フォーティネット、性能向上をさらに追求した新モデル標的型攻撃対策などの新機能をより快適に

フォーティネットジャパンは4月18日、UTMアプライアンス「FortiGate」シリーズの新機種、4製品を発表した。

» 2013年04月19日 12時22分 公開
[高橋睦美,@IT]

 フォーティネットジャパンは4月18日、UTMアプライアンス「FortiGate」シリーズの新機種、4製品を発表した。2012年12月に発表した専用OSの新バージョン、「FortiOS 5.0」の新機能をより快適に使えるよう、さらなるパフォーマンスの向上を実現しているという。

 FortiGateシリーズは、ファイアウォールやVPN、IPS、アンチウイルスなど複数のセキュリティ機能を1つの筐体で提供するUTMアプライアンスだ。独自開発のASIC「FortiASIC」とFortiOSを活用し、コストパフォーマンスに優れている点が特徴だ。

 新モデルも、「あくなきネットワーク高速化というニーズに応えるとともに、標的型攻撃対策などFortiOS 5.0で搭載された新たな機能をより快適に動かすことに焦点を置いた」(フォーティネットジャパン プロダクトマーケティング部 部長 伊藤憲治氏)。ファイアウォールやVPNの処理を高速化するネットワークプロセッサ「FortiASIC NP4」と、アプリケーションレベルでのセキュリティ処理を行う「FortiASIC CP8」という最新のASICを搭載することにより、パフォーマンスの向上と消費電力の削減を両立させているという。

 新モデルのうち「FortiGate-3600C」は、FortiASIC CP8を2つ搭載したハイエンドモデルで、サービスプロバイダーやデータセンター、大企業などを対象にしている。10ギガビットイーサネット(GbE)を12ポート、GbEを18ポート備えている。ファイアウォールのスループットは最大で60Gbps、IPSec VPNは25Gbps、IPSは14Gpbsと、ボックス型製品では最速の性能を実現した。参考価格は1900万8000円となっている。

 同じくサービスプロバイダーやデータセンター、大企業などをターゲットとした2Uサイズのモデル「FortiGate-3240C」は、ファイアウォールで最大40Gbpsのスループットを実現し、参考価格は1239万6000円、中堅企業や大企業の支店などを対象とするミッドレンジモデルの「FortiGate-800C」は、ファイアウォールスループットが最大20Gbpsで385万6000円。通信事業者向けのシャーシ型製品「FortiGate-5000」用のモジュールである「FortiGate-5001C」は2217万2000円となっている。

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