • ダイアログなどのウィンドウ
  • スライダー、ボタン、プログレスバーなどのUIパーツ
  • テーブル
図10 スライダーUI 図10 スライダーUI
図11 キーボードを使ったテキストフィールドへの入力 図11 キーボードを使ったテキストフィールドへの入力
図12 テーブル 図12 テーブル
図13 ボタンを設置したツールバー 図13 ボタンを設置したツールバー

「Views」デモ

 Titaniumが提供する「View」をテストできます(ここでの「View」は、iPhone OSの「View」と必ずしも一致しません)。

図14 Image Views 図14 Image Views
図15 カスタムレイアウトによるテーブル 図15 カスタムレイアウトによるテーブル

「Mashups」デモ」デモ

 Titaniumを使ってWebサービスとの連携を行うデモです。

図16 マッシュアップデモ 図16 マッシュアップデモ≫

 Titaniumで実現可能なUIを知っていただくため、スクリーンショットで駆け足に解説してきましたが、Titaniumで実現可能なアプリケーションのイメージがわいてきたでしょうか?

APIドキュメント、サポートフォーラム、Twitter

 Titaniumは発展途上のツールのため、ドキュメントが機能に追い付いていない部分もあります。まずはWebサイトのドキュメントを参考に、ユーザーフォーラムの検索を活用することをお勧めします。

 アップデートのチェックには、Twitterアカウントが便利ですが、バグトラッカーをチェックするのも不要な調査をしないために重要です。

次回は、Titaniumを使ったアプリ開発の実際

 Titaniumは、比較的規模の大きなフレームワークのため、1回では全容をお伝えできません。次回は引き続き、APIの紹介やiPhone上でアプリケーションを動作させる様子などを、紹介していく予定です。ご期待ください。

 また、今回の記事の感想や次回より詳しく解説してほしいとこなどありましたら、筆者のTwitterアカウント(@mshk)までどうぞ。

2009年2月19日 追記2009年2月19日 追記

 この記事を読んだ開発元のAppceleratorさんから、日本の開発者に向けて何かできることがあったら教えてほしいとの連絡がありました。直接要望を伝える絶好のチャンスです。まとめてお送りしたいと思いますので、質問要望など筆者のTwitterアカウント(@mshk)へのリプライでどうぞ。

著者紹介

立薗理彦(たちぞの まさひこ)

1972年東京生まれ。1996年、慶應大学 環境情報学部卒。シャープで組み込み系のソフトウェアエンジニアとして働いた後、携帯電話メーカーのノキアで日本向け端末のリリースに携わる。

この頃、週末プロジェクトとしてiTunesでの再生履歴をネットで公開するサービス「音ログ」を開発。これをきっかけに、ウェブ業界への転身を決意してフリーに。

その後、音楽ニュースサイト「ナタリー」の立ち上げに関わり、2007年10月から技術担当取締役としてナターシャに参加。現在に至る。


最近の興味は、iPhoneでのアプリケーション開発。

趣味は、TVドラマ「Lost」を繰り返し見ること。全シーズンをすでに3回以上見ていて、ハワイでのロケ地ツアーにも2回参加。


著者つぶやき

http://mshk.tumblr.com/

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