世界のITエキスパートたちを捕獲! 凸撃インタビュー<htmlday> 凸撃生放送舞台裏 Photoレポート

6月8日、Web技術者のお祭り<htmlday>が開催された。筆者は、html5jスタッフの村岡正和氏と共にイベントの舞台裏に潜入。その模様をレポートする。

» 2013年06月11日 17時15分 公開
[太田智美,@IT]

 6月8日、Web技術者のお祭り<htmlday>が開催された。本イベントは、同日に複数の技術者向けイベントが開催されることを知ったHTML5コミュニティ「html5j」が主催。「それぞれのイベントが競合になるのではなく、手を取り合って日本のWebを盛り上げたい」と考え、日本全国から32のイベントが集まり実現した。延べ参加予定人数は、1555人。筆者は、html5jスタッフの村岡正和氏と共に、東京で行われた3つのイベントの舞台裏に凸撃生放送部隊として潜入。その模様をレポートする。

レポーターの村岡正和氏(ヘルメット製作:若狭正生氏) レポーターの村岡正和氏(ヘルメット製作:若狭正生氏)
筆者も同行し、潜入取材を決行! 撮影:@glatyou(WEBCRE8.jp) 筆者も同行し、潜入取材を決行! 撮影:@glatyou(WEBCRE8.jp)

Build Insider OFFLINE

 1つめのイベントは、最新Web開発技術をテーマにしたデジタルアドバンテージ主催の「Build Insider OFFLINE」。

Build Insider OFFLINE イベント会場

 会場は、満員。技術者たちの真剣で白熱した空気がムンムンとしていた。

イベント参加者の様子

 セッションが終わると、休憩時間には長蛇の列が。

長蛇の列

 その視線の先には……。

技術者に翼を授ける2人の女性
翼を授かり、思わずニヤけるデジタルアドバンテージ 一色政彦氏(主催者) 翼を授かり、思わずニヤけるデジタルアドバンテージ 一色政彦氏(主催者)

 2人の女性が、技術者たちに翼を授けていた。こうして、翼を授かった参加者たち(主催者含む)は、その後に続くセッションへとさらなる熱を燃やしていた。

 楽屋に潜り込むと、そこには今回のイベントの代表者が。デジタルアドバンテージ代表取締役 小川誉久氏に、イベントの趣旨とこれからのエンジニア像について直撃してみた。「私は、エンジニアには、カッコよく・イケていてほしいと思っています。イケてるエンジニア像とは、無駄なく効率よく仕事ができて、自分の持てる力を前進させられるような、そういう人かなぁ〜。例えば、組織の中で『会議がつまらない』とぐだぐだ過ごしている時間は無駄。そんなふうに日々を送っている人は、もっと小さなユニットで頑張ってもらいたいんです。よなよな「あの課長は○○だ」などとつまらないことを言っていないで、新しい技術をどんどん習得して、できるエンジニアになってほしいです」(小川氏)。

デジタルアドバンテージ代表取締役 小川誉久氏 デジタルアドバンテージ代表取締役 小川誉久氏

Test the Web Forward

 続いての凸撃先は、Google Japanで開催された「Test the Web Forward」。参加者には、おそろいのTシャツやシールが配布されていた。

Test the Web ForwardのTシャツ
シール

 会場には、イベント主催者のRebecca Hauck氏が来日。凸撃部隊は、インタビューに急行した。

Adobe CSS Working Group Rebecca Hauck氏 Adobe CSS Working Group Rebecca Hauck氏

 「なぜこのイベントを企画しようと思ったのですか?」という質問に対し、Rebecca氏は次のように答えた。「Webは世界の皆のものです。私たちは、Webがよりよくなるためにテストを行い、貢献できるイベントをやりたいと思っています。そのために、世界から複数のコミュニティの人が集まる機会が必要でした」「日本人の熱心さには、とても驚きました。イベントの登録を開始したとたん、すぐに満席になりました。そして、参加率が高いことにも驚きました。さらに、チームの管理がうまく、イベントをスムーズに行うことができました」「私たちは、各地域でこのようなイベントを行う場合、そこにいる専門家の得意分野に合わせたテストを選びます。今回であれば、日本人が詳しい縦書きのCSSや、日本語で使っているフレックスボックスの問題を発見することができました。やはり、世界中のいろいろな地域に行かなければ、このような問題に気付くことはできません。こうして実際に来ることが、とても大事なことだと思います」(Rebecca氏)。

CSS Working Group

 「また日本に来て、このようなイベントをやってください」とお願いすると、意外な言葉が返ってきた。「Test the Web Forwardのイベントは誰でもできます。私たちは、ここで種を植えました。この経験を最初の経験として、このようなイベントを増やしていってください」(Rebecca氏)。筆者たちは、この言葉にドキドキしながらインタビューを終えた。

W3C Developer Meetup

 最後のイベントは、「W3C Developer Meetup」である。イベント会場に入り、まず最初に目に飛び込んで来たのは大量のどら焼き。来場者1人1人にHTML5のロゴ入りどら焼きが配られた。

HTML5のロゴ入りどら焼き HTML5のロゴ入りどら焼き
HTML5のロゴ入りどら焼き(アップ)

 オープニングセレモニーでは、W3CのMarie-Claire Forgue氏がドラえもんの気ぐるみを着て登場。後ろを振り向けば、html5jスタッフはフクロウの気ぐるみを着て働いていた。

ドラえもんの気ぐるみで登場したW3CのMarie-Claire Forgue氏 ドラえもんの気ぐるみで登場したW3CのMarie-Claire Forgue氏
html5jスタッフ html5jスタッフ

 会場は、こちらも満席。世界各国からの顔ぶれが並んだ。

来場者

 セッション終了後には懇親会が用意されており、多くの技術者たちが親睦を深めた。

懇親会1
懇親会2
懇親会3
懇親会4

 懇親会ではカエルも登場。すでに酔っ払っているようで、もうだめになっている。

カエル

 さらに、W3Cとhtml5jのオリジナルケーキも用意され、こんな一幕も……♡

懇親会5
懇親会6

 こうして無事に(?)Web技術者のお祭り<htmlday>は幕を閉じた。とにかく、皆がワクワクしていた1日だった。技術者の世界は、エキサイティングでかっこいい。

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