連載
» 2012年10月23日 17時20分 UPDATE

CloudStackによるプライベートクラウド構築術(8):ChefのKnifeでCloudStackを操作する方法 (1/3)

knife-cloudstackを用意してコマンドラインでCloudStackを操作してみよう。基本コマンドのリファレンスも紹介する

[堀田直孝,クリエーションライン株式会社]

knife-cloudstackとは

 knife-cloudstack*1とは、インフラ構成管理のシステム統合フレームワーク「Chef」*2のコマンドラインツールである「Knife」*3のCloudStack操作用プラグインです。CloudStackを操作するにはGUIを用いる方法とAPIを経由する方法(CloudStackをAPIで操作する参照)がありますが、knife-cloudstackはこのうち後者であるCloudStack APIを経由して操作するものです。

 knife-cloudstackを導入すれば、KnifeからCloudStackのAPIを経由して、CloudStackのインスタンス作成、ブートストラップ、管理を行えるようになります。

mhss_cloudstack08fig01.gif CloudStackの操作、インスタンス管理のイメージ
mhss_cloudstack08fig02.gif ChefとCloudStackの関係

knife-cloudstackの導入〜設定

knife-cloudstackを導入する

 knife-cloudstackは、Rubyコミュニティが提供しているパッケージ管理システム「RubyGems」で提供されているので、容易にインストールできます。本稿では、RubyGems経由での導入・設定を前提としますので、一般的なRubyGems経由でのパッケージ導入と同様、root権限、ruby環境を準備しておきましょう。RubyGems経由の導入では、Knifeを含むChefクライアント環境が同時にインストールされます。

* rubygems.org参照(http://rubygems.org/gems/knife-cloudstack


root$ gem install knife-cloudstack

API操作の準備

 knife-cloudstackがCloudStack APIと通信するためには、CloudStackのAPIエンドポイントURI、API鍵、秘密鍵が必要になります。まず、CloudStackのGUI側でそれぞれを生成して取得しておきましょう。

 それぞれの生成・取得方法は過去の記事「CloudStackをAPIで操作する」を参考にしてください。

 取得したAPIエンドポイントURI、API鍵、秘密鍵を設定ファイルに記載します。

 まず、ホームディレクトリに「.chef」ディレクトリを作成し、その直下にknife.rbファイルを配置し、そこに設定を記載します。

$ mkdir ~/.chef
$ vi ~/.chef/knife.rb
 knife[:cloudstack_url] = "http://CloudStack:8080/client/api"
 knife[:cloudstack_api_key] = "API鍵を記載してください"
 knife[:cloudstack_secret_key] = "秘密鍵を記載してください"
       1|2|3 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

@IT Special

- PR -

TechTargetジャパン

この記事に関連するホワイトペーパー

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。