連載
» 2012年03月29日 00時00分 UPDATE

Retinaに映える! iOS美麗アプリ制作入門(1):Retinaに映える!美麗なiPhone/iPadアプリが作れるopenFrameworksとは (1/3)

[蜜葉優,@IT]

美麗だろ? iPhone/iPadのRetinaディスプレイ

 3月8日、これまでのiPhone 4SやiPod touchに加え、新しいiPadの大画面にもRetinaディスプレイを搭載するという発表がありました。

r13kni_bor_rou_sha.jpg

 iPhone/iPad/iPod touchには実用的なアプリもあれば、3Dを駆使したリッチなゲームもあります。中には、高精細がウリのRetinaディスプレイを生かした、とても美麗なアプリもあります。

 美麗アプリというと、例えば、「Auditorium」があります。パーティクルと音楽を組み合わせた、とても美しいメディアアートのようなアプリです。

r13ehr_bor_rou_sha_w400.jpg

 本連載では、「openFrameworks」でパーティクルやプリミティブを使ったRetinaに映える美麗アプリの制作方法を紹介します。

 iOS SDKで作るネイティブアプリの解説をするので、iOS SDKについて詳細を知りたい方は、以下の連載を参照しておいてください。

アート用のC++フレームワーク「openFrameworks」とは

 「openFrameworks」とはクリエイティブコーディングのために作られたC++のフレームワークです。比較的簡単にアプリを開発でき、プログラミングを学ぶ初めの一歩にとても適していると考えています。一般に「oF」と略されており、インタラクティブデザインやメディアアートの制作に適しています。

r1394x_bor_rou_sha.jpg

 C++と聞くと、難しそうといった印象があるかもしれませんが、openFrameworksはあえて理解が難しい部分を隠しているので、図形の描画や動画の再生、アニメーションやインタラクションなどといった、クリエイティブなアプリを開発するための機能をすぐに、しかも簡単に利用できます。

made with openFrameworks from openFrameworks on Vimeo.


 この思想は、先行していた「Processing」「Design by Numbers」などと共通しています。

r132uk_bor_rou_sha_w400.jpg

 Processingについて詳しく知りたい方は、少し古いですが、以下の記事も参照してください。

 そもそもopenFrameworksは、2004年にZach Lieberman氏が、ニューヨークにあるパーソンズ大学にてアートを学ぶ学生のために開発し始めました。そのため、プログラミング初心者でも容易に、何かを作り出す楽しさを感じられるフレームワークとなっています。

 しかも、openFrameworksはプログラミング教育用フレームワークにとどまりません。C++というネイティブなコードで記述するため、マシンパワーを生かしたアプリを開発できるのです。

 実際にopenFrameworksは海外のメディアアーティストたちの作品によく利用されています。音楽アーティストの中にはopenFrameworksを使ってVJを行う方もいます。彼らの作品は、openFrmeworksのgalleryサイトで楽しむことができます。

gallery:Body Paint gallery:Body Paint
gallery:Portrait Machine gallery:Portrait Machine

 日本でも、openFrameworksのWebサイトフォーラムコミュニティが立ち上がり、国内でも広まりつつあります。有志の方がリファレンスの日本語化も行っています。

openFrameworks日本語サイト openFrameworks日本語サイト

 またopenFrameworksは、日々進化しています。もともとはデスクトップ向けアプリの開発に利用するフレームワークでしたが、現在ではiOS/Android向けアプリの開発も可能になりました。今回は、iPhoneをターゲットにします。次ページで、まずは開発環境を整えましょう。

       1|2|3 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

@IT Special

- PR -

TechTargetジャパン

この記事に関連するホワイトペーパー

Focus

- PR -

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。