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» 2011年06月06日 00時00分 UPDATE

月刊エンジニアライフ(34):“伸びない”ベテラン技術者がかかる病

[@IT自分戦略研究所エンジニアライフ事務局,@IT]

 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開しています。

 「月刊エンジニアライフ」では、前月のエンジニアライフを振り返ります。さっそく、2011年5月の新着コラム「月間アクセスランキング」を紹介しましょう。

順位 エンジニアライフ 2011年5月 新着コラム
月間アクセスランキング
1 伸びないベテランエンジニア
(哀T戦士/半蔵門の社窓から)
2 人形つかい(1) 未知との遭遇
(リーベルG/Press Enter)
3 勉強会「敗軍の兵、兵を語る」〜失敗したベンチャー従業員が恨みつらみを綴る〜
(けいいちっく/30過ぎで5社目でした。)
4 あなたは工数派?それとも工期派?
(虚数(i)/気分はどうしようもなくSE)
5 なぜ、エンジニアは木から落ちたがる?
(虚数(i)/気分はどうしようもなくSE)
6 女子力について、科学的な観点から語る。
(Anubis/101回死んだエンジニア)
7 勉強の仕方
(横山哲也/Go, Go, Go, in Peace)
8 突き抜けていくITエンジニアとは? 〜ITプロフェッショナルの道を究めんとする人へのアドバイス
(高橋秀典/Road To IT-Engineer / ITエンジニアの生きる道)
9 勉強会という名の探検
(ひでみ/プログラマで、生きている)
10 削った“しのぎ”って、何ですか?
(Anubis/101回死んだエンジニア)
11 天の川は三途の川? とある社内登用制度の使用例
(虚数(i)/気分はどうしようもなくSE)
12 今、太陽光発電が熱い。(俺の中限定)
(Anubis/101回死んだエンジニア)
13 教育の本質って、考えるネタを提供することだよね
(onoT/Crazy for life(セイカツ イチバン、IT ニバン))
14 人形つかい(2)今、そこにある案件
(リーベルG/Press Enter)
15 たまには少しだけ美しいドレスを着て〜乙女の「勉強会妄想」洋館
(森姫/恋愛感情で仕事はできるか?)
16 あえて言おう、ソーシャルメディアに過度な期待をしちゃダメだ
(onoT/Crazy for life(セイカツ イチバン、IT ニバン))
17 番外編:ある挿話「若手リーダーに伝えたいこと〜“言行一致”の重要性」の巻(上)
((株)エムズ・ネット・スクエア講師4人組/新任リーダー明日香のマネージャへの道)
18 渡鬼だって「つながり」の時代がきたよ。
(平井彩子/やっぱり仕事は楽しくなくっちゃ!)
19 蘭の社内SE奮闘記(3)
(みながわけんじ/気分はstatic!)
20 転職から1カ月経って思ったこと
(あずK/It’s Party Time!)

伸びないベテランエンジニアと現状維持バイアス

 5月のエンジニアライフは、「伸びないベテランエンジニア」というコラムが1位を飾りました。

 皆さんは、「現状維持バイアス」をご存じでしょうか? 「未知のもの、未経験なものを受け入れず、現状のままでいたいとする心理作用」のことです。年を取れば取るほど、現状維持バイアスにかかる傾向にあるとのこと。エンジニアの場合は、「過去に自分はあれほど努力してこのスキルを会得したんだ!」という人が該当します。

 しかし、IT業界では必要とされるスキルや技術はすぐに変わります。過去に得たスキルを過信することなく、新しいことにチャレンジしていくべきだと本コラムはアドバイスしています。

次は大手SIerのトラブル? 新しい小説連載がスタート

 頑固なベテランマネージャとのデスマーチ小説「高慢と偏見」で人気を博したコラム『Press Enter■』で、新しい小説連載がスタートしました。タイトルは「人形つかい」。

 主人公は小さなSI企業に勤めるエンジニア。ある日、とある大型プロジェクトの下請け案件にアサインされます。直受けは大手SI企業のエースシステム。「絶対にしくじるな」という営業側のプレッシャーの中、打ち合わせを開始します。しかし、「ステップ数に応じて難易度をランク付けする」という先方の言葉に、エンジニア一同は凍りつき……。

 不思議なフレームワークや曖昧すぎる要件定義、初回から不穏な空気が満ち満ちている本連載は、毎週月曜日に公開予定です。お見逃しなく。

トピック:“突き抜けた”エンジニアになりたい

 5月には、エンジニアとして生きるためのメッセージコラムが注目を集めました。

 『Road To IT-Engineer / ITエンジニアの生きる道』の高橋秀典氏は、プロフェッショナルのエンジニアとしての道を究めようとする人へ、アドバイスを送っています。

 必要とされるエンジニアになるためには何をすればいいのか――高橋氏のアドバイスはシンプルです。

  • 基礎をしっかりと身に付ける
  • 会社の外に出て、自らの可能性を広げる
  • 「相手が何を求めているのか」を考えて行動する

 上の2つはスキルについてのアドバイスです。最新動向を知ることも重要ですが、知識を応用するには基礎となる考え方がしっかりしていることが必要です。基礎の部分をしっかりさせつつ、横の広がりを持たせましょう。会社の中にいるだけでは視野が限定されるため、高橋氏は「さまざまな勉強会やイベントへの参加」を推奨しています。

 最後の「相手が何を求めているのかを考えて行動する」が一番難しいかもしれません。無数の選択肢のうちから相手の期待に応える方法を見つけることは非常に大変です。しかし、この姿勢を身に付けられれば、「あなただから仕事を頼みたい」と言われるようになります。これこそが「突き抜けたエンジニア」であると、高橋氏はアドバイスしています。

 また、『技術立国への復活』を執筆する篠原博氏は、「技術立国への復活を改めて問う!」というタイトルで、「優秀なエンジニアが育つためには何が必要か」について考察しています。こちらも非常に熱烈なメッセージが込められているので、併せてご一読ください。

トピック:お題「勉強会妄想」

 エンジニアライフでは、お題を出してコラムを募っています。5月のお題は「勉強会妄想」。コラムニストに、「こんな勉強会があったらいいな」「こんな勉強会に参加してみたい/主催してみたい」という妄想を全開にしてもらいました。

 「恋愛感情で仕事はできるか?」の森姫氏は、洋館でティーパーティーのような勉強会を開催したいと言います。乙女らしさ全開な感じが素晴らしいですね。対する「30過ぎで5社目でした。」のけいいちっく氏は、「失敗したベンチャー企業の従業員による“失敗”勉強会」という、実に生々しい勉強会を提案しています。

 近々、お題コラムを集めた記事を公開予定です。お楽しみに。


 5月に投稿されたコラムは全部で57本。エンジニアライフでは、独自のRSSを配信しています。コラムニスト一覧から、気になるコラムを探してみるのもよいでしょう。「話題のコラムをチェックしたい」「気になる話題をまとめて読みたい」という方は、エンジニアライフの歩き方をご覧ください。

 エンジニアライフではコラムニストを募集しています。募集対象者は下記の通りです。

  • ITエンジニア(元でも可)
  • ITが好きで、将来はIT業界に就職しようと考えている学生
  • ITエンジニアの採用や教育に関わっている人事・教育担当者

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