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» 2012年03月26日 00時00分 UPDATE

D89クリップ(41):女子大生が異彩を放った「おばかアプリブレスト大会」 (1/3)

「うんこよりおならだ!」と力説するソラミミスト、おっぱいを揺らす猫耳メイド、スキップする女子大生……。おばかアプリ公開ブレストは、カオスな熱気に包まれた

[@IT編集部,@IT]

お台場が、カオスな熱気に包まれた

 3月23日、デザインハック・ミーティング 2012 春 3.23「おばかアプリ公開ブレスト会議 with Web CAT Studio」が「東京カルチャーカルチャー」(東京・お台場)で開かれた。「おばかアプリ選手権」本戦(8月4日開催)に先立つイベントで、各チームが趣向を凝らしたおばかアプリのアイデアをプレゼン。「ブレスター」と呼ばれるおばかの師匠たちが、アイデアをよりおばかにする方法をブレストした。

 ブレスターは、“ソラミミスト”でアートディレクターの安斎肇さん、「コレジャナイロボ」で知られるザリガニワークスの武笠太郎さん、坂本嘉種さん、数々の広告賞の受賞歴があり、日本大学芸術学部講師の布目幹人さんの4人。アルコールの入った金曜夜の会場は、おばかなアプリの数々に、大いに盛り上がった。

会場の様子。安斎さんは期待通り、15分遅刻して登場した 会場の様子。安斎さんは期待通り、15分遅刻して登場した

美女がおクチを……

 「顔面オリンピックで世界の頂点を目指せ」――ミクシィとバスキュールの合弁会社・バスキュール号の西村真里子さんは、同社で作った4つのアプリをプレゼン。中でも盛り上がったのは、オリンピックイヤーに合わせ、パナソニックのプロモーションとして展開しているiPhoneアプリ「THE WORLD FACE GAMES」だ。

 iPhoneのインカメラとタッチセンサを使い、“画面オリンピック”を楽しめるアプリ。(1)カメラにまぶたを映し、高速でまばたきをするほど、画面のランナーが速く走る「100M SPRINT」、(2)カメラに口を映し、高速でパクパクさせると、画面内の選手が幅跳びする「LONG JUMP」、(3)画面を連打するスピードに応じて、画面内の選手がハンマーを投げる「HAMMER THROW」――の3つ。競技中の必死な顔写真を、FacebookやTwitterに投稿できる。

 会場では、猫耳メイド姿の女性がLONG JUMPに挑戦。美女が口を必死でパクパクさせる様子に、男子の目線が集中していた。

THE WORLD FACE GAMES公式紹介ページより THE WORLD FACE GAMES公式紹介ページより
おクチをパクパクしてLONG JUMPに挑戦する猫耳メイドさん おクチをパクパクしてLONG JUMPに挑戦する猫耳メイドさん
おクチを動かす速度に応じて、幅跳びで跳べる距離が決まる おクチを動かす速度に応じて、幅跳びで跳べる距離が決まる

 安斎さんは、「口とか目とかじゃ、優し過ぎるよね」と指摘。他にはないんですか? 脇とか、お尻を上げて肛門キュッ、とか……」と、よりキワドく進化させるアイデアを提案する。

 バスキュール号は、友人と位置情報を共有できるiPhoneアプリ「Pelo」も開発。友人の居場所がリアルタイムで分かる仕組みだが、遅刻の常習犯である安斎さんは、「居場所がバレると遅刻の言い訳が立たない」と困り顔。「Peloが、本当の居場所とは違う場所に行って、遅刻の言い訳や偽装工作してくれるアプリ」を切望していた。

愛があれば――そう、コンチならね!

