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» 2013年04月11日 18時00分 UPDATE

Androidで動く携帯Javaアプリ作成入門(41):Android 4.x時代のアプリにないと残念なActionBarとは (1/3)

Android 2.x以前のタイトルバーを置き換えつつ、ロゴ、ボタン、タブなどを配置できるツールバーについて、基本的な使い方を解説します。

[緒方聡,イーフロー]

どのバージョンのAndroidをサポートするか、それが問題だ

 Android 4.0(コードネーム「Ice Cream Sandwich(ICS)」)が登場したのが2011年10月19日、登場から1年半が経とうとしています。Android 4.0以上のシェアはここ1年半でじわじわと増えて、大体Android 2.3(コードネーム「Gingerbread」)が45%、Android 4.0以上が45%、それ以外が10%という具合です。

android41_1.jpg 図1 2013年2月1日時点でのシェア推移

 依然としてAndroid 2.3が根強いですが、これからもAndroid 4.0以上、特にAndroid 4.1/4.2(コードネーム「Jelly Bean(JB)」)が徐々に市場に浸透していくでしょう。おおよそ45%ずつシェアを分けている今日こそ、メインターゲットをAndroid 4.0以上に見据えるターニングポイントが来ているといえるかもしれません。

コラム 最新のAndroid状況

 そして、本原稿執筆中に2013年3月1日時点でのシェア推移が公表されました。

android41_2.jpg 図2 2013年3月1日時点でのシェア推移

 チャートを見ると、Android 4.0のシェアが50%に近づいているのが見て取れます。ICSとJB(4.0以上)の合計が45.1%、Gingerbread(2.3)のシェアが44.1%となり、ようやくICS/JBがGingerbreadを追い抜きました。しかし、Android 2.2(コードネーム「Froyo」)も合わせると、まだまだレガシーAndroidのシェアが多い状況にあり、まだまだそれらのサポートは「重要である」といえそうです。

 以下のサイトで、Androidのシェアレポートを参照可能です。

 プラットフォームのバージョンに加え、画面サイズ、OpenGLのバージョンなどもグラフにまとまっていて、Androidアプリの企画・開発の助けになるはずです。


 そこで、今回はICSからの主要な機能の1つであるActionBarについて解説します。ICS以降の標準アプリではActionBarが使用されており、利用者に一貫したユーザー体験を提供するために使用することが推奨されています。

Markdownエディタをモチーフにしたサンプルアプリ

 今回のサンプルアプリはMarkdownエディタをモチーフにして、ActionBarの機能を解説します。以下の動画をご覧ください。

output.mp4サンプルアプリの動画(画像をクリックすると、再生します)

 Markdownとは、最近流行り「書きやすく読みやすい軽量マークアップ言語」で、GitHubやはてなブログなどで広く採用されています。今回のサンプルでは複雑になり過ぎないよう「見出し」「個条書き」のみ対応しています。Markdownの詳細に関してはMarkdown提案者の文法解説ページ「Markdown Syntax Documentation」を参照してください。

 上の動画でざっと機能を操作しています。ActionBar上のMenuItemで画面を切り替えたり、処理を行ったり、ActionBarを動的に操作しています。これらの方法や内容に関して、次の章から解説します。

 今回のサンプルアプリは、以下よりダウンロード可能です。

ActionBarとは

 ActionBarとは、Android 2.x以前のタイトルバーを置き換えつつ、ロゴ、ボタン、タブなどを配置できるツールバーです。

android41_3.jpg 図3 アクションバー(縦向き)
android41_4.jpg 図4 アクションバー(横向き)

 上図の赤枠で囲まれたものがActionBarです。縦向きと横向きで表示のされ方が異なることに注意が必要です。横向きのActionBarの一番右にある3つの縦点ボタンは、Menuボタンのハードキーを備える機種では表示されません。エミュレータでは[Clone Device]の[Buttons]の部分でハードキーまたはソフトキーを切り替えられます。

 例えば、プリセットされているNeuxs Sは以下のようにハードキーです。

android41_5.jpg 図5 Nexus SのAVDのボタン設定
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