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» 2015年11月24日 05時00分 UPDATE

Tech TIPS:[送る]メニューに項目を追加する方法(Windows 7/8.x/10編)

エクスプローラーの[送る]メニューを使うと、決まった場所やアプリケーションへファイルを素早く渡せる。[送る]メニューを追加または削除するには、各ユーザーのSendToフォルダの内容を変更すればよい。その方法は?

[打越浩幸, 島田広道,デジタルアドバンテージ]
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連載目次

対象OS:Windows Vista / Windows 7 / Windows 8 / Windows 8.1 / Windows 10 / Windows Server 2008 / Windows Server 2008 R2 / Windows Server 2012 / Windows Server 2012 R2



解説

 エクスプローラーでファイルやフォルダを選んで右クリックすると表示されるコンテキストメニューには、[送る]という項目がある。これを利用すると、例えばドキュメントフォルダにファイル/フォルダを保存したり、ZIPファイルに圧縮したり、といった作業が素早くできる。

[送る]メニューでフォルダやアプリケーションにファイルを送る [送る]メニューでフォルダやアプリケーションにファイルを送る
エクスプローラーでファイルやフォルダなどを選択してから右クリックすると、コンテキストメニューに[送る]という項目が表示される。これを使えば、よく使う場所やアプリケーションに素早くファイルなどを渡すことができる。これはWindows 7の画面例。

 この[送る]メニューに、普段自分がよく使うアプリケーションやフォルダを登録しておけば、もっと便利に活用できそうだ。

 その一方で、[送る]メニューを整理したい場合もよくある。アプリケーションによっては、インストール時に自動で[送る]メニューに自身を登録する。そのため、アプリケーションのインストールを重ねると、めったに使わない項目で[送る]メニューが膨れ上がり、かえって使いにくくなるからだ。

 そこで本TIPSでは、Windows Vista/Server 2008以降のWindows OSを対象に、[送る]メニューにアプリケーションを追加したり、逆に削除したりする方法を紹介する。

操作方法

 [送る]メニューに表示される送り先は、実際にはユーザープロファイルの中にある「SendTo」というフォルダに登録されているショートカットである。

 そのため[送る]メニューの項目をカスタマイズしたければ、このSendToフォルダを開き、そこにショートカットを追加したり、削除したりすればよい。

●SendToフォルダを開く

 だが、ユーザープロファイルの場所は、使用しているユーザーアカウントやシステムによって異なる(詳細は次の記事を参照)。その中にあるSendToフォルダのパスもちょっと探しにくい。

 そんなSendToフォルダを開く一番素早い方法は、エクスプローラーなどで「shell:sendto」と指定することだ。これはSendToフォルダのような「特殊フォルダ」を指定するためのショートカット表記である(詳細は次の関連記事を参照)。

エクスプローラーからSendToフォルダを開く(その1) エクスプローラーからSendToフォルダを開く(その1)
SendToフォルダの場所は、ユーザーアカウントやシステムによって異なるため探しにくい。そこで、「shell:〜」という特殊フォルダのショートカット表記で指定すればよい。
  (1)ここに「shell:sendto」と入力し、続いて[Enter]キーを押す。
エクスプローラーからSendToフォルダを開く(その2) エクスプローラーからSendToフォルダを開く(その2)
このフォルダには送り先のショートカットが保存されている。
  (2)SendToフォルダは、各ユーザーのプロファイルフォルダの中にある。デフォルトのパスは「%APPDATA%\Microsoft\Windows\SendTo」。
  (3)このコンピュータに登録されていたショートカット。[送る]メニューには、これ以外にもリムーバブルドライブへのショートカットが自動的に追加される。

 あるいは[Windows]+[R]キーを押して[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開き、「shell:sendto」と入力・実行してもよい。

[ファイル名を指定して実行]ダイアログからSendToフォルダを開く [ファイル名を指定して実行]ダイアログからSendToフォルダを開く
[Windows]+[R]キーを押すと、このダイアログが表示される。
  (1)「shell:sendto」と入力して[Enter]キーを押すと、エクスプローラーによってSendToフォルダが表示される。

 コマンドプロンプトを利用している場合は、「start shell:sendto」を実行してもよい。

C:\Users\user01>start shell:sendto

※先頭に「start」を付けず、単に「shell:sendto」を実行するとエラーとなる。



 Windows Vista/7/8.xの場合は、スタートメニューまたはスタート画面の検索窓に「shell:sendto」と入力して、ヒットした「shell:sendto」をクリックしてもよい(Windows 10の場合はヒットしないので不可)。

