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» 2012年12月26日 10時00分 UPDATE

ITコスト削減とIT運用改善を両立させよう:とうとう来た、「中小企業にこそサーバ仮想化」の時代

中小企業では普通に見られるIT環境が、実は大きな危険をはらんでいることをご存じだろうか。中小企業の大部分は、業務システムやデータを安心して利用し続けられるような状況ではないのだ。そうはいっても、コスト削減が急務なのに、対策などできない ――。このジレンマを解消できる、おそらく唯一の解決策が、サーバ仮想化だ。

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中小企業の典型的なITが「危ない」理由

 いまどき、中小規模の企業でも、サーバ機の3台や4台はあるのが普通だ。会計システムや人事給与システム、グループウェア、各種のファイルの置き場所として使われているファイルサーバなど、複数のサーバ機が存在する。データセンターやサーバルームにIT機器を集約している大企業と違い、それらはたいていオフィスに置かれており、管理するのも専門家ではない総務担当者や、パソコンにちょっと詳しい社員であったりする。管理担当者がばらばらなことも多い。

 社内の業務システムやファイルサーバのデータは、きちんとバックアップされているだろうか。また、バックアップされている場合、データ復旧の手順は確実に把握できているだろうか。サーバ機のハードディスクが故障したりしたら、それだけでお手上げという企業も多いのではないだろうか。東日本大震災以来、災害への備えがITについても求められているが、それ以前に、日常的なITの安定稼働の確保でつまずいている企業が多い。

 こうした問題を改善する、手っ取り早い方法がサーバ仮想化だ。サーバ仮想化では、複数のサーバを1台に集約できる。つまり、これまでばらばらに動いていたサーバを集中管理できる。すると、バックアップも単一の手法、単一のバックアップ機器を使い、1人で運用できるようになる。これまでのように複数の人々が行うよりも、はるか運用が確実になる。バックアップ以外の管理作業についても、管理対象となるハードウェアの数が激減するため、非常に楽になる。

 もちろん、サーバ仮想化では、サーバの集約によって運用コストが削減できる。さらに、サーバの設置スペースは節約できるし、消費電力も抑制できるなど、よいことずくめだ。

 サーバ仮想化は、もう珍しい存在ではなくなっている。中小企業の担当者でも、もちろん聞いたことがあるだろう。だが、中〜大規模システム向け、ある程度予算がある企業向けの技術だと思われてきたきらいがある。

中小企業でも、大企業とまったく同じ技術が使えるようになった

 これまでは、それもあながち間違いではなかった。例えば仮想化製品としてトップシェアを誇るヴイエムウェアの「VMware vSphere」という製品は、安定的な稼働と多くの運用管理負荷の低減などで、国内外に豊富な実績がある。しかし、1CPUサーバ中心で運用している中小企業では導入しにくかったのが実情だ。中小規模の仮想化環境向けに「VMware vSphere Essentials」というパッケージ製品が提供されてきたが、サーバ統合と管理する機能のみで、仮想化のメリットであるvMotion(ライブマイグレーション機能)などの機能がなく、安価だが仮想化のメリットを享受することが難しい。また、vMotionなどを実装している「vSphere Essentials Plus」もあるが、2CPUサーバを3台仮想化することを対象としたライセンスで、1CPUサーバで運用している企業にとっては、オーバースペックであったといえる。

 そこで、ヴイエムウェアでは2012年10月、中小企業向けに新たな VMware vSphereライセンス「VMware vSphere Standard Limited エディション」の提供を開始した。これは、富士通をはじめとする国産サーバベンダーのみを通じて入手できる「国内限定のVMware vSphere」。非常に安価だが、機能は通常のStandardエディション、つまり大企業が使っている製品と変わらない。

では、なぜvSphere Standard Limitedエディションは安価なのか。1WAYサーバ(つまりCPUを1基しか搭載できないサーバ機)専用ハードウェアに紐づいたライセンスだからだ。

 ヴイエムウェアのパートナービジネス本部OEM営業部長である加藤浩晶氏は、「これまでの製品は、サーバを変えてもそのまま使い続ける永続型で、2CPUサーバを利用されているお客様を対象とするある程度の規模以上のお客様向けだった。それを、特定のサーバに固定することによって、比較的安価に提供できる」と話す。また、vSphere Standard Limited エディションの場合はハードウェアのリースや償却の管理とソフトウェアのライセンス管理が1つになるので、IT選任担当者がいない企業では、非常に管理しやすくなる。「1CPUサーバ2台をこのライセンスを使って仮想化すれば、サーバ統合、システムの延命だけでなく、vMotionなどの高可用性と高い運用性など、多くの仮想化のメリットを享受することができる。1CPUサーバを5〜10台利用している中小企業の方向けのライセンスです」と説明する。

