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» 2012年12月20日 18時00分 公開

現場が教えるUnityで実践iPhoneゲーム制作(3):Unity4紹介&iOSの傾きセンサを使う3Dゲーム制作 (1/4)

3Dコンテンツ開発ツール「Unity」を使った、簡単な3Dミニゲーム制作の流れを一から解説していきます。今回は、Unity4についてライセンスの注意点を紹介し、傾きセンサによって3D空間上を移動するキャラクターを作る方法などを解説します

[布浦弓,クスール]

傾きセンサを利用した3Dゲーム制作

 前回の「Unityで作るiPhoneの傾きセンサを使う3Dビューア」と前々回「いまなら無料! UnityでiPhoneゲーム作成“超”入門」では、傾きセンサを利用した3Dビューアを制作しました。今回からは、いよいよゲームを制作していきます。

 ゲームの内容は、3Dビューアと同様に傾きセンサを使って、キャラクターを操作するアクションゲームです。サンプルでは、「みそだ教授」を操作して落ちてくる脳みそをキャッチするようにしました(※サンプルは今回の文章で紹介している段階のものがダウンロードできます)。爆弾(雷マークのついたキューブ)に当たってしまうとゲームオーバーです

 今回から、キャラクターの操作、物理演算によって落下するオブジェクト、当たり判定など、ゲームの基本的な要素を実装していきます。

 まず今回は、傾きセンサによって3D空間上を移動するキャラクターを作ります。次回、その他の要素を盛り込み、ゲームとして遊べるものにしたいと思います。

Unity4についての注意点

 前回の連載から間が空いてしまい、Unity4がリリースされました。公式サイトで、Unity4が紹介されています。

Unityの公式サイト

 また、公式サイトは日本語のページが充実してきています。最新情報から、初心者向けのチュートリアルまで公開されているので、Unityの情報が気になる方はチェックしてみてください。

初心者向けチュートリアル「はじめてのUnity」。ブロック崩しの作り方が紹介されている

 現在Unityの最新バージョンは4.0です。しかし、連載第1回目のときに「無料」と紹介したiOS、Androidへの書き出しが可能になるライセンスは、Unity 4.0では利用できません。

 Unity 4.x系とUnity 3.x系ではライセンスが別になっているので、注意してください。以前のライセンスをそのまま利用したい方は、3.x系の最新バージョンで、かつiPhone 5への書き出しに対応した3.5.6を使うことをお勧めします。

 以前のバージョンのUnityも下記からダウンロードできます。

 また記事内で制作するゲームは、PC上で動作させる分には、Unityのバージョン・ライセンスにかかわらず制作可能です。

Unityに備わる操作できる3Dキャラクターを使おう

 キャラクターの登場するゲームを作りたい方は多いと思います。自分の入力で3D空間上のキャラクターを動かすのは、それだけでとても楽しい体験ですが、一からスクリプトを書いてそれを実装するのは、初めてゲームを作る方には少し難しいように思います。

 入力の加減による移動速度、移動方向に応じたキャラクターの向き、状態に応じたアニメーションの切り替えなどコントロールしなければならない値が多いためです。

 Unityでは、すでにキーボードの矢印キーで操作するキャラクターのパッケージ「CharacterController Package」が「Standard Asset」に含まれています。3Dビューアで使用した「Skybox」など、他にもゲームでよく使われる機能をパッケージ化したものが「Standard Asset」には含まれています。手っ取り早く動くものを作ってみたい場合に利用すると便利です。

 ソースコードも見ることができるので、実際に動かして少しずつカスタマイズしていくと、自分で実装するときの勉強にもなります。今回は傾きセンサで操作したいので、矢印キー入力の部分のみ書き換えて、このパッケージを利用していきます。

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