●SendToフォルダへショートカットを登録したり削除したりする

 SendToフォルダの場所が開かれたら、そこに[送る]メニューに登録したいプログラムへのショートカットを作成する。例えばメモ帳へ送りたければ、メモ帳のショートカットを作成すればよい。

 バッチファイルを利用する場合は、「%1」「%2」……などの引数で送られたファイルのパスが取得できるので、それを対象に処理するようなコマンドを作成すればよい。

 もし、対象のプログラムが既にシステムに登録されているなら、スタートメニューにある既存のショートカットをコピーしてくる方が簡単である。各ユーザーのスタートメニューの内容を確認するには、SendToフォルダと同じ階層にある[スタート メニュー]フォルダ(または[Start Menu]フォルダ)を開けばよい。

ユーザーごとのスタートメニューの内容をエクスプローラーで確認する ユーザーごとのスタートメニューの内容をエクスプローラーで確認する
この方法で、スタートメニューに登録されているショートカットをエクスプローラーで表示できる。
  (1)前述の手順で開いたSendToフォルダの親フォルダ(Windowsフォルダ)の右側にある▼マーク(または横向き三角マークや「>」マーク)のアイコンをクリックする。
  (2)[スタート メニュー]をクリックすると、スタートメニューの内容が表示される。[プログラム]以下をたどっていくと、スタートメニューに登録されたショートカットが表示されるので、後はSendToフォルダへコピー&ペーストすればよい。

 スタートメニューも特殊フォルダの一種なので、SendToフォルダの場合と同様に、「shell:start menu」と指定して開くことも可能だ。デフォルトのパスは「%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu」である。

 一方、全ユーザー共通のスタートメニューからショートカットをコピーしたければ、同様にエクスプローラーで「shell:common start menu」と指定すればよい。デフォルトのパスは「%ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Windows\Start Menu」である。

 EXEなどの実行ファイルのある場所が分かっている場合は、エクスプローラーでその場所を開き、[Ctrl]+[Shift]キーを押しながら実行ファイルをSendToフォルダへドラッグ&ドロップする。これでSendToフォルダにショートカットが作成される。

実行ファイルから直接SendToフォルダにショートカットを作成する 実行ファイルから直接SendToフォルダにショートカットを作成する
これはメモ帳の実行ファイルである%SystemRoot%\system32\notepad.exeのショートカットを作ろうとしているところ。
  (1)[Ctrl]キーと[Shift]キーを押しながらnotepad.exeをドラッグして、SendToフォルダにドロップする。作成されたショートカットは、ファイル名から「 - ショートカット」という余分な部分を削除しておこう。

 一方、[送る]メニューから項目を削除するには、単に対象のショートカットをSendToフォルダから削除すればよい。

●[送る]メニューを使う

 SendToフォルダへの登録が完了すれば、次のように[送る]メニューに表示されるはずである。

項目が追加された[送る]メニュー 項目が追加された[送る]メニュー
ここではメモ帳へのショートカットを追加しつつ、もう利用していないメーラーのショートカットを削除してみた。
  (1)追加された項目。

●デフォルトのフォルダを追加表示させる

 ファイルやフォルダを選んでから、[Shift]キーを押しながら右クリックすると、次のようにさらに多くの送り先が[送る]メニューに表示される(Windows Vista/Server 2008は不可)。これは、ユーザープロファイルフォルダ(環境変数%USERPROFILE%)のルートにあるフォルダやコマンドが表示されているからだ。

ユーザーフォルダも送り先にする ユーザーフォルダも送り先にする
[Shift]を押しながら[送る]メニューを選択すると、ユーザープロファイルフォルダにあるアプリケーションやフォルダなども追加で表示される。これらのデフォルトフォルダへ送りたい場合は便利である。
  (1)ユーザープロファイルフォルダ直下にあるコマンドも表示される。これはバッチファイルの例。
  (2)ユーザープロファイルフォルダ直下にあるフォルダ。デフォルトでシステムが作成したフォルダの他、アプリケーションなどが作成したフォルダがあれば、それらも表示される。

 これらのフォルダへ送りたい場合は、SendToフォルダに新規登録しなくてもよいので便利である。

■更新履歴

【2015/11/24】Windows 8.x/10やWindows Server 2012/2012 R2に対応したのに合わせて、SendToフォルダを表示する手順を全面的に更新しました。

【2011/09/30】初版公開。


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