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» 2013年03月29日 18時00分 UPDATE

安藤幸央のランダウン(64):勉強会主催者・参加者が知らないと泣きを見る48のサービス&テクニック (1/2)

主にIT技術者向けのイベントを開催する際に便利な登録サービスや紹介・検索サービスと、その特徴、イベント開催のノウハウを紹介しよう。

[安藤幸央(yukio-ando@exa-corp.co.jp),エクサ]

イベント参加者も必見! 開催の裏側も分かる

 皆さんは、各地で開催されている勉強会(ミートアップ)やセミナーなどに参加したことはあるでしょうか?

 無料で開催される、ごく小じんまりとした内輪の勉強会から、都内企業の大きな会場を使った大規模セミナーまで、さまざまな形態があります。また、企業が商品やサービスの告知や求人を主目的としたものから、仲間内での純粋な技術やデザイン関連に特化した勉強会まで、さまざまなスタンスのものがあります。仕事場や自宅の場所や、仕事の時間が自由になる/ならないといった仕事の形態や、興味の対象などによって勉強会参加の自由度は変わります。

 特に首都圏にお住まいで、@ITの読者であれば、何かしらのイベントに参加したことのある人が多いのではないでしょうか? そして中には、ご自身で勉強会を開催したり、セミナーでご講演したりする方もいらっしゃることでしょう。

 今回は、それら主にIT技術者向けの中小規模イベント/勉強会を開催する際に便利に活用できるイベント登録サービスや紹介・検索サービスと、その特徴、イベント開催のノウハウを紹介します。

イベント登録サービスを選ぶ10のポイント

 国内で使えるイベント登録サービスもメジャーなものから、珍しいものまで数多くありますが、いったいどのような観点でどのようなサービスをチョイスしていけば良いのでしょうか?

 ポイントはいくつかありますが、主立った観点は以下の通りです。

  1. 自身が参加者として使ったことがあり、参加者としてサービスの使い方を把握しているか?
  2. 参加者はどのようなIDで登録可能か? Facebook ID、Twitter ID、独自ID?
  3. 有料イベントの場合、決済方法が用意されているか?(クレジットカード、銀行振込、PayPal、現地で現金支払い? 領収書の発行は?)
  4. 有料イベントの場合は、決済手数料も考慮
  5. イベント参加者への一斉通知の機能が平易に使えるか?
  6. イベント登録者が簡単にキャンセルできる仕組みが整っているか?
  7. 過去のイベントの内容をコピーして再利用できるか?
  8. イベント終了後に、資料配布など、フォローする仕組みがあるか?
  9. ハッシュタグ、SNSとの連動の仕組みが用意されているか?

IT技術者がよく使うイベント登録・管理サービス10選

 以下、よく使われている、イベント登録サービスを紹介します。それぞれの特徴や機能ポイントをお知らせしていますが、それぞれのサービスは随時更新されており、より機能強化されていたり、使える機能が縮小されたりする可能性があります。詳細は、それぞれのサイトを確認してください。

 どのサービスを活用するかは、主催者次第、機能次第です。ご自身がよくユーザーとして利用するサービスや、ご自身が参加しているコミュニティがよく使っているサービスを使うのが得策でしょう。「慣れ」も1つの使いやすさの大切な要素です。

【1】ATND(アテンド) betaイベントアテンド

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 IT業界では古くから使われている、イベント作成・チケット販売・参加者の出欠管理ができるイベント登録サービスです。最近ベータ版(ATND beta)から正式版(イベントアテンド)になりましたが、引き続きベータ版を好んで使い続ける人たちも多いようです。参加者数、定員やキャンセル待ちの状況が分かりやすく、管理者、参加者ともども、参加数、キャンセル数を把握できます。

 TwitterやFacebook、Google、はてなIDなど、さまざまなIDで登録できるのも便利な点です。その一方、手軽に登録できるため、一部のイベントでは当日連絡もなく不参加になるドタキャンが多い傾向があるようです。

 正式版の方は課金にも対応していて、コンビニ決済など数多くの決済方法に対応しています。

【2】PeaTiX(ピーティックス)

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 誰でもイベント作成・チケット販売ができるツールです。QRコードチケットを発行し、複数の価格帯での有料イベントを開催しやすい仕組みが提供されています。見やすく使いやすいデザインで、躍進中です。

 後述するように、イベント開催者向けのノウハウを惜しみなく伝授してくれるブログ記事が大変重宝します。有料イベントの際の手数料も大変安価です。

【3】Zusaar(ズサー)