低価格でも堅牢、富士通PRIMERGYの底力

im_ait_primergy01.jpg 写真はPRIMERGY TX150 S8。人のささやき声程度の静かなサーバ機で、これを使い、62万9000円からの低コストで仮想化がすぐ始められる。2台購入すれば、業務アプリケーションをサーバハードウェアの障害から保護できるほか、遠隔地を結んだ災害対策が即座に実現できる

 VMware vSphere Standard Limited エディションを搭載したサーバとして、富士通が提供するのは「PRIMERGY(プライマジー) TX150 S8」とラックマウント型1Uサイズの「同RX100 S7」の2種類、どちらも1WAYサーバだ。タワー/ラック兼用型のエントリーサーバであるTX150 S8は、1WAYとはいってもCPUは8コアまで、メモリも96GBまで搭載できるため、数台程度の仮想サーバなら稼働させるのに十分な処理能力を持っている。実測値30dBの静音性を実現し、オフィス内に置いても騒音がまったく気にならない。複数台の集約にも使える構成で62万9000円(税抜き)からという価格で導入できる。

 VMware vSphereはPRIMERGYが搭載するUSBフラッシュモジュールにインストール済みで、仮想化の導入といっても、一般のサーバにOSをインストールするのと大差ない作業でできるようになっている。また、ヴイエムウェアでは同社サイト内に「IT価値創造塾」というコーナーを設け、中小企業が仮想化に取り組む場合のノウハウなどを提供しているので、それもぜひ活用していただきたい。

 仮想化してサーバを統合するということは、1台のハードウェアですべてが稼働するということだ。基幹業務を含む安定稼働が求められるようなサーバを統合して大丈夫だろうかという不安を持つかもしれない。しかしPRIMERGYは堅牢な設計になっており、電源ユニットなど壊れやすい部品を冗長化することもできる。また、ハードディスクも信頼性の高いSASハードディスクを搭載し、それをRAIDで組めば1台のハードディスクが壊れてもデータが保護される仕組みで安全性を高めることができる。また、「ServerView Operations Manager」というサーバ監視ツールにより機器障害の予兆検知を行うことも有効だ。

 さらに可用性を高めたいのであれば、2台導入してハードウェアそのものを冗長化する方法もある。これで、万が一の場合にもスタンバイ機に切り替えて業務を続けることができる。

データ保護や事業継続でここまで役立つ

 サーバ仮想化はバックアップが楽になるという点をもう少し掘り下げてみよう。大事なものは必ずバックアップを取っておけというのは常識ではあるのだが、実際にはあちこちに分散したサーバをそれぞれ異なる方法でバックアップし、いざという時にリストアできるかどうかは分からないということもよくある。また、中小規模の企業ではそもそもバックアップを取ってすらいないということも珍しくない。サーバの仮想化を機に、それを一新することができる。仮想サーバそのものをイメージとしてバックアップするため、それを戻すのも至極簡単になる。

 離れた場所に支店がある場合、そこにもう1台のサーバ機を置き、2台のサーバ間でデータを定期的に複製することで災害対策にもなる。2011年3月の震災以降、災害対策はどのような企業でも必要性を感じているところだが、バックアップサイトを持つというのは相当大規模な投資が必要になるため、簡単には取り組めない。しかし、仮想化したサーバを2台導入するだけならそれほど難しくないだろう。

 バックアップや事業継続にもっと真剣に取り組みたい場合には、専用のアプライアンスと組み合わせるという方法もある。富士通では、「ETERNUS(エターナス) BE50」というバックアップ用ストレージのアプライアンスも提供している。こちらも1WAY機に、シマンテックの「Symantec Backup Exec」を搭載し、バックアップ用途に加え物理サーバから仮想マシンへの変換にも使える。しかもライセンスフリーで、4.5TBまでならパソコンからサーバまで何台でもバックアップできる。データは重複排除されるため、バックアップの期待容量は45TB相当とこれ1台で十分賄える。定価は150万円。もう1台を遠隔地に導入し装置間でバックアップデータを複製すればそのまま災害対策にも転用できる。ネットワーク帯域は安価な汎用の光回線で十分。まさに中小規模での利用に最適と言える。このように状況に応じて、富士通製品でさまざまな組み合わせが可能だ。

 これまで見てきたとおり、サーバ仮想化は、

  • もう難しくない
  • 小規模利用でも十分価値がある
  • バックアップや災害対策が簡単

というわけで、中小企業でも素通りしていい技術ではなくなっているのだ。

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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2013年2月5日

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