IBM、ITインフラの再編でアステラス製薬と戦略的アウトソーシング契約を締結契約期間は8年間

米国IBMはアステラス製薬と8年間の戦略的アウトソーシング契約を締結した。

» 2013年05月17日 16時47分 公開
[藤本和彦,@IT]

 米国IBMは2013年5月17日、アステラス製薬と8年間の戦略的アウトソーシング契約を締結したと発表した。

 この契約は、アステラス製薬が一層のグローバル展開を促進するため、日本、米州、欧州の3地域のITインフラを再編するとともに、研究開発型のグローバル企業を目指す日本の製薬企業を支援する体制を構築する。

 IBMは、アステラス製薬に対し、IT運用サービスを全体として管理するサービスインテグレーション、サービスデスク、データセンターサービスなどのITインフラ基盤を提供する。ITシステムの運用、監視、IT関連機器のサイト配置、サービスデスクといった一部の機能ではクラウドを活用する。全世界に配置された最適な拠点から提供されるという。

 日本IBMは2013年3月に、シャープのIT業務を10年間にわたり受託したことを発表している。具体的には、2013年2月から2023年3月末までの約10年間、シャープの生産・販売拠点における業務アプリケーションの企画、開発、保守やシステム運用といった業務アウトソーシングを日本IBMが受託することで、シャープのITコストの低減を図る。

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