優秀なエンジニア5人=普通のエンジニア1000人?月刊エンジニアライフ(35)

» 2011年07月05日 00時00分 公開

 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開しています。

 「月刊エンジニアライフ」では、前月のエンジニアライフを振り返ります。さっそく、2011年6月の新着コラム「月間アクセスランキング」を紹介しましょう。

順位 エンジニアライフ 2011年6月 新着コラム
月間アクセスランキング
1 優秀なエンジニア5人は二流の1000人を完全に凌駕する
(西村賢/Rails Hub情報局)
2 人形つかい(3) 私はシステムエンジニア
(リーベルG/Press Enter)
3 人形つかい(4) 実現不可能な仕様を実現する方法
(リーベルG/Press Enter)
4 人形つかい(5)システムエンジニアとSQL
(リーベルG/Press Enter)
5 新人プログラマが知っておくべき3つのこと
(野口おおすけ/不思議そうで不思議でないちょっと不思議な現場の話)
6 人形つかい(6) タンスターフル
(リーベルG/Press Enter)
7 公平理論で考える「うわっ…私の年収…低すぎ…?」
(46/Rドロップアウトからのキャリア七転び八起き)
8 さぁ、方眼紙を叩いてみようか。
(Anubis/101回死んだエンジニア)
9 入社後の怒涛の1カ月で得たもの
(タンジット杉本/31歳、PHPキャリア2年生エンジニアのベンチャー企業奮闘コラム)
10 実力を測るのにFizzBuzzも二分探索も使えない
(西村賢/Rails Hub情報局)
11 変態エンジニア万歳!
(Anubis/101回死んだエンジニア)
12 電子書籍リーダーGALAPAGOSを持ってモテてみたかった
(森姫/恋愛感情で仕事はできるか?)
13 エンジニアは場を求める
(onoT/Crazy for life(セイカツ イチバン、IT ニバン))
14 振り向けば、そこに恩師はいる。
(Anubis/101回死んだエンジニア)
15 カタチから入る、フリーランスの始め方
(onoT/Crazy for life(セイカツ イチバン、IT ニバン))
16 Cloud FoundryがRuby「で」作られたクラウドだった件
(西村賢/Rails Hub情報局)
17 Scala Days 2011に行ってきた
(鹿島和郎/海外でも通用するエンジニアになる)
18 そのボタンを押すな!
(虚数(i)/気分はどうしようもなくSE)
19 君は爺さん(婆さん)になってもエンジニアとして食っていけるか。
(Anubis/101回死んだエンジニア)
20 Node.jsに強烈に個性的な「SocketStream」が登場!
(西村賢/Rails Hub情報局)

優秀なエンジニア5人は二流の1000人を完全に凌駕する

 「優秀なエンジニア5人は二流の1000人を完全に凌駕する」(Five great programmers can completely outperform 1,000 mediocre programmers)

 Netscapeの創業者であるマーク・アンドリーセン氏の言葉です。この刺激的な言葉を取り上げた『Rails Hub情報局』のコラムが、6月の月間1位を獲得しました。

 「生産性の非常に高い人ができることと、平均的な人ができることのギャップはどんどん大きくなっている」という文脈上で、アンドリーセン氏は上記の言葉を言ったそうです。実際、シリコンバレーの企業は、飛び抜けて優秀なエンジニアを高給で採用、もしくは会社ごと買収して人材獲得を行っています。

 5対1000という数値の根拠はともかく、エンジニアの生産性という点から見て、非常に興味深い言葉ではないでしょうか。

納得のいく報酬とは、人と比べて公平感があるかどうか

 夏のボーナスの季節です。この時「自分は他の人に比べて、どれぐらいもらっているか」ということが気になるかと思います。7位にランクインしたコラム「公平理論で考える『うわっ…私の年収…低すぎ…?』」では、「給料と公平性」について、興味深い意見を述べています。

 アダムスの公平理論によれば、「人は,自己の仕事量や投入(input)に見合う報酬や結果(outcome)を得たい」と願います。この「公平」とは、他者と比べてどうかという相対的なものではないかと、46氏は言います。

 その一例として、46氏は自身の経験を語っています。「転職を機に給料がグンと上がった。こんなにたくさん給料をもらっているのだから頑張らなきゃと思っていた。しかし、自社の中で自分が下位数%の給料しかもらっていなかったことを知った時、モチベーションがガクンと下がってしまった」

 「自分が下位数%の給料である」という事実を知る前と後で、もらう給料の額が変わっているわけではありません。しかし、「自分が他者に比べて低い」という発見は、彼の仕事へのモチベーションを大きく下げました。もし、このような立場に置かれたら、どうするでしょうか? 給料に見合った仕事をするようにするか、給料を上げてくれと言うか……気になる人は、コラムで6つのパターンを確認してみてください。

31歳・新人エンジニア/Facebook関連の開発コラムがデビュー!

 6月は、新たに2人のコラムニストがデビューしました。

名前 コラムタイトル コラム内容
タンジット杉本 31歳、PHPキャリア2年生エンジニアのベンチャー企業奮闘コラム 31歳、キャリア2年、おっさんエンジニアの奮闘ぶりを会社の成長とともにお届け
桜丘製作所なかのひと Facebookページ開発日記 Facebookを中心とした、ソーシャルメディア関連の技術情報・最新情報などを配信します。

 『31歳、PHPキャリア2年生エンジニアのベンチャー企業奮闘コラム』のタンジット杉本氏は、タイトルどおり31歳の“新人エンジニア”。「できないことが多すぎる」という焦り、溜まっていく仕事、朝までの残業といった課題を解決する対策を紹介しています。初回の教訓は、「事前準備や業務の段取りを一発で目視できるツールを作成しろ」「(特に上司と)能動的にコミュニケーションを取れ」。今後が楽しみなコラムです。

 また、Facebook関連の技術情報・最新情報をお届けする『Facebookページ開発日記』がスタートしました。盛り上がりを見せるソーシャルメディア関連の開発に興味があるエンジニアは、チェックしてみてください。


 6月に投稿されたコラムは全部で74本。エンジニアライフでは、独自のRSSを配信しています。コラムニスト一覧から、気になるコラムを探してみるのもよいでしょう。「話題のコラムをチェックしたい」「気になる話題をまとめて読みたい」という方は、エンジニアライフの歩き方をご覧ください。

 エンジニアライフではコラムニストを募集しています。募集対象者は下記の通りです。

  • ITエンジニア(元でも可)
  • ITが好きで、将来はIT業界に就職しようと考えている学生
  • ITエンジニアの採用や教育に関わっている人事・教育担当者

 われこそはと思う方は、コラムニスト募集ページからご応募ください。あなたの、コラムニストとしてのご参加をお待ちしています。


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