 「愛があれば世界はもっと平和に、幸せにできる。そう、コンチならね!」――カヤックチームの野崎錬太郎さんは、真顔でこう迫る。

 カヤックチームが披露したのは「ポケットフレンズ コンチ」というキャラクターだ。「ポケットの中に住む妖精」という設定だが、キノコのような形で、傘の先っぽには割れ目のある“珍感覚ペット”。見るからにアレだ。

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 2009年に携帯電話向け育成ゲームとして誕生したが、11年末にサービス終了。「ケータイゲームだけでなく、スマートフォンアプリ『ラブラブコンチ』を出し、『コンチ音頭』というCDを出したり、コンチのアニメをニコニコ動画で公開したり……このキャラで世界を平和にしたいと頑張ったのに、なぜか届かない。提案したお客さんには断られることが多くて……」と、野崎さんは悔しがる。

 なぜ流行らなかったのだろうか。安斎さんは断言する。「チ●コだからだよ!!」。「キャラとしてかわいくない」とも。「世界中のコンチのサンプルを取るとかして、もっと研究した方がいいと思う」と、安斎さんは真顔で語る。

 「必殺技がほしい」(布目さん)という意見も。すごく怒張する、巨大化する、イカ臭くなる――といった“いかにも”な必殺技を、ブレスターたちが提案していた。

 コンチのターゲットは20〜30代女性だが、若い女性はこういったものを「好き」といいづらいもの。ネタにしてもらうためには、「コンチの着ぐるみでセンター街を歩くとか、もっと前に出ていかないと!」(安斎さん)。むしろ、そういったものが「好き」というのに抵抗のない世代――高齢層の女性をターゲットし、巣鴨にショップを作った方がいい、いう案も出た。

うんこ演算公式ページより うんこ演算公式ページより

 カヤックチームは「うんこ演算」というスマートフォンアプリも披露。ネタがネタだけに、iPhone版はAppleから4回リジェクトされ、いまだにリリースできていないという。

 「うんこで数学の世界を変えたい!」と力説する野崎さんに、「子どもはうんこよりおならが好きだよ」と安斎さんがアドバイス。「おなら……おならかもしれませんね!」(野崎さん)

みんなで巨乳をブルンブルン!

 「弊社も愛で世界を平和にしたい」――大阪市のベンチャー企業・人間の花岡洋一さんは言う。

人間の花岡さん(左)と山根さん(右) 人間の花岡さん(左)と山根さん(右)

 同社が開発した「Kinect巨乳」は、Kinectのモーションコントローラーを使い、カメラでとらえた人の胸を、画面上で大きくするアプリ。ジャンプしたり、胸の部分に手で触れると胸がプルンブルン震えるという機能もある。会場では、司会者の@IT編集者・河内典子と、猫耳メイドさんが、巨大化した胸をブルンブルン揺らした。

巨大化した胸がブルンブルン 巨大化した胸がブルンブルン

 同社の悩みは、「Kinect巨乳」をカスタマイズしたプログラムや、Kinecet巨乳を使ったパフォーマンス動画を募集する「Kinect 巨乳 WORLD CUP 2012」で、スポンサーが集まらないこと。「“巨乳”と付いたイベントにはお金が出せないと言われます」(花岡さん)

 「アダルト系の表現を、英語にすればいいんじゃない? BigBreastとか。つまらなくなるけど」という安斎さんの意見に、花岡さんは「巨乳という名前は譲れない」と説明。「人間から一度離れて、牛乳屋さんとか?」(布目さん)、「言葉を足していくとか。『みんなの巨乳』『巨乳に集まれ子供たちとか」(武笠さん)というアイデアも出た。

見てるサカイのアイデアノート 見てるサカイのアイデアノート

 同社は、お笑い芸人のケンドーコバヤシさんとコラボしたアプリ「見てるサカイ」も披露。「何をとは言わないが、1人で“してる”ときに見られたいという願望を叶える」(同社の山根淳さん)アプリだ。起動すると画面上におばあちゃんや妹、OLのキャラクターを表示。じっとこちらを見守る。

 これをApp Storeで販売するには、アプリ名に下ネタは使えない。「ケンコバさんのネームバリューを使いつつ、上品で思わせぶりな名前を考えてほしい」(山根さん)という相談に対して、「見られたい気持ちは完全に分かりますけど、刺さりすぎちゃってタイトルが出せない」と、坂本さんは苦悶。「あんまり知られてないですけど、坂本はほんとに変態なので」と武笠さんがフォロー(?)していた。

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