連載
» 2011年03月23日 00時00分 公開

node.jsでサーバサイドJavaScript開発入門(2):naveでNode.jsのバージョン管理&イベントループ詳説 (1/3)

いま注目の「サーバサイドJavaScript」の実装の本命として話題を集める「Node.js」の概要から実践的な使い方まで解説する連載

[森俊夫,@IT]

前回のおわび

 前回の「サーバサイドJavaScriptの本命「node.js」の基礎知識」をご覧いただいた皆さま、はてなブックマークやTwitterなどでコメントをいただきました方々、ありがとうございます。話題の「Node.js」ということもあり、はてなブックマークも1000ユーザーを超えました。

 私の力不足もあり、いろいろな方から指摘をいただいたので、今回は前回の補足と訂正をします。ご指摘いただきました皆さま、ありがとうございます。非常に勉強になります。

「nave」で簡単! Node.jsのバージョン管理

 前回の記事で、Node.jsと「npm(node package manager)」のインストールを説明していますが、以下のような問題があります。

 Node.jsはsudoによるroot権限でインストールしていますが、npmはsudoを使わずに一般ユーザーの権限でインストールする手順を紹介してしまいました。この場合、Node.jsとnpmで権限が一致していないので、インストール後に不具合が生じる可能性があります。

 また、環境によっては、npmのインストールができない場合があります。npmもsudoでインストールしてもよいのですが、今回は別の方法を紹介したいと思います。

Node.jsのバージョン管理ソフト

 現在Node.jsは、頻繁にバージョンアップしています。バージョンアップのたびに、再インストールするのは管理が煩雑となりますし、検証のために複数バージョンを1つの環境にインストールしたい場合もあるかと思います。そんなときは、バージョン管理ソフトを使用すると、複数バージョンのNode.jsをインストールできます。

 また、バージョンアップも簡単なコマンドで行えます。Rubyを使っている方には、「rvm」と同じようなものだと説明するのが早いかもしれません。

 現在、Node.jsには、以下の2つの有名なバージョン管理ソフトが存在します。

 今回は、npmの作者が作っているnaveを使用します。

naveのインストール構成

 naveを使用して管理する場合、Node.jsのインストール先は、naveをインストールしたディレクトリです。また、同じディレクトリにnpmや各プラグインもインストールされます。一般ユーザーでインストールするため、そのディレクトリは一般ユーザーの権限となります。インストール先は、一般ユーザーのホームディレクトリ配下をお勧めします。

 「0.2.0」と「0.4.2」をインストールした場合、以下のようなディレクトリ構成になります。

ディレクトリ構成

Node.jsとnpmのアンインストール

 ソースコードから、Node.jsとnpmをインストールしている場合は、以下の手順でアンインストールしてください。npmのアンインストールにNode.jsを使用するため、npmから先にアンインストールしてください。

# npmのアンインストール
$ sudo npm uninstall npm
# Node.jsのアンインストール
$ cd ${Node.jsのソースコードを展開したディレクトリ}
$ sudo make uninstall0

naveのインストール

# Node.jsのビルドに必要なパッケージのインストール
$ sudo apt-get install build-essential libssl-dev git-core
# Node.jsをインストールするディレクトリを作成する。
$ mkdir nodejs
# gitコマンドにより、githubからnaveを取得します。
$ git clone http://github.com/isaacs/nave.git
# 展開されたnaveディレクトリに移動し、「nave.sh」を実行します。
$ cd nave
$ ./nave.sh install latest

 「nave.sh」のinstallコマンドに対して、「latest」オプションを指定しています。「latest」とは、最新版を意味します。「latest」の代わりにバージョン番号を指定することもできます。

# 「use」コマンドを実行し、環境変数PATHを設定します。
$ ./nave.sh use latest

 「latest」を指定することにより、最新版のインストール先がPATHに設定されます。「install」コマンドと同様にバージョン番号を指定して、特定バージョンのNode.jsを動作させることもできます。

$ node -v
v0.4.2

 バージョン番号が表示されれば、インストール成功です。

npmのインストール

$ curl http://npmjs.org/install.sh | sh

 「nave.sh」の「use」コマンドを実行した状態で、npmをインストールするとNode.jsと同じようにnpmもnaveにより管理されるようになります。

 naveで管理されているNode.jsとnpmをアンインストールする場合は、以下のコマンドを実行します。

$ ./nave.sh uninstall 【バージョン番号】

 次ページでは、前回記事でのECMAScriptとCommonJSの説明について補足し、イベントループについて、図やサンプルコードも交えて解説します。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。