TouchDevelopでプログラミングを始めるための基礎知識iPad上でアプリ開発は、どこまでできるのか(2)(3/4 ページ)

» 2013年03月18日 18時00分 公開
[蜜葉優,@IT ]

別のプログラムに切り出して再利用する

 ここまで書いてみて、編集可能なtext boxを利用したい場合は、毎回text boxに背景を設定して、枠を設定して、文字色を設定して…… とするのは、とても面倒に思われたでしょう。そこで、編集可能なtext boxと編集不可能なtext boxのコードを別のプログラムとして切り出して、再利用できるようにしてみましょう。

新しいコードの作成

 新しくコードを追加しましょう。「code」にある「new」をタップします。

新しいコードの作成

 すると、今までの「main」とは別のコードが書けるようになります。新しくできたコードには自動的に「go」という名前が振られます。goをタップしてコードの名前を「editable text box」に変更します。

コード名をeditable text boxに変更する

パラメータ(引数)を定義するには

 次に、editable text boxのパラメータ(引数)を定義します。今回は2つ必要なので、「add input parameter」を2回タップします。

パラメータの追加

 パラメータを生成すると、Number型(数値のみ入る)で生成されるので、同様にパラメータ名をタップして、String型(文字列のみ入る)の「text」、Number型の「size」というふうに定義します。

パラメータの定義を変更

返り値を設定するには

 次に、返り値を設定します。「add input parameter」と同様に「add output parameter」をタップして、TextBox型で「return textbox」を定義します。

return textboxを定義

コードを再利用してみよう

 次にmainに戻って、先ほど記述した、編集可能なtext boxのためのコードをカットして、editable text boxに張り付けます。

編集可能なtext boxのコードをマーク
editable text boxに張り付け

 表示する文字とフォントサイズが固定値になっているので、パラメータのtextとsizeに書き換えます。

text boxにパラメータを渡す

 最後にreturn textboxにtbを代入します。

return text boxにtbを代入

 もう一度mainに戻りましょう。先ほど作成したeditable text boxが呼び出せるようになっています。

editable text boxを実行する

 text boxと同様に表示したい文字列とフォントサイズを渡して、editable text boxを実行しましょう。

text boxと同様に利用できるeditable text box

 実行すると編集可能なtext boxが1行で表示できることが確認できます。

編集できるtext box control

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