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 決済できるソーシャルイベントプラットフォームです。TwitterやFacebookのアカウントでログイン可能で、参加者への一斉通知が容易です。PayPalまたはクレジットカードによる決済が可能で、非公開なクローズドイベントの開催にも対応しています。

【4】EventRegist(イベントレジスト)

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 iPhoneやAndroid、Windows Phone用のQRチケット読み取りアプリが準備されています。パスワード付き、非公開イベントが作れたり、イベント固有のページデザインを準備できます。

 領収書を自動発行したり、イベント参加者のデータを一括ダウンロードしたりと、至れり尽くせり、細かいところまで手間を掛けて、こだわりたいときに便利なサービスです。

【5】こくちーず(告知's)

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 勉強会、イベント、セミナーの申し込みフォームを無料で作成できます。開催日や開催地で検索したり、イベント主催者から開催イベントが検索できるのも特徴です。

 問い合わせフォームを用意したり、別途懇親会の受付、アンケートの実施と統計分析などが行えます。

【6】EventForce(イベントフォース)

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 知人同士で、参加イベント情報を共有したり、おすすめのイベントを通知してくれたりするのが特徴のサービスです。有料イベントの際の手数料が比較的安価なのも特徴です。

【7】TwiPla(ツイプラ)

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 Twitter IDのみでイベント告知・出欠管理・日程調整をするのが特徴のサービスです。知人の間で、日程調整をしつつ、イベント開催日時を決定するような用途に便利に使えるでしょう。

【8】Doorkeeper(ドアキーパー)

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 コミュニティを中心としたイベント開催のためのサービスです。例えば、コミュニティでの月1回の定例会を企画したり、定期的なイベント開催に特に便利に活用できるサービスです。

【9】PARTAKE

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 ATNDの細かな問題を解消することを目的としたサービスです。

【10】connpass(コンパス)

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 過去のイベントのまとめ、活動の告知、イベントプロフィールの作成が充実しているサービスです。

有益なイベントを探すためのサービス6選

 そもそも、有益なイベントをいち早く知り参加するためには、どうしたら良いのでしょう? 1度参加して良かったイベントは、上記で紹介したイベントサイトのイベントページやTwitter、FacebookページなどのSNSアカウントをフォローして次回の告知をチェックすることや、知人からイベントを聞いて一緒に参加することなども多いでしょう。

 アンテナの感度を高く張り巡らせ、無料/有料に限らず、有益なイベントをキャッチする経路を確保しましょう。下記のようなイベント紹介サービスを便利に利用するのもイベントを最大限に活用するコツです。

【1】IT勉強会カレンダー

 IT技術者に大人気のGoogle カレンダー形式の共有カレンダーです。上記イベント登録サービスの中からIT技術者向けの勉強会が有志によって登録されています。

【2】イベントカレンダー+ログ

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 @ITが提供する、IT・製造業・ビジネス関連のイベント登録・検索サービスです。上記「IT勉強会カレンダー」「@ITラーンニングカレンダー」に登録されたイベントも含めて一元的に検索でき、講演資料や動画のまとめ機能、イベントレポートの投稿機能もあります。詳細は、5分で分かる紹介記事を参照してください。

【3】AZusaar!!(アズサー)

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 ATND/イベントアテンド、Zusaar、こくちーず、PARTAKE、connpass、doorkeeperのイベントと会場周辺のホテルを検索できるサービスです。

【4】IT勉強会ナビ by Forkwell

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 前回紹介したプロフィール登録サービス「Forkwell」が提供するイベント専用検索iPhoneアプリです。ATND/イベントアテンド、Zusaar、connpass、Doorkeeper、PARTAKEのイベントを検索できます。

【5】EventStats

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 ATND・Zusaar・Partake・connpassの参加者数の推移をチェックできるサービス。人気のイベントが分かります。

【6】イベントリコメンったー

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 Twitter IDから知人、フォロワーが参加しているATND/イベントアテンド、Zusaar、connpassのイベントを知ることができます。

海外のイベント登録・紹介サービス2選

 海外のサービスは、日本からはなかなか利用しづらいかもしれませんが、例えば海外のカンファレンスに参加したときに、夜に開催される勉強会(ミートアップ)に参加するなど旅行や出張中に参加するなどの活用方法があるでしょう。

 また、時差の面で参加はなかなか難しいかもしれませんが、オンラインで開催されるイベントもあります。以下は、日本からも使われていることが比較的多いサービスです。

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